【完全解説】12星座はズレている問題。~超次元占星術の見方~ | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

はい。 というわけで、

どうも私です。(*>艸・)

 

 

昨日(2019年1月21日) の満月、

とってもきれいでしたよね! 

 

↑ イメージ画像。。。

 

 

 

ちょうど月が 「交昇点」 を過ぎた

ところで、黄道より北側に寄り始めて、とても高くて

きれいでした。 月のすぐそばには散開星団プレセぺ。

プレセぺは実は、蟹座の英語読みである 「CANCER」

の語源になった星団です。 東洋の宿曜では 「鬼宿」

なのがプレセぺ。 プレセぺそのものが 「鬼宿」 です。

つまりプレセぺは黄道の線のライン上にある星なんです。

 

 

 

 

そして蟹座の特徴である三角形のような、ひし形のような

星の並びがみえました。

 

 

 

 

ですから、見かけの心情としては、昨日の満月は 「蟹座」

にいた満月、であると言えます。ちなみに今夜の月は 「獅子座」

です。今見ると、一等星レグルスの近くに大きな月。視覚度にして

超だいたいの感じですが5~6度くらいのへだたりでしょうか。

 

 

 

 

そして、かに座とふたご座、しし座、おとめ座の並びを

見ていると、実はふたご座~かに座の空域ってかなり

間がひろく空いていて、実は昨日の月は人によっては

「ふたご座のほうが近い」 と感じる人がいるかも知れない

くらい、かに座の始めのほう、ふたご座とかに座の間を

満月が漂っていましたね。。。。

 

 

 

 

それなのに、占星術ブログ、女性誌ポータルの多くは昨日の満月

はしし座で、しし座には 「ライオンゲート」 なる魔界の入り口(?)

があり、人類の覚醒がうんぬんかんぬん、しし座の象意は目立つ、

派手、遊び、恋愛だから、そうしたパワーを感じましょう、みたいな

記事がスタンプで押したようにわらわら出てきます。

 

 

 

 

 

いやいや。。。。

 

 

 

 

 

よく空を見てください。 プレセぺ = 黄道 で、そのプレセぺ

のやや北側に月が出てるんですよ???

 

 

 

 

昨日の月から見て、 黄道にかかっているしし座のレグルスが

どれほど離れていたことか。。。

 

 

 

 

あそこまで離れているのに、あれを 「しし座だ」 と言われて

しまうと、この目で見えているものに嘘をつけ、と言われて

いるに等しい気さえします。

 

 

 

 

なのに、女性誌や、女性誌に寄稿するくそうんこ占いライター

は平気でありもしないものを言う。 この目で見えたものに

さえウソをつきます。

 

 

 

 

 

さて、昨日コメント欄にこのようなコメントをいただきました。

↓     ↓      ↓

 

 

そして、このコメント欄に張り付けてあったURLをたどると、

こんな記事が出てきます。↓  ↓    ↓

「ずっと隣の星座占いを見ていた・・・。新星座表で海外パニック」

https://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8334.html


 

 

 

 

最近、ようやく 「12星座占いは実はズレていて本当の

星座とは違う」 という話題がしばしば登るようになりました。

 

 

 

 

 

コメントをくれた方も、こうした記事を読んで疑問に思い、それならば、

と超次元占星術にご興味を持ってくださったのだろうと思います。

 

 

 

 

 

しかし、これはなかなか難しい。

 

 

 

 

 

何が難しいかと言うと、実際の観測と占星術がどれほど

ズレているのかということは、実際に観測した人にしか

理解できないからです。

 

 

 

 

 

しかし、星図を理解して体感として、星の並びが見えて

くるまで少なくとも数年の訓練が要ります。占いの安易さから

は信じられないくらい努力と訓練が要るのです。

 

 

 

 

それに今、日本列島そのものから静謐な星空が消えようと

しています。 私も東京でのスタージャイロを修正するのに

山口県で空をもう一度見て、山口の記憶の星空から東京の

星空を見つけます。 天の川まで見える山口と、1~2等星

くらいまでしか見えない東京の空では、やはりまったく違うのです。

 

 

 

 

 

そんな、 「星空の消えた国」 ではやる占星術は、 その占星術

が本当かどうか確認したくても、確認するのが非常に難しいです。

 

 

 

 

なにせ星が見えない。

 

 

 

 

星が見えないからこそ、占い出版社が機械的に出版している

占星暦をうのみにして、妄信してしまうのです。こよみという

のは観測に劣るのだ、ということをみんなわかっていない

のです。

 

 

 

 

 

私は占星術を本来の古代の姿に戻すために、幾何学や

三角関数を征服して暦学のシステムを読解できるように

なろうと奮闘中ですが。。。

 

