先のアメリカ大統領選挙でトランプ氏の勝利を断言していた人は、日本ではジャーナリストの木村太郎さんと国際政治学者の藤井厳喜さんのほぼ二人しかいませんでした。
 
その藤井厳喜さんの新著、「日米対等」が2月初旬に出版されました。
 
 
藤井厳喜さんがおっしゃるように、トランプ政権は始まった途端にどんどん仕事に取りかかっている感があります。選挙中に公約したことを、具体的にひとつひとつ実行して行っている感があります。
 
私が住んでいるサンフランシスコ地域は、政治的にリベラルな場所なので、いろいろな場所でデモが開かれています。しかし、実際の動員数は案外少なかったりするので、本当に一般市民が自主的に集まったのかというと、疑問な部分も多いです。
 
確かに、オバマ大統領時代にも、イラクからの難民へのビザ発給を半年も停止しましたが、マスコミで全く問題になりませんでしたね。オバマ大統領に対しては、黒人だから何となく人種差別だと思われると嫌だから不満を言えない、ような奇妙な雰囲気がアメリカにあったのかもしれません。
 
藤井厳喜さんの論評を聞くと、アメリカのメディアの捏造に騙されずに、まっすぐと物事を見られるので参考になります。