目黒川滑床渓谷遡行 | 6月なんよ

目黒川滑床渓谷遡行

2017年8月14日

目を覚ますと明るくなっていた。
テントから出て、少し荷物を整理した。
今回はガチャ類、ハーネス等は全て車に置いて、持っていくのは20mのロープのみにしたので、ザックも軽い。
一通り準備を終え、道の駅の観光案内板で滑床渓谷の位置をチェックして、出発した。
滑床渓谷の看板に従い国道8号に入る。
ここらでは随一の観光資源なのだろうか、滑床渓谷の表示があちらこちらにあり、迷うこと無く導いてくれた。

スタート地点の万年橋横の駐車場に着いたのが6時半、まだ誰も人は居なく、朝の涼しさが残っていた。

万年橋から遊歩道は両岸に付いていたので、遡行しなくても行けるが、遡行すると、泳がされたりして、意外に進まない。滑床と言うだけあって、淵が形成されやすく、出てくる岩は超巨岩で、それをちょっと巻けば、すぐ遊歩道に乗ってしまう。
逆に言うと遊歩道から降りやすくて、ギャラリーが多ければ、遡行しにくいだろう。
ま、朝早いから誰もいないのでいいんだけどね。
昨日の面河川と比べると随分と水はヌルく、水質は綺麗と言えないかも。
そう言えば懸念していたアブも全くいなかった。
谷も緩いが、今日は足が痛いので、これぐらいで丁度だ。

巨石も超巨大ですよ!
注連縄がしてあった。

まだ、ナメ化してない。

出てきました!一枚岩のナメ~

側壁もスラブ~
ここは足付かないし・・・

昨日行った面河川と比べると遡行の質はかなり劣るのだけど、
写真写りはこちらの方が断然いいわな。

雪輪の滝
ウィキペディアでは、斜瀑300m 日本の滝百選、
水紋が雪の輪の様に見えることから、この名がついた。

雪輪の滝の横にあるポットポール釜のスロット滝も何気に凄い。

何処までも続く一枚岩。
ここまでしつこいと、凄いですなあの一言が出てしまう。

これは千畳敷やったかな?
観光地化されているので、細かく名前がついているのだが、
区切り無いナメなので判別不能・・・

ここまで来る人は少ないだろう。
(観光客はたぶん見飽きる・・・)

左から流れ込んでいるは支流の三ノ俣か?

右からも何本か支流が入るが、それも全てナメやし・・・


この高く積み上げられた石積、
もしかして橋?
多分、森林鉄道の跡だろう。
森林鉄道に関してはめっきり嗅覚が鋭くなったが、後に二ノ俣でレールの残骸を見つけたので決定的だった。

森林鉄道の橋跡?

右 支流二ノ俣 左 本谷
何も考えなかったら自然と二ノ俣に足は向くわな。

ここからは二ノ俣のナメをご堪能下さい。

ナメも途切れると思いきや続くし・・・

ナメも老朽化してきたか?

うねるように上がっているナメ。

ちょっとポットポール化してるナメ。

お!谷が割れた。
どっち行ったか忘れた。

もうただの坂道やな・・・

最後付近、次々支流が割れてくる
ナメ幅もすっかり狭くなって南紀の谷的な源流ナメやな。


谷は支流を別けだすが、滑床は続き水量は落ちない。二ノ俣は1:1で分岐しており、二ノ俣の方が本流らしく思える程だった。
当然、自然と二ノ俣に導かれるが、二ノ俣もこれでもかと言うぐらい滑床は続いた。
滝も笹漕ぎも無く最後は登山道に乗って終わった。
帰りは雪輪ノ滝から下は人だらけだったので、やはり早く出て正解だった。

雪輪ノ滝を滑り台にする四国の子供。
こんがり日焼けした子供を久しぶりに見た!都会じゃ見ることない光景。

あっちこっちでウォータースライダーツアーが行われていた。
やっぱり一大観光資源だよなここは。


車に戻ってから、
目黒川沿いをそのまま下って行くと、目黒川に沈下橋が架かっているのが見下ろせた。この沈下橋は高知の川の特徴であり、いよいよ高知県に入ったと言うことだ。



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