糸魚川翡翠探索紀行 | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです


なんだか中国語みたいな漢字ばっかの記事タイトルでスイマセン。『糸魚川翡翠探索紀行』。カタカナで書くと『イトイガワヒスイタンサクキコウ』。ひらがなだと『いといがわひすいたんさくきこう』、ラテン語で書くと『ριστιισμός ανότιι 』。あ、すいません、ラテン語は嘘ですテキトーです。重ね重ねスイマセン。最初は『私の彼は翡翠の妖精』とか、『日本海の荒波で浄化されたスピリチュアル天然石(北朝鮮電波脳)』とかいうタイトル思いついたんだけど、本文の内容とタイトルがまったくもって1mmも一致していないことで世界的に有名なハロー・サマー,グッバイがたまにはストレートな記事タイトルで書くのもオツなんじゃないかい?粋なんじゃないかい?なんて思って、ストレートな中国語のタイトルです。海外旅行にいってパンとスープばっかり食べてると、ご飯とお味噌汁が恋しくなるでしょ?洋酒じゃなくて日本酒が欲しくなるでしょ?そんな感じです(←ワケがわからない)

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そんなわけで、新潟県糸魚川市[地図]へ現金(ヒスイ)を探しに行ってきた。とにかくタダのモノが大好きで、「これ、タダだよ」とか人に言われて結局お金払わされて、騙され続ける人生を送ってきたわたしは、なんかこれはもう、騙されたほうが得なんじゃないか(ネタ的に)とか思い始めていて、「なんと!海辺に現金(ヒスイ)があるんだよ!」とかいうonotaっちの甘言に騙されて、新潟県は糸魚川市のヒスイ海岸へと愛車を走らせたのである。これでヒスイが見つからなかったら詐欺だ。ヒスヒス詐欺だ。エア・成金だ。迷惑コメしている、寝ているだけで月収100万円とかいう迷惑コメ書いていく人onotaっちは同じ種類のニンゲンだっ!という逃げ口上を胸に、ガンダーラへ仏典を求める三蔵法師のような面持ちで、炎天下の中クルマを走らせたのでありました。猿もカッパも豚もお供にはいないけどね!


一日目

朝っぱらから商品発送とか作業をしていたら、出発が遅れた。家を出たのは11時近くなってから。
糸魚川のヒスイ1
愛車の温度計が示す外気温は37℃。なんだこれは。太陽の黒点が活性化しはじめたのか・・・。なんて思いながらとりあえず出発。

(いろいろ省略)

90分ほどクルマをかっとばし、東海北陸自動車道の飛騨白川パーキングエリアでトイレ休憩。いや~~~!夏の空だね。なんか気分よくなってきた。夏の空も雲もいい。岐阜は空気も綺麗だな。爽快!!!
岐阜県の白川郷PA

そんなこんなでステキな夏の空と山で、脳内お花畑が咲き乱れたまま時速130キロで高速道路をカッ飛ばし、たどり着いたは・・・。
ヒスイ海岸
ヒスイ海岸

看板に書いてある名目は、一応海水浴場らしいのだけれども・・・。
ヒスイ海岸
砂浜じゃねぇ・・・。石しかねぇ!海水浴してる人ひとりもいねぇ!波高いけど、石とテトラしかないからサーファーもいねぇ!波乗りしたらテッパンで怪我する!もしくは

海岸線には見渡す限り石。
ヒスイ海岸

クルマの運転疲れたし、おなかもすいたし、探す気ゼロ。テキトーに探す。ひすい(現金)ちゃーん、どこでちゅかー。
心が折れた

そんなもんで一日目に見つけた石。無料で石の鑑定をしてくれるフォッサマグナ・ミュージアムの学芸員(鑑定士さん)曰く、イケてない石。やかましいわ!

ヒスイぽいと思ったんだけどなぁ・・・。
みつけたヒスイぽいなんか

一日目に見つけてきた石は全滅。しかし、フォッサマグナ・ミュージアムが閉館間近だったので他のお客さんは誰もおらず、時間の許す限り学芸員(鑑定士さん)に石のことを聞きまくる。

夜。お腹すいた。そして、ヒスイを探せなかった自分にムカついた。グギギギ...とりあえず食う。
たべる!

そんでもって珍しく酒も飲まずに寝る。

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二日目

二日目はホテルの部屋を早々に脱出。7時にはヒスイ海岸に到着したのだが・・・。

ヒスイ探しの方が増えていた。んー。
糸魚川ヒスイ海岸

思ったんだけど、水着とシュノーケル持ってくればよかった。服着て濡れるの気にして探すよりもう海水浴でいいじゃん・・・。波乗りとか海水浴のついでにヒスイ探す、でいいんじゃね?とか思った。

こばっち店長コメントでおっしゃっていたことを参考に、ヒスイにこだわらず綺麗な石をさがしたよ。そんでもってフォッサマグナ・ミュージアムに赴き、本能の赴くままに見つけた石を鑑定してもらった。
フォッサマグナ・ミュージアム

