■三つの種類の活動■~組織構造の設計に不可欠なもの~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雨降り、肌寒い川崎の朝です。

昨日から、一挙に秋の空気、
このまま秋突入って
わけでもないんでしょうね。

急激な温度変化、体調にお気を付け下さい。

週末をお楽しみ下さい。


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ドラッカーは、
組織として最小限持たなければならない
7つの条件は、
組織の大小、複雑さの度合いにかかわらず、
あらゆる組織に適用されると共に、
公的機関にも適用されるとする。

さらに、企業内における三つの種類の活動にも
適用されると続ける。

三つの種類の活動とは、
①今日の仕事を行い、
今日の成果に責任を持つ活動

②明日に責任を持ち革新する活動

③今日と明日の活動に方向づけを行い、
ビジョンを与え、とるべき方向を決定する
トップマネジメントの活動

しかし、これらの条件の中には、
相反するものもあり、
すべての条件を常に完全に
満足させる組織構造はないが、
いかなる組織でも、
活動を永続するためには、
これらの条件の多くを
満足させなければならない。

そこで、これらの条件間での
トレードオフが必要になるため、
五つの組織構造すべてについて、
その内容、要求、限界、適性を
理解しておくことが不可欠である。



「たとえ単純な組織であっても、

 いくつかの組織構造を

 同時に適用することが必要となる。

 なぜなら、一つの組織構造にのみ従うことによって、

 たとえこれらの条件の一つでも

 満足させることができなくなるならば、

 成果をあげられなくなるからである。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第7章 マネジメントの組織 33 組織の条件)