03-08. 華 - 契約 - | 教師と生徒の事情 - Archive -

教師と生徒の事情 - Archive -

好きになった先生は、全部で4人。

関係をもった先生は、そのうちの3人。

教師と生徒の恋愛を語ります。

【登場人物】

・ルナ :高校2年のわし。名字は香田。モモンガ塾生。
・ユウカ:違う高校の2年生。ギャル。元モモンガ塾生。
・カオリ:25ぐらい。某会社Space Venusの取締役。



【時期】

高校2年 02月



渋谷の隣の駅の恵比寿にあるマンション。
そこが、『Space Venus』の事務所だった。

アタシとユウカは、日を改めて『Space Venus』に行った。


ルナ 「ね、ちょっとユウカちゃんピンポン押してよ。」

ユウカ 「えー、なんか怖いよ。ルナちゃん押してよ。」

ルナ 「おねがいっ!ユウカちゃん押して!」


結局、アタシがインターホンを押した。


ピンポーン


?? 『はい。』

ルナ 「あの、この前、渋谷で、勧誘して頂いた香田と申しますっ!」
※ 香田:ルナの名字。

?? 『ああ、来てくれたのね。ちょっと待っててね。』


マンションの扉が開き、中からは、
知っているヒトの顔が出てきたので、アタシ達はホッとした。

カオリさんだった。


カオリ 「えっと、香田さんと山口さんでしたよね。さ、中に入って。」
※ 山口:ユウカの名字。

ルナ 「すみません。おじゃまします。」

ユウカ 「おじゃまします。」


事務所は10畳程のワンルーム。
書類やらゴミやらで、相当な散らかりようだった。

ちらっと奥を見ると、50歳ぐらいのおじさんが座っていた。
このヒトは事務員さんかしら?

目が合ってしまったので、挨拶をした。


ルナ 「こんにちわ。」

カオリ 「あ、こっちが代表取締役の須藤よ。」

ルナ 「え?カオリさんが社長じゃないんですか!?」

カオリ 「アタシはただの取締役。社長はあそこの須藤。」

ルナ 「すみませんっ!失礼しました!」

カオリ 「大丈夫よ。とりあえずコーヒーでも飲んで。」


会社的なとこなんていったことないし、なんだかココ静かだし、
二人ともえらい緊張していた。
おまけに代表取締役はこっち見てるし・・・。

カオリさんは、コーヒーと共に、
何かの紙を2枚と、2~3冊のアルバムを持ってきた。


カオリ 「まず登録用紙に名前住所電話ベル番を記入してもらうの。」


その後、カオリさんはアルバムを開いて見せてくれた。
そこには、女の子の写真が沢山あった。


カオリ 「その後写真を撮らせてもらうの。」

ルナ 「えっ!?写真??」

カオリ 「コレを見て社長がどの娘を華にするか選ぶんだから。」


写真はともかく、でも住所と電話はヤバい気がする。


ユウカ 「あのぉ。住所と電話、勘弁してもらえません?」

カオリ 「なんで?」

ユウカ 「んーなんとなく・・・。」

ルナ 「アタシも・・・写真はともかく住所とベル番は・・・」

カオリ 「んー・・・まあいいわ。名前とベル番と写真ね。」


アタシ達は、登録用紙に名前とベル番を書く。
その後に、全身とアップの写真を1枚ずつ撮られた。

住所や電話番号書いてないし、これで身バレはしないだろう。




今思うとベル番からバレるんじゃないかなぁ・・・?

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