【Word2013対応1行マクロ】表の行や列を挿入する | 特許翻訳 A to Z

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1行マクロ実例101 > 表の行や列を挿入する
復刻シリーズのWordマクロです。
バージョン2007までということで公開しておりましたが、2013で動作確認ができましたので、再掲載です。

 

【表の行を増やす】
Wordの表で、途中に行を挿入するためのマクロです。
ショートカットキーを割り当てれば、マウスを使うことなくキー操作だけで行を足すことができます。

■コード
上に1行足す場合   Selection.InsertRowsAbove 1
下に2行足す場合   Selection.InsertRowsBelow 2

カーソルのある行のすぐ上または下に指定行数を追加します。
AboveやBelowの後ろに半角スペースを挟んで続けてある数字が、指定行数です。

例)下に2行足す

 

【表の列を増やす】
Wordの表で、列を挿入するためのマクロです。
■コード
左に列を足す   Selection.InsertColumns
右に列を足す   Selection.InsertColumnsRight

行と違って、複数列をまとめて挿入することはできません。
複数挿入したい場合は、1列ずつ挿入してください。
カーソルのある列の左または右に、1列追加されます。

 


 行の追加は、既存の表でカーソルを「表の外に出して」一番右(最も右にあるセルの右側の外)においてEnterキーを押せば、すぐ下に新たな行が挿入されます。

ただ、そのつどカーソルを外に出す必要があるため、カーソルがどのセルにあっても行を自由に追加できるマクロは、非常に重宝します。

また、マクロなら複数行をまとめて挿入することもできますが、1行のコードでショートカットを割り当て、複数足したいときは同じ操作を繰り返すほうが、柔軟に対応できて使い勝手が良いです。

 

 

Word 2003から2013までは、動作確認ができています。それ以外の環境で使用する場合は、個々に動作確認の上、必要に応じてコードの修正をしてください。

 

 


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