徒然なる日々

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今週はダイエットの目標と体重管理についての話しです。
昨日は1日に落とせる脂肪の量は、70グラム~100グラムくらいだと書きましたが、

でも、毎日体重を測るともっと変動しているけど?
と思う人もいるでしょう。 そう、体重も体脂肪率も100gを超えてもっと大きく変動しています。

体重は1日で1kg以上変わることもありますよね。体脂肪率も数%くらい変わることもあります。なぜでしょう?

・体重の変動は脂肪以外のものが増えたり減ったりしてるのです。

・体脂肪率の変動は測定誤差なのです。

そのことを理解していないと、体脂肪計の表示される値に振り回され、一喜一憂してしまうことになりますよ。

身体の構成成分

人間の身体の構成は、筋肉や内臓や骨などは、たんぱく質やミネラルでできてますが、ミネラルは身体の重量の5~6%、たんぱく質は15~20%ほどです。脂肪は適正な範囲であれば男性は15~20%、女性が20~25%ですよね。

残りは何なのかというと、「水」 なのです。身体の重さの半分以上、50~60%は水分なのです。

短期間の体重変動は水分なのです

身体での水分の役割は、血液として栄養や酸素の運搬したり、老廃物や毒素の排泄したり、汗や呼気で蒸発することで体温調節をしたり、代謝をスムーズに行う役割があります。水分の出入り

ですから水分は頻繁に身体から出入りをするのです。

1日に呼気で300ml、汗で600ml、尿で1500ml、便で100ml、合計2.5リットルの水分が外に出るんですよ。暑くて汗をかく季節はもっと量が増えるでしょう。

重さでいうと、2.5kg以上ですよ。1日にそれだけ出ていくのです。

水分
もちろん、それだけ水分が出ていくわけですから同じだけ補給しないといけないわけです。みなさんは毎日水を飲むわけですよね。食事からも水分は補給されます。だけど、今体重を測定したタイミングで、水分の収支がどうなっているかによって体重はずいぶん変わってくるのです。

たくさん汗をかいたのに水をあまり飲んでいなかったら、体内の水分量は減っているでしょう。そういうときは体重は軽くなりますし、水を飲めば元に戻ります。測定時の水分量によって体重はけっこう変わるのです。

体重を正しく測定するためにそのことを理解しておきましょう。



ちなみに、汗をたくさんかくと痩せると思っている人が多いですが、残念ながら汗をかくことと脂肪が減ることは直接的には関係はありません。サウナへ行けば汗をかくから水分量が減り体重が下がるだけなのです。それはダイエットができているわけではないのです。



体脂肪率を正しく測定するために

体脂肪率も測定のたびにけっこう値が変わりますよね。1日のうちでも朝と夜で変化します。朝の体脂肪率は高く表示されたりします。

それはなぜなのでしょう。

分母が変わる

考えてみてください。体脂肪率とは体重に占める脂肪の重さの割合です。分子が脂肪の重さ、分母が体重全体の重さなんですよ。分子が変わっていなくても、分母の体重が水分量の変化で変わるのですから体脂肪率だって変わるのです。

それと変動する理由はそれだけではありません。

電気抵抗値が変動するのです

どういうことかというと、一般的な家庭用の体脂肪計は 生体インピーダンス法というものです。これは身体に電気を流してどのくらい流れるか(インピーダンス=抵抗 がどのくらいか) を測定することで、体脂肪の量を算定しているのです。

脂肪細胞というのは普通の細胞に比べて水分が少なく電気が流れにくいという特徴を利用しているわけですが、体脂肪の多い人は少ない人に比べて電気が流れにくいということなんですね。

もちろん流す電気は身体が感じないごくごく微量の電気です。ですから測定の誤差が大きいのですが、その時の身体の水分量や水分分布に影響を受けてしまうんです。

水分量や水分分布は1日の中で刻一刻と変わるのです。

水分量、水分分布の変化

例えば、朝起きてすぐは水分量が少なくなっています。寝ている時というのはけっこう汗をかくのですが、寝ているから水分補給できないですからね。

また長時間横になっているのですから体内の水分分布は体幹部に集まっていて、足の水分量が少なくなっています。

ですから特に足に電気が流れにくくなったりしますが、ほとんどの体脂肪計は足から電気を流しますよね。だから朝 体脂肪率を測定すると夕方より高めに表示されるのです。

そして、起きあがって活動を開始したら、徐々に足にも水分が行き渡るようになりますが、長時間同じ姿勢をしていると、例えば飛行機に乗ったり、長時間立ち仕事をすると足が浮腫みますよね。これらは水分分布が足に集まっているということなのです。

