初日の最後の目的地として向かったのは
道の駅浅井三姉妹の郷 です。
せせらぎの里こうらを出て、“彦根IC” から “長浜IC” まで2区間だけ高速に乗りました。
途中 “米原JCT(ジャンクション)” があり、名神高速から分かれて北陸自動車道に進路をとります。
長浜ICを下りるとすぐの所に今夜宿泊する “ルートイン長浜インター” があるのですが、その前を素通りして目的地に向かいます。
高速を下りてから12分、全体で40分程で到着しました。
いつもの道の駅の標識が見当たらなかったのですが、ここにある “浅井三姉妹の郷” という看板を見つけて入りました。
これが施設の全体で、駐車場も随分と広いですが、“道の駅” とはどこにも書いてありません。
ここがオープンしたのは今年(2016年)3月で、滋賀県では最も新しい道の駅です。
後日ホームページなどを見て分かったのですが、2016年3月19日に “プレオープン” し、“グランドオープン” はなんと! “2017年春” となっていました。
プレオープンからグランドオープンまで1年もあるなんてあまり聞いたことがありませんが、何か新しい施設が他にできるのかもしれません。
いずれにせよ、道の駅標識が見当たらなかった理由がこれで分かりました。
先ほどの写真にある施設全体の、一番左の建物がこちらです。
“東浅井商工会” と書いてあります。
道の駅の中に商工会が一緒に入っているのは時々見かけますが、ここの商工会は随分と立派です。
2階建ての大きな和風住居みたいなのと、昔風の白い漆喰の蔵があります。
実はここは全国でも珍しく、“商工会が管理・運営する道の駅” なのです。
ですからこの道の駅のコンセプトは “チャレンジショップによる地域活性化と雇用創出” です。
「地域の商工業者などが特産品を開発し、道の駅をチャレンジショップとして活用して将来全国やグローバルに展開できる商品を育てる」 ことを目指しています。
そして右手の建物がこちらで、これが道の駅の本体です。
建物にはこんなイラストが描かれていました。
更に、入り口付近にはこんな像が建っていました。
“浅井三姉妹” とはご存知のように浅井長政と、信長の妹お市の方の間に生まれた、3姉妹のことです。
中央の指を指しているのがお市の方、右側が茶々、左が初、中央に座っているのが江だと思います。
三姉妹はこの道の駅の近くにあった “小谷城” で生まれ、天正元年(1573年)に織田信長に敗れて落城するまでここで育ちました。
“茶々” は天下人秀吉の側室、“初” は京極家に嫁ぎ、“江” は徳川2代将軍秀忠の正室と、それぞれに数奇な運命をたどるのは、皆様ご存知のとおりです。
では、中に入ってみましょう。
道の駅の看板はなかったけど、道の駅登録証や道の駅スタンプはちゃんとあったので一安心!
上の写真の左手が情報センター兼休憩所で、いろんなパンフレット並んでいますが、道の駅のはありませんでした。
これが休憩所のテーブルと椅子で、左奥に “浅井家” という食事処があります。
勿論浅井長政にちなんだ店名ですが、ここの食事のメニューも、長政御前、お市御前、三姉妹御前 といったネーミングになっていました。
これが店内です。
来年春のグランドオープンで、どのように変わるか楽しみです。
さて、これで初日の行程がすべて終わりました。
本日辿ったルートは以下の通りですが、随分と複雑ですね!(^_^;)
(google map による自動登録)
今日で三重県と滋賀県を回り終えたので、明日は福井県の新しい道の駅を巡ります。