ベータカロチン摂取に海苔がいい理由とは……？①

ベータカロチン（βカロチン）の効果

前回、
“海苔に含まれるベータカロチン”
につてお話しましたが、ではこのβカロチンが体にとってどのような効果があるのでしょうか

ほうれん草の５倍のベータカロチンを含む海苔【改】

《ベータカロチンの効果》
・抗酸化作用で、若さを保つ
・動脈硬化および心筋梗塞の予防
・プロビタミンAとしての効果

抗酸化作用で、若さを保つ

ベータカロチンには抗酸化作用があり、からだの老化を防ぐ効果があります。老化を食い止めることで、さまざまな疾病の予防に繋がります。ベータカロチンを摂取することは若さを保つ事にも繋がるといえます。

動脈硬化および心筋梗塞の予防

ベータカロチンが、悪玉コレステロールを減少させる事で、血中脂質を正常にしてくれます。ベータカロチンの効能により、動脈硬化や心筋梗塞などの疾病を予防する事になります。

プロビタミンAとしての効果

前回記事に書きましたが、ベータカロチンは体内でビタミンAが不足した時に、必要な分だけ（不足した分だけ）変換されます。
つまり、
ベータカロチンは、肌や目の健康を維持する効能や、健全な成長の促進など、ビタミンAの効果を全て持っています。

■ビタミンAの違い■

プロビタミンAはビタミンAとは異なります。ビタミンAの過剰摂取は健康被害をもたらします。(前回を参照）
プロビタミンAはベータカロチンがビタミンAに変換される前の化合物（プロビタミンA化合物）のことをいい、この化合物によりビタミンAの過剰摂取を防ぐことができるのです。
動物性食品から摂取されるビタミンAと植物性食品から摂取されるビタミンAは本質的に違います。
すなわち、プロビタミンAは植物性食品から変換した化合物をいいます。

優れた栄養素のベータカロチン。しかし、体内への吸収効率が良いものではありません。
次回はベータカロチンの効果的な摂取方法についてお話いたします。