そのように水分分布は変化をするものなのです。

また、水分量が変わる要因はいろいろあります。トイレに行ったり、食事をしたり、運動で汗をかいたり、お風呂に入ったりすれば変化をします。水分が出入りしますからね。

また、塩分量によっても水分量は変わります。身体は塩分濃度を一定に保とうとします。ですから濃い味好みの人は体内の塩分が多く、その分水を多く蓄えて濃度を保とうとするんですね。塩を舐めると水を飲みたくなりますよね。そういうことなのです。

そして、そういったいろんな要因で変化する体内の水分量が体脂肪率の測定に影響するんです。

正しく測定するためには

なるべく信頼性の高い測定にするためには、毎回の測定条件をできる限り同じにすることがポイントとなります。

生活のスタイルによって、個人差はありますが、身体の水分分布が最も安定しているのは午後6時ごろから午後9時ごろです。

なるべくその時間帯に測定するが理想的ですが、時間帯にこだわることなく自分の生活サイクルの中で決めていいと思います。

昨日はお風呂の後、今日はお風呂の前とか、あるいは運動した直後とか、測定の条件があまり違わないようにするようにしましょう。

記録を残しましょう

とはいっても、体脂肪率の測定は、多かれ少なかれ日内変動による測定誤差が伴います。ですからダイエットの時には、週単位、月単位の長い目で見て、体脂肪率が増加傾向にあるか、それとも減少傾向にあるかで判断するのがよいのです。

そのためには、記録を残しておくことがとても大事ですよね。

ダイエット管理シート


管理シート(もしもし)

上記のようなグラフに書くと一番わかり易いです。これはほめやせで推奨している「ダイエット管理シート」なんですが、ダイエット管理シートすごくダイエットの体重管理に役立ちますよ。

ということで、次回はダイエット管理シートについて、体脂肪を重さで管理する利点について書きます。

ダイエットではただ「体重を落とす」のではなく、余分な脂肪を落とした結果として体重が落ちるようにするべきです。ダイエットをして体重を落とすと脂肪も落ちるのですが、落ちやすいのは脂肪よりも筋肉なのです。

できるだけ筋肉は落とさず、体脂肪だけを落とすことを意識してダイエットの計画を立てるのがいいのですが、では、そもそも、体脂肪が落ちるペースというのはどのくらいなのでしょう。

まずは脂肪が落ちる仕組みの話から始めましょう。

脂肪はどうやったら落ちるのか?

ずばり、脂肪を落とすための絶対的な条件は、摂取カロリーを抑え、消費カロリーを上げて、エネルギー収支のバランスを、消費が摂取を上回るようにしなくてはいけません。

カロリー摂取 < カロリー消費

                      消費カロリー>


摂取と消費が同じだったら太りも痩せもしません。
摂取が上回ったら太ります。
消費が上回ったら痩せられます。

これが大原則です。

脂肪というのは1日に使うエネルギー以上に摂り過ぎたエネルギーが身体で保管されているのです。ですから1日に食べるエネルギーを使うエネルギー以下にして、不足分のエネルギーを保管されている脂肪から使ってしまわないと減ることはないのです。

他に脂肪を落とす方法はありません。

世の中にはいろんなダイエット方法がありますが、運動系は主に消費カロリーを上げるためだし、食事を制限することは主に摂取カロリーを抑えるためであり (消費を上げる食べ物や食べ方もありますが)、いずれの方法もカロリー収支のバランスを痩せる側にするために行っているのです。

消費カロリー

では、そもそも人間は1日にどのくらいエネルギーを消費するものでしょう。

もちろん個人差はあって、体を動かす仕事の人と事務職の人では当然違いますし、健康状態などでも変わります。どんなリズムで1日を過ごすかによって差はあるのですが、一般的なおおよその値としては・・

成人男性で2000~2500kcal くらい。

成人女性で1700~200kcalくらいでしょう。

そのうちの約7割が基礎代謝です。 (男性約1700kcal 女性1200kcal)

