四国徳島の旅:藍ランドうだつ(その2) | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

高知県から戻ってきたばかりですが、時計の針を巻き戻して “徳島の旅” を再開します。

前日に真っ暗やみの中で探し回って結局閉まっていた、
道の駅藍ランドうだつ に、朝一番に向かいました。



徳島市内のホテルを7時40分に出発し、徳島自動車道を一気に走り、道の駅に到着したのは8時半です。



ここは9時からなので、それまでに “うだつの街並み” なるものを散策してみることにしました。


最初、“うだつ” という地名かと勘違いしていましたが、実際は “美馬市脇町” という場所で、全国でも数少ない “うだつ(卯建)” がある建物が並んでいる、ということで “うだつの街並み” と呼ばれるものです。




上の地図がここで貰ったパンフレットの一部ですが、この略図の道の駅も、パーキングとトイレしか書いてありませんね。 ( ̄□ ̄;)


蜂須賀家が 「阿波」 の藩主をしていた時代 「阿波藍」 を奨励し、この脇町一帯を藍商を中心とした商人の町にしました。

そしてこの「南町」の通りが特に豪商の立ち並ぶ本街道であり、大半が当時のまま残されてきたものです。





昨日は暗くて気がつかなかったのですが、うだつの町並みへの道案内がありました。




この通路を進むと、昨日しっかりと閉まっていた “木戸” の裏側に出て、そこに道の駅の建物がありました。
もちろん、この時間はまだ閉まってますから後でご紹介しますね!



その建物の先の路地を入ってゆくと、“うだつの街並み” の通りに出ました。




さすがに朝早いのでまだ通りは少ないです。





この古い街並みにはちゃんと人が住んでいるらしく、それぞれに表札があり、その中の一部はお土産屋や食堂になっています。


ちょうど開店準備で家の前の掃除をしている人に尋ねてみました。



“うだつ” って、どれのことを云うのですか?


「ほら、あそこに鬼瓦のついた突き出た部分があるでしょう! あれですよ。」


「元々は火事の時に隣りへの類焼を防ぐために造られたのですどね、昔はすごくお金がかかったらしいんです。」
「だからお金持ちにしか造れないから、“うだつがあがらない” っていうのはそこからきているんですよ!」




なるほど、これだったんですね!
そう言われると、この街並み、どこの建物にも立派なうだつがいくつもありますね。




ちなみに “うだつがあがらない” という言葉の由来には2つの説があります。


そのひとつは先ほど教えてもらった 「金持ちにしかうだつを造ることができなかった為」

そしてもう一つの説は、「うだつは2階の大屋根にいつも頭を押さえつけられているから」 だそうですが、果たしてどちらが真実なのでしょう。


上の写真を見ると、後者のような気もしますね!(笑)



さて、もうひとつ不思議に思った光景が ・・・・・ 。




この時間、私たちのほかにも何組かの観光客がいました。


その中には、こんな大きな旅行カバンを持って、“ガラガラ” と大きな音を響かせながら散策している若い人たちがいました。

最初は気にならなかったのですが、しばらくすると、同じような旅行カバンの人たちが何人も現れました。

車や観光バスで来ているならこんな大きなカバンは車内に置いて来るはずだし、列車や乗合バスっていうのも不自然ですね。

いまだに “謎” です。



さて、9時になったので道の駅へ行ってみました。







店の方に 「ここって、何時まで開いているのですか?」 と尋ねてみました。



「本当は6時までなんですけどね! 暗くなるとお客さん来なくなるから早く閉めるんですよ!」


実は昨夜5時半に来て閉まっていたことを告げると ・・・・

ちょっと申し訳なさそうな顔になり、いくつものパンフレットを出して色々と町のことを説明してくれました。
「オデオン座にも行ってみた方がいいですよ! 西田敏行主演で映画の舞台になったところです。」


もう、散策を済ませてきたのだと言いだせなくなり、もう一度路地を通って街並みへ ・・・・ (汗)
そして、わざわざ遠回りをし駐車場に戻りました。(失笑)


でも、昨日閉まっていたおかげで珍しい “うだつの街並み” というのをゆっくり散策できたんだから、結果的には良かったことになりますね。









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