柔整科 2期生 齊藤成幸先生に密着! | 卒業生の活躍に密着!

卒業生の活躍に密着!

了徳寺学園を卒業し、活躍している卒業生に密着!

今回ご登場いただくのは柔整科2期卒業の齊藤成幸(さいとう しげゆき)先生。





齊藤先生は柔整科を平成16年にご卒業後、4年目に恵比寿に開業され、その後移転し現在は白金にて鍼灸整骨院の院長としてご活躍されています。


先生が開業されている『しろがね鍼灸整骨院』は、決して駅から近いとうわけではありませんが、JR恵比寿駅、地下鉄広尾駅、そして地下鉄白金台駅と三路線のちょうど中間地点、閑静な住宅街にあります。




在学中とかわらぬ優しい笑顔でお迎えしてくださった先生に在学中のご苦労や楽しかった思い出をお聞きしました。


『私は、整形外科や整骨院に勤務しながら通学していました。たぶん、卒業生に聞けば100%同じ答えが返ってくるかと思いますが(笑)やはり、働きながらの通学は本当に大変でした。学業と仕事の両立は想像以上に大変だ、と痛感しましたね。
でも、両国で出会った学友とは今でも定期的に会って仕事の話をしたり…繋がっています。友人たちと過ごした3年間は真剣に頑張った学業も、プライベートで何の気なしに遊んだことも、本当に楽しかったし、良い思い出です。』

と、にこやかにお話し下さいました。




齊藤先生が柔道整復師を目指したのは、高校生の頃、バスケットをされていたことがきっかけ。

『怪我でプレーできない、練習できない…という時期に歯がゆい思いをしたんです。その時に、将来はそのようにけがに苦しむ方達の力になりたい、と。
そう思い柔道整復師を志すようになりました。
了徳寺学園を選んだ理由なんですが、正直にお話しすると、あまりはっきりとは覚えていなくて(笑)あの頃は柔道整復学科がある専門学校が少なかったんですね。そして、当時新設校だった了徳寺学園がとてもきれいだった、というのが決め手だったかと思います(笑)』


確かに、当時はどの学校にしよう、と選べるほど学校があったわけではなく、選択肢は限られていました。

『柔整師になりたい、という夢の為、在学中は勉強漬けでした。今まで習ったことがないことを勉強するわけですからとても苦労しました。』

特に大変だった科目はありますか?とお聞きすると、間髪入れずにひとこと。


『生理学ですね(笑)特に生理学が苦手で…。本当に苦労しました。
ただ、当時の生理学の担当の先生、植木先生がとても熱心な先生だったんです。授業が無いにもかかわらず、毎週土曜日にボランティアで学校に来てくださり、特別に補習授業をしてくださいました。
僕たちが分かるようになるまで本当に一生懸命教えてくださって。
苦手だった生理学が、気がつけば大好きな科目になっていました。
本当に先生のおかげですよね。本当に感謝しています。』

現在了徳寺学園では、毎週土曜日に卒業生によるチューター特別補習が行われていますが、当時はまだ卒業生が出ておらず、齊藤先生が最終学年の3年生になるまでは、当時在籍していた先生方によるボランティアでの特別補習が行われていました。


『そうそう、流石に毎週来て下さる植木先生に申し訳ないよな、と、感謝の気持ちを少しでもお伝えしたい、と、こころばかりでしたがみんなでお金を出し合い、当時結婚していたクラスメートの奥さんにお弁当を作ってもらい先生に差し入れたりしていました。そんなことも含めて本当に大変だったけど充実した三年間でした。』


『毎週土曜日や、授業が終わってからの補習授業だけでなく、セミナーもとても勉強になりました。特に印象に残っているのは卒業生セミナー。
卒業生セミナーの中でも系列校の了徳寺大学で行われたものが印象深いですね。『肩関節の脱臼の整復法』あれは本当に勉強になりました。同業者である柔整師の先輩や後輩などと一同に介する機会はあまりありませんので、意見交換、情報交換の場としてもとても有意義な時間でしたし、何よりドクター、特に整形を専門にされているお医者さんの見解を聞く機会はとても少ない。本当に勉強になりました。』

在学中の三年間、整形外科や整骨院などの医療関連施設で働きながら勉強され、無事国家試験に合格された先生。
在学中より勤務されていた多店舗経営タイプの整骨院にそのまま就職され、三年目には分院長として後輩の指導、患者さまを診療する忙しい毎日だったとのこと。

『分院長を一年間ほど経験させていただいた後、独立しました。平成19年に恵比寿に開業し、開業してからもありがたいことに患者さまを診療する忙しい毎日を送っていましたが、開業5年目のおととしに、テナントが入っているビルが取り壊されることになり、現在の場所、港区白金に移転しました。』

立地条件や、テナントの大きさなど、開業するにあたり色々とご苦労される部分は多いかとは思いつつ、開業準備でどのようなところに力を入れたかお聞きしました。

『一番気を使った部分は、そうですね、『院内環境の良質』という部分でしょうか?保健所への申請許可の為の書類にしても、スムーズに患者さまを治療するための動線など…その部分に力を入れましたし、今でも気を配っています。』





