■コミュニケーションの障害■~期待しているものだけを知覚する。~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

立春過ぎて、本格的な寒さが続いてますね。
名のみの春。

イスラム国をみると、
恐ろしいことにかつてのアルカイダが緩く見える。

そのインパクトの差は、残忍な手口はさることながら、
英語とICTを駆使した巧みなコミュニケーションにあるとされる。

ICTとグローバル化は、ビジネスや個人生活に
大きな影響を与えながら確実に進化拡大を続ける。
そのメリットの裏にあるデメリットの深刻さを見なければならない。


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コミュニケーションの四つの原理

その二:受け手は、期待しているものだけを知覚する。

受け手となる者は、知りたいと思っていることだけに興味がある。
見たいと思っていること、聞きたいと思っていることだけを期待し、見聞きする。

受け手は、自らの期待に反した場合には反発し、
そのコミュニケーションの障害になる。

しかしドラッカーはこの反発は重要ではなく、
期待していないものは受けつけられもしないことにあるとする。





「本当に重要なことは、

 期待していないものは受けつけられもしないことにある。

 見えもしなければ聞こえもしない。

 無視される。

 あるいは間違って見られ、間違って聞かれる。

 期待していたものと同じであると思われる。」


~『プロフェッショナルの条件』
(Part4 意思決定のための基礎知識 第2章 優れたコミュニケーションとは何か)