 

 

 

 

そのためにお世話になっている数学塾の先生が言って

いましたが、東京には地学部が無いのです。。。

 

 

 

 

理由は簡単。 星を見ることができないからです。

 

 

 

 

 

ですから、私のしている研究をもし深めたいなら、信州大学か

東北大学、京都産業大くらいしかありません。。。

 

 

 

 

しかし、東京在住では通学も困難なため、ひとまず独学

しかないだろうなぁと思っておりますけれども。。。

 

 

 

 

 

それくらい、現代人は星と切り離されているのです。

 

 

 

 

 

切り離されているからこそ 「12星座占い」 がはやるのです。

 

 

 

 

 

 

それで、占星術師の人に、 「今の星座は観測とズレているよ」

と言うと、みんな星をちゃんと見たことがないからピンときて

いないのです。

 

 

 

 

 

それに、占い師という人たちは、最近のある心理学研究では、

「学習障害(LD)」 気質の人が多いという研究もあります。

スピリチュアルや宗教を妄信する人の一部も、LDの人々が

多いのではないか? という推察があります。

 

 

 

 

つまり、 「ちゃんと知ろう!」 という気概がないから、安易な

占いにハマりやすいと言えるし、安易なものしかやろうと

しないからエンジニアが提供する単なる計算機通りのこよみを

なんの疑いもなく妄信してしまう——。

 

 

 

 

占星術をやる人間にはこういう性向の人が、ほかの

世界より多いように感じる、というのが、占い業界に

かかわり続けてきた私の正直な気持ちです。

 

 

 

 

 

それを言うと彼らはまた救われないことに、 「酒井さんはさそり座

だから、探求心が強いからそこまでやるんだよ。 私はうお座

だからそういう、複雑なことはダメ」 とか抜かすから余計に

腹立つんですよ。。。

 

 

 

 

 

うお座 「だから」 そういう、探求する姿勢は持たなくてよい、

などということになったら、そういう考えの延長は 「自分は〇〇座

だから人を殺しても仕方がない」 という論理につながります。

そういう極論は地続きだと思うのです。

 

 

 

 

うお座だろうが、さそり座だろうが、(しかもズレてるし)、真理は

一つ。そんなこと言い出したら星座が合わない人とはまるで

分かり合えないということになってしまう。

 

 

 

それで、西洋占星術好きの人は、星座ズレてる問題を

引き合いに出すとそもそも星を見たことがない上に、

「占星術が誕生した2500年前からこういうやり方だった

のだから、今更変える必要はない」 というのです。

 

 

 

 

「どうして??変える必要がないなんて誰が決めたの??」

 

 

 

 

と問うと、また彼らはここで止まります。 少しだけでも西欧文化史

や暦学史などを聞きかじった人だと 「ヒッパルコス」 とか、

「プトレマイオス」 とかの名前を出して、そういう偉い人たちも

放置してきたんだからいいのだ、という。

 

 

 

 

さて、実はこの 「星座ズレ問題」 を引き起こしている根本原因が、

「歳差運動」 というものでございます。。。

 

 

 

 

地球の地軸は 「コマの首振り運動」 のように回っていて、

およそ2万4千年程度かけて黄道を西へとズレていきます。

 

 

 

 

 

そのため、西洋占星術が現在のような形にだいたい整え

られてきた、紀元前800~500年くらい前の星空と、現在

の星空とでは、まるまる星座ひとつぶん (およそ23度~27度程度)

ズレてしまっているのです。

 

 

 

 

だから、そのズレのぶん、酒井日香は11月17日生まれの

「さそり座」 でしたが、現代の星空だと 「てんびん座である

可能性が高い」 ということになるのです。

 

 

 

 

じゃあ、そのズレをちゃんと直して星占いをすればいいんじゃない??

 

 

 

 

と、素直に思うでしょう?? 私も同感なんです。

 

 

 

 

ところが、占星術師の多くはそれもかたくなに受け入れようと

しません。

 

 

 

 

そこに明確な理由はないのです。

 

 

 

 

 

否。。。 占星術の歴史をきちんと振り返れば、歳差による

星座のズレを地中海文明圏の人々が放置しつづけた

理由は明快です。

 

 

 

 

彼らは 「惑星の運動」 にこだわったからです。

 

 

 

 

惑星——・・・。 それは夜空の中で異様な天体です。

 

 

 

 

ここに宇宙の神秘をひも解く鍵があると、古代の占星術師

(=天文学者) たちは考えました。

 

 

 

 

 

