小保方晴子さん「あの日」を読んだよ☆彡 その③ | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

そんなわけで小保方さんの本、

 

「あの日」

 

を読んでの読書感想中。。。

 

 

 

その③でやんす。( ´艸`)

 

↑ 若山研にいたときのトレードマーク

   「割烹着」

  を来た小保方さん。。。

 

  お祖母さんのおさがりだったのだそう。。。(本書より)

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、若山照彦VS小保方晴子さんの

 

 

 

「バッドコミュニケイション」

 

 

 

 

の発端は、そもそも科学雑誌からの

無茶ぶりであった。。。

 

 

 

すなわち、OCT4遺伝子が発現する

スフェア細胞だけでは、本当にこの細胞に

万能性があると実証したことにならないので、

スフェア細胞からキメラマウスを作成しろ、

という回答。。。

 

 

 

キメラマウスを作る、というのは、科学に疎い

我々にはよくわからないのだが、手技の上手い、

下手があるらしく、外科手術と同じで、この人に

やらせると不思議と成功率が高い、という研究者と、

そうでもない研究者がいるらしい。。。

 

 

 

かくして

 

 

 

「名人だ」

 

 

 

と伝えられていた若山照彦教授に、キメラマウス

作成のお手伝いをお願いすることになった

小保方さん陣営。。。

 

 

 

若山さんにお願いしに行くと、若山さんは

快く応じてくれたそうな。。。

 

 

 

んで、若山先生にマウスの卵にスフェアを

注入してもらい、それを母ネズミの子宮に

戻してもらうという作業をお願いした小保方さん一行。

 

 

 

 

小保方さんは自分なりに一生懸命、成功率の高い

OCT4陽性のスフェアを作り、若山研に届け、受けとった

若山さんが、そのスフェアでマウスの卵でキメラ胚を作り、

マウスのお母さんの子宮に戻してキメラを産ませる、という

作業を繰り返したそうな。。。

 

 

 

 

そして若山教授がいうことにゃあ

 

 

 

「自分がやれば、このES細胞からではキメラマウス

ができない、と言われていた細胞でも、キメラマウス

を作れた。自分がやればほかの人にはできないことも

できる。任せておけ」

 

 

 

 

みたいなことをときどき言っていたらしい。。。

 

 

 

 

 

ここで文系の酒井さんでも

 

 

 

 

「え?? 科学としてそれって

正しいのか??(゚Ω゚;) 」

 

 

 

 

という疑問にぶち当たるのだ。

 

 

 

 

科学を、科学たらしめて

いるものは何だ??

といえば、それは

「再現性」

である。

 

 

 

 

科学の進歩は、常に

 

 

 

「誰がやっても同じ結果」

 

 

 

にすることで発展してきた。

 

 

 

 

たとえば寿司のシャリは、かつては人間にしか

握れないと言われていたし、チャーハンも、あの

鍋ふりは人間にしかできない、と言われていたが、

科学はそれを工業用ロボットにすることで誰にでも

寿司、チャーハンが作れるようにしてきたはずなのだ。

 

 

 

 

だからキメラ胚を作るための手技の数かずを

 

 

「僕にしかできない」

 

 

 

 

 

として発言することは、すでにそれ、科学的な態度として

正しいことなのか???

 

 

 

 

ということだ。

 

 

 

 

 

そして実はまさにこの、若山さんの非科学的な

手技至上主義が、小保方さんを追い詰めて

いくのである。。。

 

 

 

 

 

そしてキメラマウスの発生成功率を上げる

ためには、多能性遺伝子を発現している

OCT4陽性のスフェア細胞の質、成功率を

高めることが第一であり、小保方さんは割烹着を

来てそのための方法論を模索する日々。。。

 

 

 

 

 

そもそも、スフェア細胞の元である

 

 

 

 

「スポアライクステムセル」

 

 

 

 

とは、ほっそーーーーーいガラス管で乱暴に

何度も、ガシガシ、ガシガシやってすりつぶすみたい

にして細胞を粉砕しないと取り出せないシロモノ。

 

 

 

 

比較的乱暴なことをせずに取り出したスポアライクス

テムセルから作ったスフェア細胞は、OCT4陽性を

示す緑色の輝きが少ない。

 

 

 

 

反対に、荒っぽくやって取り出したスポアライクス

テムセルから培養したスフェア細胞は、OCT4陽性

を示す緑色が濃くなるのだ。

 

 

 

 

このことを大和先生などとともにディスカッション

していくうちに

 

 

 

 

「もしかしたら、OCT4陽性・・・・・・、すなわち、

細胞の万能性とは、ストレスに誘発されて発現

するのではないか?」

 

 

 

という仮説を持つにいたるようになる。。。

 

 

 

 

 

そしてこれって、私の勝手な言い分なんだけど、

故・千島喜久男さんが提唱した8つの千島学説・・・・

↓     ↓       ↓

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【8つの千島学説基本原理】

 

(ウィキペティアより抜粋)

