中国地方一周の旅:余部鉄橋100年の歴史!“あまるべ” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

3日目に入り、最初に目指したのは兵庫県の

道の駅あまるべ です。

 

 

 

 

 

 

鳥取市内のホテルを朝7時50分に出発し、到着したのが8時45分、1時間近くかかりました。

 

“兵庫県美方郡香美町余部” にあるこの道の駅は平成24年(2012年)7月にオープンしました。

ここはJR山陰本線 “餘部駅” に隣接し、最大の特徴は高さ約40mの “余部橋梁(鉄橋)” の真下にあることです。

 

 

 

 

 

このコンクリート製の立派な鉄橋は、実は平成22年(2010年)に建て替えられたもので、それまでの鉄橋は明治45年(1912年)に建設され、約100年もの間山陰本線の運行を支えてきたのです。

 

 

 

 

 

この2枚の写真は案内看板にあったものを撮ったのですが、上が鉄骨製の旧余部鉄橋で、下がコンクリート製の、最新土木技術で建設された現在の橋梁です。

 

旧橋梁は延長309m、高さ41m、橋脚11基を有し、当時は東洋一の規模を誇る橋梁だったのです。

 

 

 

 

ご覧のように、当時使われていた橋梁の一部が保存されていました。

そしてもうひとつ、橋梁の真下にこんなものがありました。

 

 

 

 

 

昭和61年12月28日、旧余部橋梁の時代に山陰地方特有の強い低気圧の強風により、回送中の客車7両が橋梁から転落したのです。

 

乗客はいなかったものの、鉄橋下のカニ加工工場を直撃し、従業員の主婦5名と列車の車掌が犠牲になり、多くの重傷者を出す大惨事となりました。

これはその慰霊碑ですが、100年の歴史のなかではこのような悲劇も起きていたのです。

 

 

 

 

私たちが道の駅に到着したのは開店の9時より前でしたが、この日は日曜日で多くのお客さんが予想されたのでしょう、数名のガードマンが駐車場の整理にあたっておられました。

 

 

 

 

 

道の駅の隣にはご覧のような “鉄橋資料館” があり、鉄橋グッツなども販売されています。

鉄道ファンには魅力的だろうと思います。

 

 

(パンフレットより案内図借用)

 

道の駅の内部はご覧のような配置になっています。

まず情報コーナーに入ります。

 

 

 

 

 

 

 

ここには3台の大型モニターが設置されており、余部橋梁の100年の歴史が分かる展示と共に、それを紹介する映像が流れていました。

そして前回も紹介した “山陰海岸ジオパーク” のエリアでもあるので、その紹介コーナーもあります。

 

道の駅のほぼ半分の面積がこれら情報コーナーで占められており、残りが売店と食事処です。

 

 

 

 

 

さてここで、付近の地図をご覧いただきましょう。

 

 

 

 

「現在地」 と書かれた道の駅の場所と、鉄橋やJR餘部駅の位置関係がわかるかと思います。

 

橋脚11基で作られた旧余部鉄橋は平成22年8月に建て替わりましたが、その中の3つの橋脚だけを残し、平成25年5月、展望施設 “空の駅” が誕生しました。

 

次回の記事で、その空の駅をご紹介することに致します。

 

 

※道の駅スタンプが何故かいくつもあったので、全部押してきました。(^_^;)

 

 

 

どくしゃになってね…