根付「千万両」の件2。 | 根付・帯留 鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ

根付「千万両」の件2。

鹿正洞でスタートした、
根付「千万両」の件。
前回からの続き。

 

 

細工に突入。

 

まずは「生地取り」から。

 

 

 

 

今回の母材。

 

 

左が頭部用の鹿角。

右が土台用の牛角。

 

 

 

 

 

 

頭部用。

 

 

髄やマーブルが極端に少ない、

レアな良材。

肉質も詰んでて綺麗。

 

但し、軸に導管が集まっているので。

これを上手く回避しないと、

下部の紐通に強度を確保出来ない。

ここらが腕の見せ所。

 

 

 

 

 

 

 

土台用。

 

この材は外側に

茶色&白のマーブル層が有って、

中の方は黄色。

 

銅貨には茶色の部位が、

金貨には黄色の部位が来るよう

トライしてみる。

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの母材から、

細工に必要なボリュウムを切り出す。

 

 

おし、これで「生地取り」完了。

 

 

 

次は「粗彫り」。

続く。

 

 

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