赤血球は様々な体細胞が分化する母体であるとの主張。
  1. 赤血球は体細胞の母体である(赤血球分化説または赤血球一元論)
  2. 体細胞と赤血球は可逆的に分化する
    栄養不足や大量出血後などの病的状態のときは、体組織の細胞から赤血球への分化が見られるとの主張。
  3. 病原体は自然発生する
  4. バクテリア・ウイルスなど病原体は、親がいなくとも有機物の腐敗の状態から、その有機物を母体として自然に発生するとの主張。
  5. 細胞新生説
    細胞は段階を踏んだ細胞分裂によって増殖するのではなく、5つの形態で新生するとの主張。
  6. 造血器官は小腸絨毛である
    骨髄を造血器官として認めない(骨髄造血説には矛盾があり、造血器官は
    腸の絨毛である)との主張。
  7. 獲得形質は遺伝し、生殖細胞は血球に由来する
    生物が生まれてから一生の間に、その環境によってはぐくまれた形質は子孫に遺伝する(獲得形質の遺伝の肯定)との主張。また、精子や卵子などの生殖細胞は体の組織とは別物ではなく、赤血球が変化してできる(生殖細胞の血球由来説)との主張もなされる。
  8. 従来の進化論の否定と共生説の提唱
    生物進化の最も重要な要因は、環境に適応した強い生物が生き残るという「適者生存」ではなく、同じ種類あるいは違った種類の生物の助け合いという共生現象であるとの主張。(注:細胞内共生説とは似て非なる主張であることに注意が必要。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

↑のうちの、

 

「2、 体細胞と赤血球は可逆的に分化する

栄養不足や大量出血後などの病的状態のときは、体組織の細胞から赤血球への分化が見られるとの主張。」
 
 
 

というものにそっくりでは

ないだろうか。。。(・_・;)

 

 

 

 

 

そして、これらの

 

 

 

 

「スポアライクステムセル」

 

 

および、そこから作られるスフェア細胞、そして

それに発現するOCT4とはつまり、

 

 

 

 

「生体内のどこかにあるものではなく、

生体内にある何かを原料として作られて

いくものなのではないか???」

 

 

 

 

ということだ。

 

 

 

 

そう。。。。

 

 

 

 

 

まさしく千島学説がいう基本原則そのままの

ご意見なのである。。。(汗)

 

 

 

 

 

これがどういいことを意味するのか???

 

 

 

 

もしかしたら、既存の生物学や遺伝子学を

根底から覆しかねないことなのだ(汗)。

 

 

 

 

 

つまり、我々の肺や心臓や肝臓、皮膚などは、

今まで学校で習ってきた生物学によれば、

心臓の細胞が分裂することで心臓が維持されて

いる、と思っていたが、もしかしたらそうじゃなくて、

もともと体の中には微細な、微細な

 

 

 

 

「マイクロ細胞の元」

 

 

 

 

があり、それがストレスや怪我などで壊れると、

そのストレスに反応して万能性を獲得し、そこから

必要な細胞になっていくのではないのか???

 

 

 

 

ということだ。。。(汗)

 

 

 

 

 

まさにマイクロザイマス、ソマチッド、生命小体

の世界観なのである。。。(汗)

 

 

 

 

 

もう私はここまで読んで

 

 

 

 

 

「すごい!! すごい!!」

 

 

 

 

の連呼であった(汗)。

 

 

 

 

 

なぜこんなすごい研究をしていた小保方さんが

こんな目に遭わされねばならなかったのか。。。

 

 

 

とても残念な気持ちでいっぱいになってしまった。

 

 

 

 

そして小保方さんは、OCT4陽性を強く示す

スフェア細胞を、もっとたくさん作れるように

なるべく、スフェア細胞に思いつくかぎりの多種

多様なストレスを与える実験をやってみたという。。。

 

 

 

 

ガラス管でガシガシ、ガシガシとやる物理的ストレス

はもちろん、電気刺激や、光による刺激、熱による

ストレスなどなど。。。

 

 

 

 

 

そしてこの生活の最中に、

 

 

 

 

「博士課程試験」

 

 

 

 

が行われたそうな。。。

 

 

 

 

 

当時の小保方さんは研究のことで頭がいっぱい、

もう寝ても覚めても実験のことにしか意識が行かず、

まるで熱烈に夢に浮かされたようになっていて、

博士論文を仕上げるのもどこかユメウツツだったようだ。

 

 

 

 

 

さらに、実家のお母さんが体調を崩して、

病院の付き添いなどでも忙しかった。博士論文は

お母さんの病床の隣で、看病しながら書き上げたもので

あるらしい。。。

 

 

 

 

 

そして、博士論文というのは、教授審査会に提出

するときには、同人誌みたいにきちんと製本して、

立派な印刷物として出さなければならないらしい。。。

 

 

 

 

やっぱり回し読みするだろうし、貴重な研究資料と

して末永く保管されるものだから、ちゃんと本にしな

くちゃいけないんだね。。。

 

 

 

 

ところが、寝不足&激務&心ここにあらずで、

決定稿と間違えてしまい、その前の仮原稿

のほうを製本してしまった。

 

