鍼灸科11期生 川合三奈先生に密着! | 卒業生の活躍に密着!

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了徳寺学園を卒業し、活躍している卒業生に密着!


『気を付けてお越しくださいね。』


優しい声で、再度ご訪問のお約束をご了承頂いた上、お気遣いくださったのは鍼灸科11期生の川合先生。





実は、取材当日人身事故により電車が動かなくなってしまい、お詫びの電話と、取材日程の変更をお願いした際の先生のひとこと。

お忙しい中で取材にご協力いただいておりますので『取材の日程を再度組むのは厳しい』と御断りをされてしまうかもしれない…と覚悟をしながらお電話させて頂きましたところ、先生の優しいひとことに、本当にホッとしながら翌日『サンメディカル鍼灸整骨院』(八丁堀院)へとお伺いさせて頂きました。

川合先生は当学園鍼灸科の11期卒業生。


現在は、柔整科4期卒業の榎原幸治先生が代表をつとめる『サンメディカルグループ』の八丁堀院にて、鍼灸師としてご活躍されています。





治療院の大きなガラス窓には榎原先生をはじめ、川合先生、川合先生と同じく11期鍼灸科卒業の渡部顕先生のお写真が飾られています。




サンメディカル鍼灸整骨院は八丁堀駅から徒歩1分と駅近の好立地。

解放感あふれる待合室には地元から通われている患者さま同士、治療を終えにこやかに世間話をしています。





その患者さま達に混じり待たせて頂いていると『昨日は大変でしたね、大丈夫でしたか?』と先生が午前の治療を終わらせてお声をかけてくださいました。






川合先生は、最初から鍼灸師を目指していたわけではなく、最初はスポーツトレーナーをめざしPT(理学療法士)の資格を取得しようとお考えになっていたそうです。

しかし、鍼灸学科の教員とお話しする機会がありスポーツ界でも鍼灸治療が広がりつつある、と知り、鍼灸師の道を志したそうです。

『了徳寺学園に決めたのは、最初に開いたHPがここだったんです(笑)勿論、他の学校も沢山見ましたけど、なんだかピンときたんですよね(笑)』

直感で当学園を選んだ川合先生。
在学中は仕事との両立が一番大変だったそうですが、直感は正しかったかな、と笑います。

『直感で選びましたが、在校生向けの無料セミナー『脈診セミナー(故金古先生)』は本当に驚きの連続でした。受講出来て本当に良かったと思っています。』

そう話す先生。
(脈診とは、簡単に説明すると、鍼灸治療のテクニックの一つで脈を診て患者さまの状態を把握する、というもの。)

『セミナーを受講している学生同士でお互いに脈を診比べるのですが、治療前、治療後の脈が変わっていくのが本当に面白かったですね。実際に鍼灸師として患者さまを治療している今でも本当に役に立っています。』

実は、実技の授業や東洋医学系の授業は面白いし好きだったけど、勉強自体は苦手だったんですよ、と笑いながら治療のデモンストレーションをしてくださいました。





手早くバスタオルで身体の治療しない部分を覆い、ツボを探します。
『少し冷たいですよ』と声をかけながら消毒し、さっと鍼を打つ先生。





『学校の勉強全般苦手でした(笑)』とお話しされましたが、鍼を打つその手つきはとても鮮やか。





『もちろん、何度治療させて頂いても効果が中々でない時は難しいな、と思いますし、今日も辛くて…とおっしゃられる患者さまに対しては自分自身も辛い気持ちでいっぱいになってしまいます。でも、はじめは鍼灸治療に対して半信半疑だった患者さまが、次回も私の鍼治療を、とおっしゃって下さるときにとてもうれしくなります。』



現在働いてしらっしゃるサンメディカル鍼灸整骨院は、在学中に上級生からの紹介でアルバイトとして勤務し、そのまま就職されたとのこと。
在学中はとにかく学校と仕事の両立が大変で、忙しかったとのこと。

