安曇川支流 シメン谷 遡行(後編)
朝一で病院に行き、
9時半、病院を後に、
で、14時までに、また病院に戻ってこなければならない。
木戸口橋に着いたのが10時40分、
今回も2時間勝負だったが、懲りずに前回詰め切れなかったシメン谷の源流を確認する為やって来た( http://ameblo.jp/sakanaya39/entry-11627159253.html )
こんなマイナー中のマイナー谷に、我ながら本当に物好きだと思う。
スタイルは空身の登山靴だが、限られた時間で源頭を見ようとしているのだから致し方なく、
この前下山した尾根を源流まで大高巻きするつもりだ。
間伐展示林の看板裏から直接植林帯の急尾根に取りつく。
この前は闇夜の尾根下りだから何も見えなかったが、右にも流れ落ちる谷があることが分かった。
この谷は登山地図上にあるニゴ谷ということになる。
こんな谷、存在すら知らなかったが、地図上の水線は比良の頭まで食い込んでいる。
実際は、V字状に切れ込むシメン谷と比べて、物足りない渓相だけどね。
この尾根はシメン谷とニゴ谷の中間尾根と言うことになるが、
距離より、急登で高度を稼ぐ尾根で、御殿山ルートの登りよりキツイ。
ただし、登山道と言っていいぐらい安定している尾根で比良までの最短ルートではないか?
30分で植林帯を抜けて、自然林になる。
シメン谷右岸の尾根が見えてきたころで、再び左側から植林帯が迫ってきた。
水の音もする。植林帯のシメン谷が近づいてきたのであろう。尾根を外れて谷側に行く。
岩場で無いがシメン谷側は結構なV字斜面で、ルンゼを跨いだところで、植林も取れ、自然林になる。
ずんずん標高700のラインまで降りると二俣が見えた。
右俣、左俣とも滝状で、左俣は滝の源頭で水が切れている不思議な光景。
この谷は、このワンシーンの為にある。
入り口からは想像もできない素晴らしい源流だった。
時間の関係で左俣を詰めて900ぐらいで主尾根に戻る。
ここらは穏やかで既に急登は終了していた。
丁度12時、もう下りなければならない。
急登だっただけに下りるのは早い。13時前には下山して無事14時には病院に戻れた。
完