それで、 太陽に対して諸惑星が 「合」 と 「衝」 や、「矩」

になるタイミングさえ正確に読めればそれでよい、として

しまったのです。 むしろ天球を巨大な 「目盛り」 にして、

その目盛りにわかりやすく黄道12星座の名前をあてがうことに

しただけなのです。

 

 

 

 

つまり西洋占星術は初めから、 「星座は無視している」 と

いうことです。 西洋占星術の真骨頂は、 「合・衝・矩」 の

暦学上もっとも重大なこのタイミングを正確にはかることなのです。

 

 

 

 

だから、星座などは目盛りにすぎない。

 

 

 

 

占いに用いる必要はない、ということなのです。

 

 

 

 

半面、インドでは星座愛が大変強く、黄道12星座はヒンドゥー

神話ともむすびつき、独自の進化を遂げました。

 

 

 

 

占星術師が、「西洋占星術の星座がズレているのは、

春分点を2500年前のまま固定しているからだ」

という話に、 私が 「なぜ??」 と質問すると、

「だって昔からこうしてきたから、いいんだ」 という思考停止

の答えが返ってきますけれども、じゃあインドはどうなるんだ??

と思うわけです。

 

 

 

 

インド人はちゃんと歳差のズレを計算した占星歴を

作っているのだから、技術的に星座のズレなどはちゃんと

修正できるということです。

 

 

 

 

インド人が修正できているのに、イギリス人やアメリカ人が

こよみを修正できないなんてことはありません。

 

 

 

 

ヨーロッパの地中海文明圏では、むしろ 「わざと」 春分点

を放置してきたのです。 合・衝・矩のタイミングを詳細に

計算するために——。

 

 

 

 

そしてこの、合・衝・矩のタイミングを正確にはかる、という思想が

「アスペクト理論」 になっていきました。

 

 

 

 

 

酒井日香考案 「超次元占星術」 は、こうした地中海文明

本来の、 「合・衝・矩のリズム」 だけをとらえる、本来の

西洋占星術のスピリットを忠実に再現したマスコミ用占星術

なのです。

 

 

 

 

 

反対に観測の星座を大事にしてきたインド占星術では、

合・衝・矩 のリズムをとらえることがやや苦手になりました。

 

 

 

 

星座を 「目盛り化」 できないので、合と衝は観測で決める

ことができても、 矩や三分、六分といったアスペクトを

定義することができません。

 

 

 

 

それでインドでは、土着のヒンズー教と壮大にまじりあい、

本来の輪廻転生思想とも相まって、ホロスコープの読み方

が実に複雑です。

 

 

 

 

 

あれ、ちゃんと読めるようになるためには、かなりの

ヨーガの修行が必要です。日本のくそうんこ広告代

欲しいだけくそ女性誌&テレビのくそライターみたいに、

なにも知らなくても、なんの努力もしなくても、

きゃぴっと書けるものではありません。 ヨガマスターで

なければインド占星術のチャートは読めないのです。 

 

 

 

 

 

だから、「西洋占星術」 と銘打って、「12星座占い

ばかりやる」 というのは、西洋占星術の流儀に本当は

反しているのです。

 

 

 

 

最初から星座なんかどうでもいいのが西洋占星術

なのです。

 

 

 

 

 

じゃあ、なんで今はこんな、12星座占いばっかり

になってしまったのか??というと、20世紀が幕を

明けたばかりの1910年前後、イギリスの大衆新聞 

「EXPRESS」 が、日曜版のお楽しみコーナーに太陽星座

占星術を掲載したのが始まり。

 

 

 

 

そのとき、単なる目盛りだっただけの12星座を、現実の

星座と混同してしまったのです。 それが現在まで続いて

いるのが12星座占い。

 

 

 

 

というわけで、そろそろ、占い師の側もいつまでも

逃げていないで、真摯に 「星座ズレてる問題」 に

取り組んでもいいのではないかと思うのですよ。

 

 

 

 

「超次元占星術」 は、そんな思いで作り上げた占いなのです☆彡

本来の西洋占星術の純粋な形を踏襲しています。だから

伝統通りに当たるのです。 そこそこ(笑)。

 

 

 

 

 

そんな超次元占星術の度数の調べ方がわからない、

とのことですが、調べ方は超簡単です。

 

 

 

 

ここのページで、自分の生まれた 「誕生日」 を

入力すれば自動判定できます。↓    ↓   ↓

http://sakainichika.jpn.org/zone/

 

 

 

 

 

かんたんでしょ(笑)。

 

 

 

 

たぶん、このページは、諸事情によって別サイトに

置かれておりまして、私はこのページの手前の

ページをリンクに張ったので、コメントくれた方は単に

リンクボタンを見つけられなかったんとちゃいまっか???

