全顎矯正の担当患者様からぎっしりと内容のつまった感想文を頂きました。
その患者様はすごく真面目な方で、辛いワイヤー期間も頑張って乗り越えて下さり、ワイヤーの上からゴム掛けを行い、動きを促進するような時も、こちらの指示通りにしっかりと真面目にゴム掛けをしてくださいました。
私の体調が悪く、担当出来なかった時も戻ってきた時には患者様の方が優しく迎えてくれました。
私だったら、担当してもらっている先生が体調不良で担当が変更になると言われたら、例え仕方ないとしても「おいっ！！しっかりしてくれよ〜〜」と思ってしまいます。それなのに優しく迎え入れてくれた患者様の気持ちにとてもとても救われました。
感想文を頂いた時に、しっかり封筒に入れて大事に渡して下さったので、ここには患者様の思いがたくさん詰まっているのだと分かりました。読ませて頂くと、そこには本当に治療を受ける上での患者様の気持ち、治療期間を乗り越えてきたこと、辛かったこと、頑張って良かったこと、が丁寧に細かく書いてありました。
この感想文はきっとこれから治療を受ける患者様、もしくは歯並びで悩んでいるけれども治療に踏み切れない方の背中を押すものになると思いました。
私が個人的にとても嬉しかったのは、病院全体のことを褒めて下さったこと、そして担当の私と「二人三脚をしてきた」というフレーズがあったことです。
矯正治療は本当に二人三脚という言葉がぴったりです。私がワイヤーを巻くだけでは治りません。患者様が毎月来院してくれる、ゴム掛けを真面目にやってくれる、自分の歯並びに対して関心を持ってくれる、そういった気持ちがとても大切だと思います。私はどの患者様とも二人三脚をしているつもりで向き合っていますが、患者様からその言葉を聞けたことが何よりも嬉しく、この仕事をしていて良かった…と思えました。
患者様との出会いが私達を成長させてくださいます。この気持ちを大切にしていきたいと思います。