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今回、ロミがみつけた石


堆積岩
小豆色っぽくて綺麗だから拾った石。

堆積岩:既存の岩石が風化・侵食されてできた礫・砂・泥、また火山灰や生物遺骸などの粒子(堆積物)が、海底・湖底などの水底または地表に堆積し、続成作用を受けてできた岩石。かつては、火成岩に対し、水成岩とよばれていたこともある。地球の陸の多くを覆い、地層をなすのが普通。
(wikipediaより抜粋)

要は、砂、石、生物残土が堆積してできた石。様々なものが圧縮されてできた石っぽい。風化や微量の元素が混ざることによりアンバーするらしい。う~ん。


石英
見つけたときはシェル(貝殻)かと思った。

二酸化ケイ素 (SiO₂) が結晶してできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明なものを水晶(すいしょう、独: Bergkristall、英: rock crystal、ロッククリスタル)と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。
石英を成分とする砂は珪砂(けいしゃ・けいさ、独: Quarzsand、英: quartz sand)と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石は珪石と呼ばれる。
(wikipediaより抜粋)

水晶はよく拾っていたのだが、海辺にあると解らないなぁ・・・。


流紋岩
紫色が綺麗で思わず拾った。

「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様(流理構造)がしばしば見られることによる。以前は、流理構造の見られないものを「石英粗面岩(せきえいそめんがん、liparite)」と呼んでいたが、現在では流紋岩に統一され、石英粗面岩の名称は用いられない。
(wikipediaより抜粋)

鮮やかな紫色。これは磨けば輝く。


泥岩
黒色の石に雷のようなオレンジ色の筋の石。

構成物質の粒の大きさが1⁄16mm以下のもの(泥)でできている堆積岩の一種。海底や湖沼底などに堆積した泥(シルト・粘土)が、脱水固結して岩石となったものである。
主に粘土鉱物からなり、有機物を含むことも多い。
(wikipediaより抜粋)

黒にオレンジ色の雷模様。とにかくなんだかカッコイイ!


斑れい岩
塗れるとヒスイと間違いやすい俗に言うキツネ石の一種。

有色鉱物の角閃石や輝石を多く含み、岩石全体が黒っぽい(ペグマタイト質のものは斜長石の白い部分が目立つことがある)。磁鉄鉱なども含んでいることがある。無色鉱物はほとんどが斜長石で、アルカリ長石や石英をほとんど含まない。
(wikipediaより抜粋)

濡れているときはキレーなのよね・・・。


蛇紋岩
深いグリーンが綺麗。

主に蛇紋石(serpentine)からなる岩石である。変成岩ないし火成岩中の超塩基性岩のどちらかに分類される。岩石の表面に蛇のような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名。
(wikipediaより抜粋)

個人的にはそこらへんで売っている安物の石なんかよりもヒット!決して珍しい石ではないのだけれど深いグリーンと海の波で研磨されたナチュラルな形が素晴らしい!



うずら
うずらの卵に似ていることからロミが命名。


ビーチグラス
onotaっち曰く、日本海は波が荒すぎてビーチグラスは綺麗な形になる前に砕け散るんだとか・・・。確かに太平洋側の海は波がいくら高くても、ざっぱーん・・・ざっぱーん、っと、ゆっくりした感覚で押し寄せるのに対し、日本海の海は側は絶え間なく、ドン!ドン!ドン!と波が押し寄せる感じ。加えてヒスイ海岸はゴツゴツした石ばかり・・・。そりゃガラス玉なんか粉々だわよね・・・。

採取できなのは写真のような、丸みを帯びない出来損ないばかり・・・。


まつぼっくり
ご覧の通りまつぼっくり。他にもペットボトルなんていう珍しい石も。

ふぅ・・・。

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って、嘘ですよ。終わりませんよ。ここからはちょっとええもの。

ネフライト
俗にいう柔玉。ヒスイ(ジェダイト)は硬玉。ネフライトとジェダイトは、日本では翡翠と総称され、古来は似た鉱物と考えられたが、実際は化学的に共通点はない。オーストラリアではアボリジニがコレを使って古代からアクセサリを作っていたそう(今でも現地ではおみやげに売っている)。


メノウ
太陽に透かしたら光を通したので、こりゃなんかが結晶化したものだろうな、と思っていたらメノウだった。鍾乳石の一種。汚れが目立ったので、ちょっとダイヤモンドビットで表面を削った。拾った時はもうちょっと不純物が混ざり、黒っぽかった。




そして・・・












ヒスイ
ぐえへへへh・・・。ヒスイだよ。沢山拾った石の中に混ざっておった。ちょっと写真をphotoshopで弄ってグリーンのハイライトを入れてあるけど、実物はもっと白っぽい。


そんなわけでバケーションのポーズ(ヘッダ画像参照)
バケーション
海辺は風が強くて片足で立つのはキツイ。アラレちゃんのキーンみたくなった

ってなわけで、満足感を胸に帰宅。さぁ、石を削ろう。
帰ってきた

今度こそおしまい。

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