03-07. 華 - 募集 - | 教師と生徒の事情 - Archive -

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好きになった先生は、全部で4人。

関係をもった先生は、そのうちの3人。

教師と生徒の恋愛を語ります。

【登場人物】

・ルナ :高校2年のわし。名字は香田。モモンガ塾生。
・ユウカ:違う高校の2年生。ギャル。元モモンガ塾生。
・カオリ:25ぐらい。某会社Space Venusの取締役。



【時期】

高校2年 02月



『Space Venus』か。

まったくもって、聞いたことのない会社だ。


ルナ 「あのー・・・」

カオリ 「あ、ごめんなさいね。これじゃわからないですよね。」
     えーと、うちは女性を派遣してるの。」


カオリさんはにっこりと微笑む。
ユウカもかわいいけど、カオリさんは大人の女性だな・・・。


ユウカ 「派遣って?」

カオリ 「例えばね、社長とかそういう偉いヒトいるでしょ?」

ルナ 「はい。」

カオリ 「そういうヒト達が会食とかしたりする時あるでしょ?」

ユウカ 「あるんですか?」

カオリ 「その時に、アタシ達みたいな女性が横について、
     なんていうのかな、華を添えるっていうか・・・」

ルナ 「その華になるのがカオリさんなんですね?」

カオリ 「その通り。」


会食っていうのが、ちょっとアタシには想像できないけど、
なんだか華やかな世界だなぁ・・・。

こんなにキレイなヒトが横についてたら、
社長も自分の株があがるってもんよ。って感じかしら。


カオリ 「でもね、ちょっと違うんだ。」

ルナ 「違う・・・といいますと?」

カオリ 「華になるのはアタシじゃないの。一応取締役ですから(笑」

ユウカ 「???」

カオリ 「アタシは今その華を捜してるの。
     まあいわゆるコンパニオンを募集してるの。」

ユウカ 「自分ら募集されてるの!?」

カオリ 「そう。でも誰でもいいって言うわけじゃなくて、
     やっぱり華がある娘じゃないと、ね。」


ユウカは華があると思うけど、でもアタシは・・・。
ブサイクとは言わなくても、たいしてキレイじゃないし。

そんな高級そうな場に連れて行かれても、
"社長"なるヒトに失礼なコトをしでかすかもしれない!


カオリ 「結構時給いいのよ。」

ユウカ 「えっ!?いくらぐらい?」

カオリ 「まあ・・・3000円以上、とだけ言っておくわ。」


3000円以上!?すっげえ・・・。
でも、そんな時給って、キャバクラとかじゃないの!?

3000円はオイシイけど、キャバでは働けないよ・・・
アタシには、そんな沢山の話の引き出しはないし・・・
話が下手とかいって、すぐクビになりそうだよ・・・


ルナ 「あの・・・ノルマとかってあるんですか?」

カオリ 「あ、やだ。もしかしてキャバクラとか思ってるでしょ?」

ルナ 「え、あ、はい。」

カオリ 「ノルマなんてないから!しかもキャバじゃないわよ(笑
     どう?登録してみない?」

ルナ 「社長と会食・・・とかなんですよね?」

カオリ 「貴女達なら大丈夫よ。」


そうか・・・純粋にカワイイ華を捜してるって考えていいのかな?

ただ社長達とご飯食べるだけで3000円以上貰えるなんて、
マジでオイシイバイトだよねぇ・・・。


ユウカ 「ルナちゃんどうする?」

ルナ 「・・・登録してみちゃおっか!」


確かに、Space Venusはキャバクラじゃなかった。

でもね、まだキャバクラの方がよかった。




カオリさん、こんなベタベタなマンガ的イイオンナみたいな話し方は
してないですわ。なんとなく雰囲気が伝わればいいかな。

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