基礎代謝とは仕事や家事など動くことで使われるエネルギー以外の消費のことです。例えば心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を維持したり、人が生きていくために使われるエネルギーのことをいいます。

そして、仕事や家事など日常生活で、あるいは運動など、身体を動かすことで使われるエネルギーを生活活動代謝といい、生活活動代謝は全体の2~3割くらいといわれます。

運動で消費できるカロリーというのはけっこう小さいのです。

例えば、散歩なら30分で75kcalくらい、ジョギングなら150kcalくらいでしょう。

摂取カロリー

それに対して食べる方のカロリーは

例えば、ご飯は一膳約170kcal 6枚切りの食パンが約160kcal
ラーメンなら約500kcalカレーライスなら約600kcal
ショートケーキは約300kcal メロンパンは460kcal
ポテトチップは450kcal ・・・

運動で消費できるカロリーは意外と小さく、30分もジョギングして150kcalしか消費できないのに、ポトチップとコーラで間食したら、600kcal以上摂取しちゃうんです。食べる方はカンタンにカロリーアップできちゃいそうですよね。

あれもこれも食べたい、と思っても、そこをぐっとこらえて1日の摂取カロリーを、消費カロリーを下回るようにしないといけません。

そして頑張って消費が摂取を上回って、差し引き 500kcal だったとしましょう。

脂肪が落ちるペース

500kcalの差し引きを作るということは、1日をわりと活発に過ごし、適度に身体を動かし、食事は自分の基礎代謝くらいまで落とすようにしたらたぶん達成できるでしょう。
それまで食べたいだけ食べていた人は最初はキツイと思うかもしれませんが、慣れてしまえばそんなに難しいことではありません。

ちなみに糖尿病の食事療法ってありますが、その時の目標は摂取カロリーを基礎代謝程度まで落とすのが基本です。

そして頑張ってつくったこの差し引き 500kcal が、どのくらいの脂肪燃焼に相当するのかというと・・

身体に蓄積された脂肪、1kgは7200kcalに相当します。脂質そのもののエネルギーは1kgあたり9000kcalですが、脂肪細胞は約2割ほど水分を含みますのでその2割分を差し引いて、7200kcalになるのです。

そこから計算をしてみると、500kcalというのは、たった70グラム なのです。

1日頑張って糖尿病の食事療法並みに食事制限し、運動もして、500kcalの差し引きを作っても、脂肪というのは1日にそのくらいしか落ちないものなんです。

ちょっとがっかりと思われるかもしれませんが、その積み重ねがダイエットで最も大事なことなのです。

だって1日に70グラムだって1ヶ月続けたら 2kg になるのです。3ヶ月続けたら 6kg になるし、半年続けたら 12kg になるのです。

つまり、おおよその脂肪が落ちるペースというのは、現実的にはこのくらいのペースなのだということです。

ダイエットの目標を立てましょうというと、多くの人は自分の落としたい体重を、落としたい期間で落とそうと考えます。中には 1ヶ月で5kg、10kg という目標にされる人もいるのですが、それがいかに無理なことなのか、わかっていただきたいと思うんですね。

1ヶ月で10kg落とすには


例えばAさんは目標を 1ヶ月に10kg と決めちゃったとしましょう。
diet-8 1kgの脂肪を燃やすのに7200kcal が必要ですから10kgだと 72000kcal です。それを30日で割ったら、1日に2400kcal も差し引きを作らないといけない計算になります。

2400kcalというのはジョギングで8時間分のエネルギーなんです。
それを30日続けないといけないのです。どう考えても難しいですよねぇ。

無理な目標を立てても達成はできないです。高すぎる目標を立てて頑張っても失敗が待っているだけです。

ですから、理にかなった、頑張れば実現が可能な範囲の中で、目標を立てる必要があるのです。



でもね、思いません?
1日に減らせる体脂肪の量が70グラムくらいと書きましたが、実際に毎日体重を測ると1日に何百グラムも、時には1kg以上変わっている時もあります。それは測定の誤差なのです。その誤差のせいで喜んだりがっかりしたり、一喜一憂する人が多いのですが

