U2のコンサート@Moscow | 日本出身モスクヴィチカの徒然

日本出身モスクヴィチカの徒然

いわゆるモスクワ情報ではない だけど少し紹介したいロシア人の頭の中、日々ロシアの現実と相対するニホンジンの思うこと、モスクワの子育てのこと…etcを綴っております。

昨日、U2のコンサートがモスクワであったそうです。

行ってないけどさっ



が、行きたかったなー

と思ったのは、コンサートの最後

Bono と、ユーリー・シェフチュクのコラボレーションがあったから

しかもサプライズ~ だったのよん音譜



Bono氏、前日にはソチでバカンス中の

メドヴェージェフ大統領と懇談し

エイズ問題や世界経済の問題など議論したそうです。



しかし翌日モスクワで

「シェフチュクをコンサートに招待した」ことを表明



シェフチュク といえば、

先日プーチン首相にケンカを売った
(そこまで大げさでもないか)

ロック・ミュージシャンとして

その反骨精神が耳目を集めているロシアのロッカーです。

そのシェフチュクはいま、「ヒムキの森保護活動」を支援しており

先週日曜日に開催されたミーティングで

マイクなしで何曲かの歌を演奏しました。

というのも、「ミーティング」にシェフチュクが参加する と知った

モスクワ市当局が

「ミーティングは許可したが、コンサートは許可していない」

と理由をこじつけて、音響装置の搬入を許さなかったからです。



ヒムキの森保護活動委員会は、Bono氏に手紙を書き

それを大統領との会談後に受け取ったBono氏が

さっそくシェフチュクの招待を決断した のだそうです。



そしてコンサート当日、Bono氏がシェフチュクを壇上に呼び

最後のナンバーを英語とロシア語で熱唱

観客は大歓声で迎えた そうです。



ロックミュージシャンとして、彼の活動に共感し、

「声を響かせる」機会をシェフチュクに提供したBono氏

大統領と懇談する傍らそれをやってのけたのですから

なんと粋な計らいではありませんか!



マイクなしのミーティングがあったばかりのこと、

このサプライズ・コラボレーションに

ちょっと胸がスカッとした出来事でした~