プロの方と親しくなるべし | 日本一多くの男性をコーディネートしてきたスタイリスト西岡長政が教えるできる男に見られるコーディネート術

日本一多くの男性をコーディネートしてきたスタイリスト西岡長政が教えるできる男に見られるコーディネート術

株式会社ファッションスタイリストジャパンのスタイリストブログ。
白金台にあるサロンにて、男性向けのコーディネートを行う他、各種セミナー、スタイリストの育成を行っている。

毎週水曜日はファッションの33の掟をお届けしています。

掟22 プロの方と親しくなるべし


皆さんは洋服を購入する時、

プロである、店員さんやスタイリスト

にしっかりと相談してから購入していますか?



お店の場合、店員さんから声をかけられると

「売られるのではないか」と構えてしまうものですが、

「自分がどうなりたいのか」というコンセプトを持って行けば、

相談しやすいのではないでしょうか。


「どうなりたいのか」と言っても

例えば、「SMAPの木村拓哉になりたい」というのは、

いかにせん難しいですよね。


そんな時、

「難しい」と伝えた上でお客様に合った提案をするのか、

「わかりました」と言ってしまうのか…

そこでその店員さんやスタイリストのお客様に対する姿勢がわかります。


お客様に

「本当に良くなってほしい」と思っているファッションのプロであれば

「木村拓哉は難しいけれども、

もっとこういう人にはなれる、

こういう風に見せることはできる」

というよに、よりその方に合った提案をするはずです。


お客様の話をしっかりと聞いた上で

「自分の素材の活かし方」を教えてくれるプロを見つけて

親しくなるのが良いでしょう。


そのためにも、お店に行く前に、

「自分が周りの人からどのように思われたいのか」

そして

「どのようなものを好むのか」を考えてみてください。


例えば、部下や後輩から慕われたい、

多くの人から親しみを持たれたい、

バリバリ仕事ができる人だと思われたい…など、

まずは、自分が「どう思われたいのか」を紙に書き出してみることから

始めてみてはいかがでしょうか。


ファッションで変わる!「自信」「信頼」「活躍」に繋がるコーディネート術

家を建てる時のことを考えてみてください。


どんなに腕の良い大工さんでも

住む人が「どういう家に住みたいか」を伝えない限り、

家を建てることはできませんよね。


例えば、ざっくりと「イギリス風の家にしてほしい」

と伝えられても、家は建てられないでしょう。


住む人の家族構成やそれぞれの部屋の用途など、

細かい背景を確認しなければ

住む人に合った家は建てられないはずです。


同じように洋服も

皆さんが、洋服を通じて「どう思われたいのか」

「どのようなものが好みなのか」

を伝ない限り、

店員さんや私たちスタイリストは選びようがないのです。


洋服は家と違って簡単に購入できてしまうものですが、

一度買ったら形として残ってしまうものです。

だからこそ、洋服選びは重要なのです。


髪型についても考えてみてください。


髪の毛は、自分で切ろうと思えば切れますが、

そんなに簡単なものではないと気付いたからこそ、

皆さん、床屋さんや美容院に行くようになったのではないでしょうか。


たまに自分で上手く切れる人もいますが、

そういう人は何回も失敗した経験がある人です。


自分で切って失敗した時、

お金を払ってでもプロにお願いすれば良かったと思いませんか?


伸びるまでの1ヵ月、2ヵ月の憂鬱な気持ちを

想像してみてください。


洋服も同じです。

皆さんは、自分に合っていないと思う服を着て、

楽しい気持ちになれますか?


毎日がワクワクするからこそ


プロにお願いする価値があるのではないでしょうか。


より気持ちよく過ごすために、プロに相談できる方は、


安心と自信を持ち、きっと毎日ワクワクしているはずです。


皆さんも、髪型と同じように、

ファッションを通して

外見に自信を持ち、毎日ワクワク楽しい気持ちで過ごしたいのであれば、

まずはプロに相談することから始めてみてください。


ファッションで変わる!「自信」「信頼」「活躍」に繋がるコーディネート術

ただし、プロに相談する場合、

どんな方でも良いという訳ではありません。


では、「なりたい自分」になれるファッションを身に付けるためには、

どんなプロに相談すれば良いのでしょうか。


余り若すぎず、社会経験がある方が良いでしょう。


社会経験があり、多くの苦労を味わってきた方であれば

皆さんの悩みや背景を理解しようとするはずです。


ただし、いくら年齢が上でも

ベテランの店員さんの中には、

本当にその服がそのお客様に合っているかということよりも、

「英国では…」など、形式ばった話ばかりを好む方もいるので

そこは見極めるようにしてください。


経験と知識の両方のバランスを兼ね備えているファッションのプロに

自分から心を開いて相談してみましょう。

ファッションは、皆さんの「なりたい自分」を表現できる手段です。


まずは、自分が「どうなりたいのか」を整理し、

プロに相談することから始めてみてください。

大きな第一歩となるはずです。