評価ウエイトの設定 | 人事コンサルタントのブログ

評価ウエイトの設定

 人事考課表を作成中で、各考課項目にウエイトをつけるのですが、具体的にどのようにウエイト配分をすれば良いのかがわかりません。例えば4項目あれば、たして100になるようにするなどのルールがあるのでしょうか。

  

 ご相談にお答えいたします。

 

 考課項目にウエイトをつけるということは、考課項目ごと重要度を勘案して、総合点に反映する度合いを変えるということです。

 

考課項目が4項目しかない場合であれば、それぞれの評価点を、ひとつは3倍、ふたつは2倍、残るひとつは1倍にして、合計することで、重要度を勘案した総合点を出すことができます。

 

通常は、階層によってウエイトを変えたり、目的によってウエイトを変えたりしますので100%を配分するようにした方が良いしょう。

 

 ひとつの評価項目の評価段階が5段階(1~5点)であれば、20%配分の場合は4倍、10%配分の場合は2倍、5%配分の場合は1倍して
合計すれば100点満点になりますから、わかりやすくなると思います。

 

ウエイト配分の考え方は、各企業によりますが、等級・役職の上位者は成果に関する項目のウエイトを大きくして、等級・役職の下位者は能力・行動などのプロセスのウエイト大きくします。

 

 また、成果主義の流行ったころは、成果のウエイトは管理職で80%以上、非管理職でも60%以上ケースが多かったですが、最近はプロセス重視の考え方が浸透ており、管理職で40~60%、非管理職で20%~50%くらいのケースが多くなっています。

 

 以前は、総合点の使用目的により、ウエイトを変えるケースが多くありました。

 
例えば、賞与は成果の項目のウエイトを大きくして、昇格は能力の項目のウエイト、昇給は勤務態度など努力に関する項目のウエイトを大きくするというような方法です。

 

これはこれで一つの考えですが、私は会社として何が重要なのかがわかりにくいので、ひとつにした方が良いと思います。

 

 これらをまとめるの次のような例が考えられます。

 

項目         管理職  非管理職
成果に関する項目   60%   40%
行動に関する項目   20%   30%
能力に関すす項目   10%   10%
勤務態度に関する項目 10%   20%

 

さらに、これらの項目はさらに細分化されてますから、例えば、勤務態度に関する項目の場合(非管理職)

 
規律性 5%
責任性 5%
協調性 5%
積極性 5%
という風に設定します。

 

以上、参考にしていただければ幸いです。

 

なお、ホームページやブログにも評価ウエイトについての考え方を載せていますので、ご確認いただければと思います。

 


評価ウエイト(総合点をどのように計算するか)
http://www.sabcd.com/02jinnji/40teiann.htm#57

 

http://ameblo.jp/sabcd/entry-10770112143.html

 

人事考課基本研修動画(抜粋見本11分) をどうぞ!
  

JK式人事考課制度の作り方動画(24分)をご覧ください!

    

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