毎週水曜日はファッションの33の掟をお届けしています。
掟23 プロの本音を引き出す方法
皆さんは、洋服を選ぶ時、
お店の店員さんやスタイリストに、
どのように相談をしていますか?
実際のところ、
「自分からは声をかけずらい」
という方も多いのではないでしょうか。
中には、相談をせずにわからないまま
購入してしまう方もいるかもしれません。
なぜ皆さん、
お店にせっかくプロである店員さんがいるにも関わらず、相談をせずに
購入してしまうのでしょうか。
きっと、「売られる」、「買わされる」という気持ちが
強いのではないかと思います。
そしてもしかしたら、
「お金を払う側の方が偉い」という認識を持ってはいませんか?
店員さんやスタイリストの立場に立って考えてみれば、
その態度では、いくらお客様を素敵にする方法を知っていたとしても
進んで教えたいとは思えないですよね。
お客様側に「買わされる」という気持ちがあるからこそ、
店員さんも、「似合ってますよ」「カッコいいですよ」
という媚びへつらいで対応してしまうのかもしれません。
そこに、お互いに本音で伝え合えない
悪循環が生まれているとは思いませんか?
もちろん、店員さんも変わらなければなりませんが、
もし、皆さんに「俺は客だから」「客の方が偉いんだ」
という考えがあるのであれば、
まずその考えを手放してください。
店員さんの立場に立ってみれば、
そこを取り除かない限り、
教える気にならないと思いませんか?
教える気にならないと思いませんか?
是非、「プロに教えていただく」という気持ちを持って
相談していただきたいと思います。
先生と生徒の関係を思い出してみてください。
なぜ、車の教習所の教官は、
なぜ、車の教習所の教官は、
なぜ生徒に厳しいことを伝えるのでしょうか。
それは、相手のためになるからです。
それは、相手のためになるからです。
では、洋服の場合はどうでしょうか。
せっかく店員さんやスタイリストに
お客様を素敵にするノウハウがあったとしても、
お客様が「話しかけないでくれ」と思っている以上は
伝えることはできません。
逆に、お客様の方から「教えてください」と言われたら、
喜んでそのノウハウを伝えてくれるのではないでしょうか。
以前、こんなことがありました。
タクシーの運転手さんに
「わからないので教えてください」と丁寧に伝え、
一番良い道順を教えていただいたのです。
すると、途中でオススメのパン屋さんに寄って
パンを購入してくださったのです。
冷静に考えれば、本来の業務とはかけ離れた行為です。
運転手さんはそれ以上に
運転手さんはそれ以上に
心の利益を感じてくださったのだと思います。
つまり、
「お金を払う側の方が偉い」という考えを手放し、
相手の立場に立った伝え方をした瞬間、
買い手と売り手の立場を超えて、
本音の会話ができるということです。
偉そうに指示するのではなく、
「教えてください」という姿勢で尋ねたからこそ
情報を提供してくれたのではないでしょうか。
「教えてください」という姿勢で尋ねたからこそ
情報を提供してくれたのではないでしょうか。
プロの本音を引き出すために大切なのは、
「生徒になれる力」があるかどうかです。
生徒になれる力のある人は、ファッションに限らず、
生徒になれる力のある人は、ファッションに限らず、
様々な分野のプロから学ぶことができます。
沢山のことを吸収し続けることができるのです。
だからこそ、まずは勇気をだして、
自分から変わってみてください。
もちろん、今のままで良いのであれば構いませんが、
もし、ファッションで人生をより豊かにしたいという想いがあるのであれば
一歩踏み出してみてください。
残念ながら、待っているだけでは誰も教えてはくれません。
まずは、生徒になる力を持ち、