治療室も、ごちゃごちゃした印象はなく、スタッフ一人一人が動きやすいようゆったりと、そして患者さま同志が移動しやすいように計算してベッドや、テーブル、備品等をレイアウトしてあります。





お伺いしたのは午前中の診療が終わったばかりの時間帯。先生がベッドにタオルを敷きなおしている間にインタビューさせて頂きました。
タオルを敷きなおしていらっしゃるところを撮影すると、少し恥ずかしかったのか照れる齊藤先生。





院内には、通常のベッドの他にもウォータベッド、酸素カプセルも設置されております。




お酒が好きな取材担当者、思わず『二日酔いにも効果があるって聞いたことがあるのですが、本当ですか?』と伺うと『二日酔いですか(笑)そうですね。効果がある、とおっしゃられる患者さまもいますよ。』とにっこり。


先生に『柔整師としての一番の喜びは何でしょうか?』とお伺いすると、とびきりの笑顔で『症状が緩和されたり、治癒された患者さまの笑顔でしょうか?』とひとこと。

『やはり笑顔で、良くなりました!と、おっしゃっていただけると本当にうれしいですよね。こちらも嬉しくなります。』

『そして、治癒されてお喜びいただくのもうれしいことのひとつですが、治療中に患者さまが心を開いて色々なお話をしてくださるとき。こちらも嬉しいですね。人生経験が豊富な方々のお話しはたとえ業種が違っていても本当にためになることばかりで勉強になります。』

このようにお話し下さったあと、『不安を抱える患者さまに対してのアプローチやケアに関してはもっと勉強したいですね。難しさを感じるときがあります。』と。

難しさを感じるからこそ、やっぱり患者さまが良くなられて治療中に笑顔を見せてくださることが嬉しいです。だから毎日全力投球です、とにっこり。

『確かに忙しい毎日ですが、きちんと気持ちをリフレッシュして毎日新たな気持ちで患者さまと向き合うようにしています。日曜日、水曜午後など院がお休みの日には、友人たちとバスケットボールやフットサルをして汗を流したり、学生時代の友人たちと食事したり…。もともとスポーツが好きですから(笑)汗を流すとリフレッシュできていいですね。そして何より一番楽しくてリフレッシュできるのは、妻と二人の娘と過ごす時間。家族で出かけるときは本当に楽しい(笑)家族がいるから頑張れます。』

とお話し下さいました。




最後に、院長として、一人の治療家として切磋琢磨する齊藤先生にこれからの夢をお聞きしたところ、

『目の前の患者さまをきちんとケアできる柔整師でありたいです。そして、自分がたてた目標をひとつひとつクリアしていきたい。もちろん沢山考える事ややらなくてはならないことはあります。たとえば、今自分と一緒に働いてくれているスタッフが働きやすい環境を考えるのもそのひとつ。
常に「どうやったららみんなが働きやすいかな?」と考えています。
患者さま達に『本当にいい先生ですね。』とスタッフを褒められると嬉しいですね。自分の事を褒められるより嬉しいかもしれません(笑)
スタッフが成長していく姿、そして患者さまときちんとコミュニケーションを取り、適切な治療が出来るようになっていく過程…。そのような成長を見ると、本当にやりがいを感じます。
これからは自分自身が成長するのはもちろんですが、後輩の育成にももっと力を入れていきたいですね。』

穏やかな笑顔でそうお答えくださった先生。



スタッフが働きやすい環境を…とお考えになっている先生らしく、現在在籍していらっしゃるスタッフの皆さんみんな、明るく元気いっぱい。
現在多忙なため、スタッフの求人募集中とのことでした。


先生、お忙しい中ありがとうございました!



求人について詳しくはHPよりお電話またはメールにてお問い合わせください(在校生は教室及び1F卒業生開業治療院求人コーナーをチェック!)


本日のおまけ



齊藤先生が生理学を好きになったきかっけを作ってくださった、とおっしゃる植木先生。
授業の合間に、齊藤先生が在籍されていた当時のお話をお伺いしました。

植木先生も、2期生の齊藤君のクラスは良く覚えていらっしゃるそう。
お弁当を学生さんが作ってきてくださって、それがまたおいしかったのよ、ととても嬉しそうにアルバムを見ながらお話しされておりました。

『みんな熱心で、明るくて元気だった学年で…。私の授業で生理学が好きになってくれたなら、教師冥利に尽きるわね。』と本当にうれしそうでした。

齊藤先生がご開業された、とお話しするととても喜んでおられ、白金ならたまに行くから今度行ってみようかしら、と笑っておられました。

齊藤先生、ふらっと植木先生が遊びに行くかもしれませんよ(笑)


次回の卒業生に密着ブログは11月11日~14日の間にアップロード予定です。お楽しみに!