■大工と話すときは、、、、■~受け手の言葉を使う~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

雲の多い川崎の朝、
やがて寒々しい雨が降って来る模様。

イスラム国による斬殺事件のショックが冷めやらぬ中、
日本国内でも小学児童や高齢者などが犠牲になる
悲惨な殺人事件が続発している。

狂気は遠い国だけに存在するんじゃない。


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コミュニケーションの四つの原理

その一:コミュニケーションは知覚である。

ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使わなければならない」と説いた。

コミュニケーションは、
受け手が知覚しなければ成立しない。

したがって、
「このコミュニケーションは、受け手の知覚能力の範囲内か、受け手は受けとめられるか」
を考える必要がある。

事物には複数の側面があることまた、
自分とはまったく違う理解をせざるをえないことがあることを認識することは難しい。

しかし、コミュニケーションを成立させるためには、
受け手が何を見ているか、そして、その理由はなにかを知らなければならない。




「コミュニケーションは、

 受け手の言葉を使わなければ成立しない。

 受け手の経験にある言葉を使わなければならない。

 説明しても通じない。

 経験にない言葉で話しても、

 理解されない。」


~『プロフェッショナルの条件』
(Part4 意思決定のための基礎知識 第2章 優れたコミュニケーションとは何か)