産経新聞の西川りゅうじんさんのコラムにとても共感しました。とても良いコラムでした。
人間は習慣の動物である。
個人も国家も同じだ。
内向きになれば、ますます内向きになる。
外に出なくなれば、外出すること自体が億劫になる。
逆に外に行きだすとどんどん外に行く機会が増える。
挑戦するとさらに挑戦したくなる。
ところが、昨今は会社が終業時間になると、上司と部下や同僚同士で「飲みニケーション」もせず、そそくさと帰宅する。
ウィークデーの繁華街はまるで戒厳令が敷かれているかのように静かだ。
飲むといえば、自宅で1人酒の「家飲み」ばかり。
ウチにいるからといって、「オタク族」になってマニアのように何かに打ち込むわけでもない。
今の日本は国全体があらゆる面で内向き志向になってはいまいか。
若者はいつの世も時代を映す鏡だ。
ノーベル賞を受賞した白川英樹さんと根岸英一さんがそろって、「日本の若者が海外に出なくなっている」と述べたが、それは世間の風潮を映している。
日本から海外留学する学生数は伸び悩み、海外旅行に行く若者は過去10年間で3割以上も減った。
新入社員の半数が外国での勤務を嫌がり、貿易商社や外務省でさえ海外赴任を希望しない若い職員が増えたという。
しかし、もはや「鎖国」ができる世の中ではない。
内向き志向には長引く不況の影響もあるに違いない。
しかし、一昔前はお金がなくとも、リュックサック背負って国内外を旅するバックパッカーが当たり前だった。
帰宅が早いのはIT化が進み家でパソコンに向かう時間が増えたためだとも言われる。
しかし今やパソコンよりスマホでインターネットにアクセスする人が多くなりつつあり、家にこもらずとも、いつでもどこでもつながれる。
要は私たち一人一人の気持ちがウチにこもっているから、若者も含めて世の中全体が内向きになってしまっているのだ。
日々、私たちが思い切って一歩外に踏み出すことが、自分自身を元気にし、それがひいては家族も企業も国も元気にすることにつながるに違いない。
外に出て、いつもと違った道を歩くだけでも新たな発見がある。
今まで知らなかった自分や忘れていた自分を発見することもある。
ふらりと立ち寄ったお店で新たな出会いがあるかもしれない。
外に出ることは心身の健康にも良い。
100歳を超える長寿姉妹で知られたきんさん、ぎんさんの口癖は
「人間はな、足から死んでいく。そいだから、足をつこうて足を大事にしろ」
だったという。
その教えを守り続けている、ぎんさんの4人の娘は平均年齢93歳にもかかわらず、毎日外を歩いて元気いっぱいだ。
「おとそ」気分も覚めてきたところで、「おそと族」を目指そう!
「鬼は外、福は内」と福をウチに招き入れるには、マメに外に足を運んで、将来、芽の出る豆をまかねばならない。
「幸」という漢字は「手錠・手かせ」の象形文字から変じたとされる。
自分で自分の心に手かせ足かせの錠をかけてはいまいか。
「辛い」という字に「一」を加えても「幸い」になる。
この「一」とは心の錠を開けるカギだ。
さあ、北風の寒さと懐の寒さに負けず、心の錠をはずして「おそと」へ踏み出そう!
ミ☆ ミ★ ミ☆ ミ★
どんどん外出して、趣味を持ちましょう♪
私も護国活動以外では、Danceなどが好きであらゆるジャンルのDanceに挑戦しています。
それと、これからの子供には海外留学などをさせたほうが絶対にしっかりとした大人になると思います。
私は、留学ではなくただ遊びがてらアメリカに住んでいた時期がありましたが、その時の経験が今の活動に大きく反映されています。
当時アメリカに留学していたお友達や、遊びで長い間海外に住んでいたお友達なんかは、今ほとんどが日本に帰ってきていますが、本当にびっくりするくらい自立できていて強く、きちんとした思考力、判断力、主張などもハッキリできています。
日本でぬくぬくと育っている人たちとは比べ物にならないくらい、苦労してきたのかしっかりしています。いろんな意味で視野が広がりますしね。