■練習の目的を明確にする
今日の練習は20km走です。
ランニング・デポではスタート前にある程度の設定タイムを設けます。そこから参加者のみなさんは自分にあったグループを選んで走ってもらいます。
今回私久保が担当したグループは、1kmを6分ペースで走るグループでした。そこで走る前に軽いミーティングをしたんです。 そしてこんな質問をしました。
「今日はなぜ6分ペースで走ろうと思ったんですか?何キロ走ろうと決めてますか?」
おやおや、今日のメニューが20km走なのに何キロ走ろうと思ってますかの質問はおかしいのでは???
そう思われる方もいるかもしれません。
来週にフルマラソンを控えている方、再来週にフルマラソンを控えている方、それ以降にレースを控えている方、当分レースのない方様々ですから走る距離は違って当然だと思っています。
走った分だけ結果につながるとは限りません。でもある程度走らなければそれなりの結果に終わってしまいます。
これまでやってきた練習の流れにもよりますが、やはり大事なのは今日の練習は自分に取ってどんな目的があるのかということを明確にして取り組むことだと思っています。
レースの2週間前、1週間前になって練習を詰め込み過ぎては疲労が溜まる一方で、芯に蓄積された疲労は本番の30〜35kmの大きな壁となって現れてくるでしょう…。
調子を上げるためには徐々に練習量も落としていかなければならないでしょう。しかし落とし過ぎてしまうと筋力が落ちてしまう恐れもあるので、距離は短くする代わりにスピードを上げて走ることも大事になってきます。
逆に距離に対して不安がある方はペースを落とし長く走ることで、体力と精神的なスタミナを維持し疲れを最小限に抑えることができるかもしれません。
レースを終えたばかりの方はエネルギーを溜め込むといった意味で、ゆっくりじっくり長く走ることも必要でしょう。 出し切ってばかりだと身体がパンクしてしまいますからね。
まだまだ先にレースがある方は強い身体をつくるためにチャレンジしたり、 追い込んだ練習をするのもありでしょう。
といったように今日は20kmという練習メニューでしたが、 10kmの方もいるでしょうし、15kmの方もいるでしょう。もちろん20km走られる方もいれば、それ以上走っても構わないわけです。
練習会のメニューをいかに自分の練習にしていくかだと思います。練習のために自分がいるわけではなく、自分のために練習があります。
練習前に質問をしたのはもう一度客観的に自分を見つめてもらい、練習の目的(自分自身の)を再確認して欲しかったからなんです。
■練習を終えてから客観的に振り返る
スタート前に掲げた目的に対して、今回の走りはどうだったのかを振り返ることは今後の走りにつなげるためにはとても必要なことだと思います。
目的を持って行った練習の後は、みなさん本当にいい笑顔をされています。
もしそれがダメだったとしても、次にやるべきことがハッキリ明確になるからです。
考えずに行った練習は、何がよくて何が悪かったのか、あまりよくわかないことが多いです。
結果、思いもよらぬところで疲れが大きくでたり、怪我を招いたりする確率が増すような気がします。
目的を持って臨んだ練習が終わり一息ついたら、自分の走りの内容はどうだったのかを客観的に振り返るといいですよ。自分をもっと知ることへとつながっていくように思います。
自分が意図した通りの結果へと導けるようになったり、イメージ通りの練習ができるようなったら今まで以上に走ることが楽しくなるし、怪我等も減ってくると思います!
みなさんの中でピンとこないかもしれませんが、私久保が東京マラソンにチャレンジしたことで大きな収穫を得たのがここのところです。これらをみなさんに伝えていけたら頑張った甲斐があったというもの!迷ったらいつでも相談くださいね。個々に応じたアドバイスができると嬉しいです。
今後のみなさんの走りに栄光あれ!
本日の練習会もお疲れさまでした。
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「大地を叩け 息吹をかけろ」
*横浜を中心にランニングクラブ活動を展開*
ランニング・デポHP
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