 

 

 

 

 

ここが直接リンクです。誕生日入れれば一発で出て

きますので遊んでみてください(笑)。

↓     ↓      ↓

http://sakainichika.jpn.org/zone/

 

 

 

 

 

 

ということでお悩み解決☆彡

 

 

 

 

 

ちなみに勉強ついでに、現実の星座と生まれ

星座がどう違うのかというのを、 今年 (2019年)

1月10日、東京都府中市から見上げた空でご説明

しましょう。

 

 

 

 

 

さて、1月10日生まれ。。。。

 

 

 

 

 

普通の星占いでは 「やぎ座」 になるはずですね。

 

 

 

 

そして生まれ星座とは、太陽が昇ってくるとき背景に

背負っている星座のことです。

 

 

 

 

しかし、1月10日の日の出間近の、午前6時の

東京都では 「やぎ座」 は影もかたちもありません。。。

 

 

 

 

 

こんな空です。↓    ↓     ↓

 

↑ 東京都稲城市と、府中市を結ぶ 「稲城大橋」 から、

世田谷区~調布市方向、南東を向いたときの写真です。

 

 

 

一番目立つのが 「金星」。 金星のすぐ下には 「木星」 が

ありますが、よーーーーーーく目を凝らしてこの写真を見ると、ちょうど

金星と木星を結ぶ三角形の底辺、 「すいかバー」 みたいな感じの

三角形にあたる部分にもう一つうっすら星が映っているでしょう???

 

 

 

 

 

それが 「さそり座」 のアンタレスです。

 

 

 

 

 

 

注釈を書き加えると下図のようになります。

↓      ↓       ↓

 

もう日の出間近の、午前6時なのに、この通り東の空には

「やぎ座」 のやの字も見当たりません。

 

 

 

 

かわりにいて座の西の端が地平線から顔を出し

はじめて、この日の日の出の太陽が 「いて座」 を

背負って登ってくるのだ、とわかりますね。

 

 

 

 

 

2500年前は、 「やぎ座」 だったのですが、今は 「いて座」

なのです。しかし、それもまた何千年かたつと、今度は同じ日の

同じ時刻に 「さそり座」 が出てくることになるでしょう。。。(涙)

 

 

 

 

 

 

ちなみに、 「13星座問題」 というのは、黄道上のさそり座

が実は黄道のラインにごく一部しかかかっていなくて、

実はへびつかい座だ、というので、「12星座プラスへび使い座

にしよう」 と英国の天文学者が言い始めたのですが、実際に

この写真にフラムスティードの星図を重ねると、確かにアンタレスは

黄道から視覚度にして1度か、2度程度ズレていますね。。。

 

 

 

 

 

てんびん座の 「ズベン・エルゲヌビ」 は、ちゃんと図の通り

黄道のライン上を踏んでいます。

 

 

 

 

 

このとき、反対の西空を見ると、 「いて座」 の対抗星座

である 「ふたご座」 がちょうど沈んでいきます。

↓     ↓      ↓

↑ 見にくいですがちょうど西に沈んでいく

カストルとポルックス(ふたご座)が見えるんです。。。(涙)

 

 

 

 

 

対抗星座同士は、決して同じ空に同時に(全体が)現れません。

 

 

 

 

 

さそり座が出ている、ということは対抗のおうし座は絶対に

見えませんし(ごく一部分は見えます)、いて座が出ている

ときにふたご座は(一部をのぞいて)見えないのです。

 

 

 

 

 

そのため、 「まるで空を逃げているみたいだ」 というので、

対抗星座同士は相性が悪い、という連想や、恋愛のとき、

慕う相手を追い回す男(女)と、それから逃げる女(男)という

連想になり、対抗サイン同士の男女は激しく愛し合うなんていう

占星術の解釈が生まれてきました。。。

 

 

 

 

ということで、講釈終わり(笑)。

 

 

 

 

ご参考になれば幸いです☆彡

 

 

 

 

ところでわたくし、占星術をテーマにした占い大河小説

を描いております。

 

 

 

 

「VICE—ヴァイス—孤独な予言者」

https://ncode.syosetu.com/n0911cq/

 

 

 

↑ イラストも、自分でひぃこら言って描いており

ますのよ。。。(涙)

 

 

 

 

この小説はわたくしのライフワークなので、応援して

いただければ幸いです☆彡

 

 

 

 

応援とはどういうことかというと、 「読んでください」 という

ただそれだけですが読まれたいんです(涙)。お願いします(涙)。

 

 

 

 

PVいっぱいつけて欲しいの~♡

 

 

 

 

というわけで、この小説は全文無料でログインなしで

どなたにでも読めます♡ ぜひよろずら。。。♡

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