ビジネスマン向けの雑誌などで、「手帳術」といった言葉をよく目にする。
昔から、「できるビジネスマンは手帳を使いこなす」と言われている。
僕も、それに異を唱えるつもりはない。その通りである。
仕事のできる人ほど、スケジュールは過密である。
不思議なことだが、そういう人ほど、スケジュールのやりくりが上手いのである。
仕事のできない人は、とにかく時間管理が下手。
業種問わず、時間管理の下手な人が、ビジネス社会で上にいくことはできない。
そこで、「手帳術」である。
僕は、手帳にはスケジュールを書き込むことはもちろん、「to do list」ーすなわち、今日絶対にやることを書き込んでいく。
そして、終わった項目を、赤で塗りつぶしていく、といったことをずっとやっていた。
忙しくなってくると、手帳を開くのが苦痛になってくる。
忙しいということは嬉しいことだが、開くと吐き気がするのである。
そこで僕は、スケジュールに関しては、社内のホワイトボードに書き込むようになった。
社内全体に僕のスケジュールを「見える化」する、という意味もあるが、
本当のところは、ボードに書き込むことによって、絶対にスケジュールを見なければならない状況にさせることが目的。
手帳に関しては、主にメモをとったり、打ち合わせ用に使っている。
ビジネスで使うものと言えど、手帳ひとつも大事な「セルフプロデュース」の道具である。
しかも、気に入ったモノほど、開くのが楽しみになってくる。
といった理由で、10年ほど前にNYに行ったおり、赤の手帳を買った。
この皮の風合いが気に入って、今はサイズ違いで3種類を用途によって使い分けている。
打ち合せでは、いっぱい書き込むので、大きなサイズ。(赤)
ミドルサイズ(黒)は、アイデアが浮かんだ時などにメモをとるようにしているので、基本はカバンにいつも入れている。
カバンを持っていくのが億劫なとき、一番小さなサイズの手帳に名刺をはさんで、ジャケットのポケットに入れて行く時もある。
今回のsakaiTVは、そんな「手帳」について語ってみました。
どうぞご覧になってください。