 

 

 

そしてこれがのちの

 

 

 

 

「博士論文ねつ造疑惑」

 

 

 

 

を産んでしまったらしい。。。

 

 

 

 

 

本書の中でも小保方さん自身が

 

 

 

 

「取返しのつかないミスだった」

 

 

 

 

と懐述しています。。。

 

 

 

 

小保方さんはやがて、スフェア細胞の中の

 

 

 

 

「ミトコンドリア」

 

 

 

に注目するように。。。。

 

 

 

 

 

そして、ストレス処理をかけた細胞が死んで

しまうのと、スフェアを形成するのとの分岐点

を考えて、なんとなく

 

 

 

 

「ミトコンドリアのエネルギーであるATPを

添加してみたらどうなるのだろうか?」

 

 

 

 

と思いついたらしい。。。

 

 

 

 

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)。。。

 

 

 

 

糖質制限ではときたま耳にする言葉。。。

 

 

 

 

生物は、食べ物を体内の酵素で分解して、

それをクエン酸回路に放り込んで燃焼

エネルギーを放出しているし、細胞の活性化

はこのクエン酸サイクルがうまく機能しているか

どうかにかかっている。

 

 

 

 

市販の

 

 

 

 

「疲れが取れるドリンク・薬剤」

 

 

 

 

なども、クエン酸サイクルを意識して作られている。

 

 

 

 

 

そこで小保方さんは、ストレス処理をかけた

スフェア細胞に、ATPを入れようとしたのだが、

ついうっかり力を入れすぎて、ATPの薬剤を多めに

試験管の中に入れてしまった。。。

 

 

 

 

ATPは酸性を示す物質である。

 

 

 

 

 

当然、入れすぎれば試験管の中のPHは

酸性に傾いてしまう。

 

 

 

 

 

必要以上に酸性になれば、細胞は弱って

しまうはずなのだが。。。

 

 

 

 

ところがその、間違ってATPを入れすぎた試験管

を念のため培養してみると、実に見事なOCT4陽性

細胞が現れた。

 

 

 

 

そう。。。

 

 

 

 

 

まさに

 

 

 

 

「STAP細胞」

 

 

 

 

が生まれた瞬間なのである。。。

 

 

 

 

 

ところが、そのスフェア研究の合間に

若山研で行われていたキメラマウス作成

実験の様子が、だんだんおかしなことになっていく。。。

 

 

 

小保方さんが見つめてい現象はあくまで

 

 

 

 

「スフェア細胞を観察すると、OCT4という、

万能性を示す遺伝子が陽性を示す」

 

 

 

 

 

というものであり、実のところスフェアを培養して、

ハッキリとした細胞分裂をする細胞を産み出した

わけではないのだ。。。

 

 

 

 

 

ところが、ある日若山教授から

 

 

 

 

「とうとうキメラマウスを得られた」

 

 

 

 

と連絡があり、そのうえ、余ったスフェアを

ES細胞用の培養液で培養してみたら、

ES細胞様に増えだした、とも言われた。

 

 

 

 

 

単に万能性を示す

 

 

 

 

「OCT4」

 

 

 

 

だけを見つめてきた小保方さん。

 

 

 

 

 

スフェアが増えた、などと聞くのは初めてで、

しかも、若山さんは

 

 

 

 

 

「この培養には特殊な手技を

使っているから、僕がいないと

再現は取れないよ。世界はなかなか

追い付いてこれないはず」

(本書P91より)

 

 

 

 

 

などと、そのとき言っていたらしい。。。

 

 

 

 

 

今までスフェア細胞と、そのスフェアに現れる

万能性に生活のすべてをささげてきた小保方さんが、

若山教授にその実験を見せて欲しい、と頼むのは、

当然のことであろう。。。

 

 

 

 

ところが若山さんは

 

 

 

 

「楽しいから」

 

 

 

 

とか、

 

 

 

 

「ES細胞を作るのも腕が重要だから、

自分で行いたい」

 

 

 

 

などといい、小保方さんが若山さんの

手技を見せてもらうことはかなわなかったと。。。

 

 

 

 

 

のちに、このスフェア細胞は、

 

 

 

 

「ニンジンなどの一部の植物は、切断などの

ストレスがかかると、ある因子の存在下では

カルスという細胞塊を作り、それは種子のように、

再び個体を作りだすことができる」

 

 

 

 

という、植物生物学の本にあった記述から

着想を得て

 

 

 

 

「アニマル・カルス」

 

 

 

 

と名付けられた。

 

 

 

 

そしてここからが小保方さんの生き地獄

のマクアケで、我々が報道でみたような

小保方さんニュース、ワイドショーにつながって

いくのだが、そこらへんはまた今度ってことで。

 

 

 

 

 

もう1回本書を読んでから、また解説したいと

思いまっする~☆彡

 

 

 

 

この記事が小保方さんの名誉回復に

ほんのちょっとでも貢献できればうれしいな。。。

 

 

(この項目終わり)

 

 

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読んでちーん!!!

 

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