次回からはそういった話題、体重と体脂肪率を正しく測定するための知識について書きますね。

ダイエットのための体重管理と判定の方法のひとつに体脂肪率を測定する方法があります。

そもそも肥満というのは 必要以上に体に脂肪が増えすぎていることを言うのです。
ですから、体重が重たいか軽いか(BMI)よりも、体脂肪がどのくらいあるか(体脂肪率)のほうが重要なのです。



肥満とは体脂肪が多いこと

体重が重たいから必ず肥満というわけでもないですし、逆に体重は軽くても体脂肪が多ければ肥満なのです。いわゆる隠れ肥満の傾向の方は若い女性に非常に多いです。

BMIは身長と体重さえわかれば、体脂肪計がなくても肥満度の判定ができます。世界にはまだ体脂肪計が普及していない国も多いですし、だから世界的には、BMIの判定が主流ですが、日本は体脂肪計の普及率も高いです。体脂肪を見るようにしましょう。

で、体脂肪計に乗れば自分の体脂肪率を見れますが、それをどのように判定して行動に移すかということが大事なんですよね。まずは適正の範囲を知っておきましょう。



体脂肪率の適正範囲

体脂肪率には昨日は適正とされる範囲があります。

体脂肪率




この正常の範囲内になるよう、体脂肪を管理する必要があるんです。

多すぎるのも少なすぎるのもよくありません

多すぎるのはもちろんですが、体脂肪が少なすぎるのもよくないんですよ。脂肪にだって身体の中での役割があるのです。

食べられないときがあっても(飢餓の状態)、生きていけるために、必要なエネルギーを備蓄しておく役割や、体温を維持する保温の役割や、転倒などの外部からの衝撃から身を守るクッションの役割があるし、脂肪細胞から動脈硬化など成人病を予防する生理活性物質を分泌していたりもします。ちゃんと大切な役割があるのです。

ですから、極端に少なくしてしまうのは健康上問題が発生するのです。

しかし、現代社会は飽食の時代です。やはり増えすぎてしまっている人の方が圧倒的に多いんですね。

体脂肪が多すぎる問題

特にお腹周りにたまる内臓脂肪は、生活習慣病の原因になったり、健康上の問題を引き起こします。

もちろん、体脂肪が増えると見た目も良くないです。同じ重さでくらべたら脂肪は筋肉より体積が大きいのです。つまり全く同じ体重であっても体脂肪率が高い人のほうが太って見えるんですね。

ですから、体脂肪を落とさないといけないのです。



脂肪でなく筋肉が落ちていた?

ダイエットの時に体重が落ちると、多くの人は体脂肪が落ちていると思い込んでいるでしょうが、実はそうではないのです。

水分の変動

昨日と今日の体重でけっこう差があったりするときもありますが、そういった短期的な体重の変化は体内の水分量の変化がほとんどです。

グリコーゲンの変動

また、ダイエットを始めて最初にスムーズに2~3kg落ちてしまうことがありますが、それは筋肉の間に蓄積されていたグリコーゲンが落ちている場合が多いです。

落としたくない筋肉量

脂肪以外が減っても体重変動はするのです。そして、ダイエットの時に落としたくないもの、それは「筋肉」なのですが、ダイエットのやり方によっては体脂肪より筋肉が落ちてしまっていることもあります。

筋肉を減らすと不健康なダイエットになってしまいます。代謝も落ちてリバウンドもしやすくなります。ところが、体重を落とすことだけが目標になっていて、自分の何が落ちて体重が減っているのかまで確認していない人が圧倒的に多いです。それではよくないのです。

ダイエット中は体脂肪のチェックをして、きちんと体脂肪だけを落とすダイエットをすること、体脂肪が落ちることで結果として体重が落ちるようにするのが理想なのです。

特に、何度もダイエットとリバウンドを繰り返している若い女性に隠れ肥満が急増中です。自己流のダイエットで筋肉を減らしてしまうことが原因です。筋肉は減らさず、むしろ必要な部分に筋肉をつけながら、余分な体脂肪を落としていく、ボディメイクというのはそういうことなのです。

あなたのスタイルをチェックしてみましょう。身体の各部の理想とされるサイズがどのくらいか、チェックできますよ。

スタイルチェックシート」 プリントアウトして使ってみてください



ということで、次記事は脂肪が落ちるペースというのは実際どのくらいなのか?
という話題です。