第３３７１回「犬を飼うということ、スカイとわが家の１８０日、第３回、ストーリー、ネタバレ」
第３３７１回は、「犬を飼うということ、スカイとわが家の１８０日、第３回、ストーリー、ネタバレ」です。ペットをただ可愛いという視点で描いていないのが、このドラマの特徴です。年間イヌ１２万匹、ネコ２２万匹・・・・。年間殺処分数です。そして、なによりも"平成貧乏物語"です。そんな中、一家を影で支えてきた母親の幸子が倒れます・・・・(写真は、番組公式ホームページから引用)。
前回のラスト部分を再掲します。
『 保健所付きの獣医(杉本哲太さん)は、冷たく言い放ちます。「私のところに来れば、安く楽に殺してあげます」、勇次(錦戸亮さん)は即答します。「うちで飼います」、エンディング・ロールが流れます。勇次は告白します。「夢の箱から、オレも金を抜き取りました」 さらに、会社では、上司にリストラを断ったのです。クビ覚悟ということでしょうか。一方、幸子(水上あさみさん)が倒れます・・・・。長男が言ったように、家庭崩壊でしょうか。 』
勇次は、病院に駆けつけます。幸子のクラスメイトだった堀田が勤めていた病院に搬送されたのです。堀田は言います。「一度は、脳ドッグを受けたら」 勇次は、堀田に挨拶します。勇次は、幸子の上司である店長の感じが悪いと言います。幸子は、「あんなものよ。代りはいくらでもいるんだから」 おなじセリフは、別の人物も言います。
勇次は、リストラではなく、ワーク・シェアリングについて提案書を会社に出します。上司は、「お前はこんな提案書ではなく、退職願いが出されると思っていた。お前の代りは、いくらでもいるんだ」 私のサラリーマン経験から考えましても、代わりはいくらでもいるのが現実です。一方、団地の自治会では、犬を飼っている者への糾弾が続いています・・・・。
会社の雰囲気は別にして、勇次は気持ちよく自宅に帰ってきます。スカイと娘・眞子(久家心ちゃん)が迎えに出ます。一方、長男の大(山崎竜太郎ちゃん)は、子どもをいじめ、カードを取り上げていました。翌日、眞子は、兄がタクマという少年をいじめているのを目撃します。その頃、幸子は再度倒れます。ですが、無理を続けます。眞子にスカイの散歩を頼むのですが、部屋からそのまま連れて行ったのです。団地の人(？)が目撃しています。
勇次の会社では、不当解雇を理由に組合が騒いでいます。かつて勇次の上司であった窪田(泉谷しげるさん)の解雇を前面に出して、交渉が行われようとしています。勇次は、上司から窪田(泉谷しげるさん)を説得しろと言われます・・・・。窪田と勇次は、一緒に飲みます。窪田は、退職金を１ヶ月早く支払うと言う勇次の提案を断ります。
幸子は、さらに昏倒します。さすがに、幸子に健康に対する疑念が生じます。勇次の会社では、シュプレヒコールが上がっています。勇次は、窪田を説得できなかったことを、上司から難詰されます・・・・。眞子は、スカイが元気がないことに気付きます。団地では、犬問題で盛り上っています。４人と１匹の本郷一家は、崩壊寸前です。
眞子は、"夢の箱"から金を抜き、動物病院にスカイを連れて行きます。組合では、窪田が組合に頭を下げ、今回の件は取りさげてくれと言います。当然、組合から窪田は突き上げられます。それを見ていた勇次も頭を下げます。勇次は、ついに退職願を出します。その夜、勇次は、かつてのバンド仲間の店で、ギターを引きます。
一方、眞子の行った動物病院は、保健所の嘱託医師である奈良橋(大杉哲太さん)の病院でした。奈良橋は、めずらしく優しい口調で、「今日から、スカイのかあさんだ」と言います・・・・。動物病院からの帰り道、眞子は、迷子になります。迷子になった眞子を誘導したのは、スカイでした。ですが、眞子とスカイに、大型トラックが向かってきます・・・・。
眞子の失踪は、団地中の大騒ぎになります。そんな時に、泣きながら、眞子が帰ってきます。スカイが逃げたと話します。深夜、これまで泣いたことのないスカイが泣きます。家に帰ってきたのです。エンディング・ロールが流れます。
「この日は、これで終わりではなかったのです」(まこ談) 勇次が、退社したことを話したのです。それに対し、幸子が妊娠したことを告げます。「かあさんは爆発し、カレーは焦げてしまいました」、平成貧乏物語はまだまだ続きます。
(補足) ガタピシの写真は、単なる私の趣味です。
(追記) 前話まで、ブログに書いています。