『在学中も忙しかったけど、鍼灸師として働いている今もやっぱり忙しいです。でもとっても充実していますよ(笑)』

そうおっしゃる先生に一日のスケジュールをお聞きすると、朝9時に出勤、仕事を終え帰宅するのは21時半くらいです、とのこと。

(整骨院や鍼灸院は一般的に13:00~15:00前後までお昼休みとなり、トータルの勤務時間は平均して8時間前後となります。サンメディカル鍼灸整骨院の場合、13:00~14:30までがお昼休み、診療受付時間が19:30となっております。)

確かに大変そうに聞こえますが、患者さまに『ありがとう!』とおっしゃっていただけると本当にうれしい。それだけで疲れも吹っ飛びますよ、それに、どうしても疲れが取れない時は沢山寝てリフレッシュします、とにっこり。

『ありがとう、良くなった、楽になった、とおっしゃっていただけると本当に鍼灸師になってよかった、と嬉しくなります。』





鍼灸師の国家資格を取得して2年目の川合先生に、これからの夢をお聞きしました。

『その疾病に対してのアプローチだけでなく、トータルで患者さまの身体をケアできる鍼灸師になりたいと思っています。患者さまひとりひとりに対して、症状を治療していくのはもちろんですが、予防として患者さまにご来院いただけるような鍼灸治療が出来るようになりたいです。』

そのためにもっと技術を磨きたいとのこと。




先生の治療スペースはベッドひとつぶん。

小さいスペースかもしれませんが、そこには大きな夢が詰まっています。


『鍼灸治療って、熱いんじゃないか、痛いんじゃないか、というイメージがあるからか、未経験の方がたくさんいらっしゃいます。本当に効果があるのか、不安です、という方も。

でも、そういった方達にこそ鍼灸治療の良さを伝えたい、と思います。

それを伝えられるのは私たち鍼灸師。

一生の仕事として私は鍼灸師の道を選びました。

これからたくさん大変なことはあるかもしれませんが、患者様の笑顔を見る為に切磋琢磨することはとても素晴らしいことと思っていますし、私自身、鍼灸治療の良さを一人でも多くの方にお伝えできたら、と思っていますし、これからも患者さまの治療もがんばっていきたいと思っています。

これから鍼灸師を目指す方には、勉強が大変、仕事が大変とくじけそうになった時ほど資格取得後の自分をイメージして、今しなくてはならない事に対して一生懸命になって貰いたいと思います。』

これから鍼灸師を目指す方にメッセージをお願いします、とお聞きするとちょっと考えながら、そうお話し下さった川合先生。


卒業して2年間。
治療家としてひとまわりもふたまわりも成長され、さらに優しい笑顔に磨きがかかった先生とお話しして、とても誇らしい気持ちになりました。

川合先生のますますのご活躍、とっても楽しみです!


本日のおまけ。

川合先生が勤務されている『サンメディカル鍼灸整骨院の代表は当学園柔整科4期生の榎本先生が代表をされているからか、図らずとも鍼灸科の卒業生に沢山お会いできた一日でした!

先ずは、治療モデルをしてくださいました渡部先生(鍼灸科11期卒業)





『恥ずかしいっ!撮らないでーーーっ!』っと逃げ出すところを激写(久しぶりにお会いしたから懐かしくてつい…ハラスメントですね、すいません(汗)




そして、鍼灸科12期生の須藤先生。
(いやいや、隠し撮りしたわけではなく、外観を撮影させて頂いていたら偶然写りこんでしまっただけですよ、決してストーカーじゃないですよ(汗))


ご協力くださいましたサンメディカル鍼灸整骨院(八丁堀院)のスタッフの先生方、卒業生の先生方本当にありがとうございました!


益々のご活躍、楽しみにしております!!!



次回の『卒業生に密着!』は11月頭のアップロードを予定しております。