後藤田正晴氏を偲ぶ | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~


月日が経つのははやいもので、あの大物政治家元副総理の後藤田正晴先生がお亡くなりになられて2年ということは三周忌を迎えられたということで、改めて先生の人間として大きさ、政治家としての功績に尊敬の念をいだかずには終えません。

幼い頃から、政治に関心を持っていたこともあり、今般の政治不信を先生は天国からどのように見られているのか気になるところです。

なぜここまで国民に支持されないのか、政治とカネ、年金問題、靖国問題、外交問題、憲法問題、財政問題などなど難題山積みで原因は色々ありますが、この難局を先生ならどのように舵取りされるのか。

国民はあれほど若返りを支持してメディアを含め、私的な買い物光景までニュースに取り上げ、日本人お得意の調子の良さは天下一品で携帯電話での写真撮りなど、持ち上げるだけ持ち上げて、経験は乏しいがニューリーダーを求めて安部総理を選択したにもかかわらず、若さゆえの未熟さが露呈するとあれほど持ち上げていた国民が逆流の濁流にのって早々にノー。

一国の総理総裁たるもの、たしかに引き際を誤った感はぬぐえないが、本人のみが知る哀しい挫折の結末に推測の域は拭えないけれど、非難の嵐を覚悟してそう決断せざるを得ない理由があったのではないかと思います。

当然、誰が聞いても納得出来るはずもないが、かといって非難ばかりを繰り返す野党党首&議員にそれ以上の実力があるのかと言えば、結果は自ずと分かろうというもの。

今回の総裁選を見ていても、ふたり以外は一言で言うと小粒で人材難。

かつてないほど自民党は深刻な危機にあるのは間違いない。

麻生氏、福田氏のどちらが総理総裁に選ばれても、険しい茨の道は続きそう。

尊敬する頭脳明晰の後藤田先生の生き方の明瞭さを感じさせる次のことばで締めくくりたいと思います。

奥歯にモノがはさまったようないい方が好きではなかったし、そうした物いいをする人間が好きではなかった。曖昧さを嫌う。明確に決断する。決断したら実行する。

繰り返しくりかえし自分に言いきかせています。

合掌。