合掌。一日遅れですが。半壊だった我が家にて。 | 1型糖尿病患者のぼやき。さかぞー監督のブログ。

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膵臓のβ細胞を失ったことをきっかけに社会福祉士になりました/1型糖尿病(2014.4~)/社会福祉士(2016.4~)/糖尿病患者向け住宅建設計画中/元大学バドミントン部監督


昨日の

当時震災が起こりました時間の際

FBにはちょこっとだけ

「合掌」

のコメントを残したのですが

昨年のこの時季に

阪神淡路大震災の記事を書きましたときに

微妙に反響があったこともありまして

今年は

一日遅らせてアップしたいと思います。



まあ

反響がありましたのは

当時

なぜ県知事の初動が遅れたのかについて

まことしやかに語られている

噂話のようなものを

記事にしてしまったせいだと思うのですが

私にとりましては

本当はそんなことはどうでもよく

ふだんはすっかり忘れてしまっている



目の前にある道路や当り前な光景が

実はとっても大切なものなんだよ

ということを

1月17日という日が来るたびに

あらためて身に沁みるとともに

多くの人の非業の死の上に

今の自分の生活や人生があるんだという

神戸に住むにあたっては

必ず背負わなければならないであろうことを

あらためて思い返す日が

1月17日なんだと思います。



ここからは

個人的な思いを書こうと思いますが

。。。



阪神淡路大震災の2年後に

私は父親を亡くしました。



それ以降も

病気や事故や自殺や様々な理由で

もっと寿命があったんじゃないかと思うような

親しい知人を亡くしてきました。



親しい身近な人を亡くす経験は

誰しもがするものだろうと思います。



そして

一概に断言できるほど

簡単なことではありませんが

でも

人の死は少しずつ少しずつ

乗り越えていけるものだとも思います。



たぶんそれは

その亡くなった人たちとの思い出が

死者の魂のように

記憶や心の中に残っていて

本当に

どうしようもないくらい悲しいときは

その魂が

きっと救ってくれると思うんですね。



でもね。



大規模な震災は

そうした思い出まで

根こそぎに奪っていきます。



戦災や事故や

非業の死といわれるような

亡くなり方をされた場合はすべて

そうなのかもしれませんが

。。。



私などよりも

はるかにはるかに強く

そういう思いをされている方も

たくさんいらっしゃるかと思いますが

思い出を奪われると

怒りや哀しみを通り越して

心が凍ってしまう気がするんですね。



心はいつも

血の涙を流し続けているのに

でも

凍ってしまうくらいに冷たい。



そんな

辛い思いをされている方々の心にも

いつか復興の日が来ますように。



合掌。