メドックの地図
メドックの地図
メドックの地図に関するアクセスがある様なので、一寸整理してみました。ご参考になれば。
フランス
まずは、フランスにあるということは解りますよね。一応フランスはここですよ。馬鹿にするなって?でもね、海外領土もあるってご存じでしたか?植民地の名残なんでしょうか。ニューカレドニアとかフレンチ・ポリネシア タヒチとか。
怒られそうなので次に進みましょう。
フランスは、1790年に県の制度が作られ、現在フランスには100の県があります。各県には番号がついており、郵便番号5ケタの最初の2つが県番号に相当します(例:75001は75がパリ、1は1区を意味する)。これらの県が1~7県集まってひとつの地方を構成しており、フランスには全部で26の地方があります。フランスでは学校でこの郵便番号をしつこく教えるようで、殆どのフランス人は郵便番号で何処の場所か判ると言われています。AOCもこの郵便番号で表されるとか。下図のように26に分かれています。
アルザス地方、アキテーヌ地方、コート・ダジュール地方、シャンパーニュ地方、ノルマンディー地方、ブルゴーニュ地方、プロヴァンス地方、ベイ・ド・ラ・ロワール地方、ラングドック・ルシヨン地方、リムーザン地方、ローヌ・アルプ地方などはワイン本によく登場する地方の様です。
アキテーヌ地方圏は、ジロンド県、ドルドーニュ県、ランド県、ロット・エ・ガロンヌ県、ピレネー・アトランティック県の5県により構成されており、面積は41,308 平方キロメートルと言いますから概ね九州と同じくらいの広さで、フランスの地方圏の中では3番目に広く、フランス領土の約 8% を占めています。
アキテーヌ地方は大西洋に面したアキテーヌ盆地一帯に広がる地方であり、気候は非常に温暖で、葡萄や果樹の栽培が盛んです。
アキテーヌの代表的な都市がボルドー周辺で世界最大のワイン産地とされています。
ローマ時代にアクイタニアと呼ばれたアキテーヌは公国としてローヌ河流域までもその統治下に治めていましたが、どっかの可笑しなお姫様が嫁入りした関係から1154年にイギリスに併合され、100年戦争を経て1451年にフランスの領土となります。アキテーヌ併合の関係かどうか不明ですが、イギリスでは公用語をフランス語としていた時代があったようです。話は戻って、
アキテーヌの大西洋沿岸一帯は牡蠣の一大養殖地でもあり、牡蠣を売る姿が風物詩ともなっている様です。もっともこの牡蠣の原貝は宮城県から持ち込まれた(一時全滅したため。)もので小ぶりのものです。
ジロンド県(Le département de la Gironde)はフランス南西部に位置するフランス本土最大の県です(海外県を除く)。ガロンヌ河とドルドーニュ河が合流してできたジロンド河にちなんで名付けられました。
海洋性気候であり、夏と冬の気温差は小さい。冬は比較的温暖で夏は過ごしやすい。降雨が適度にあり、冬にはより多くなる。一方で夏と初秋は乾燥する。7月は50ミリ、1月は100ミリあります。概して内陸部より海岸地方の方が降雨量が多く、ボルドーの年間降雨量は820ミリで、年間の雨天日数は150日とされています。
ジロンドの平均気温は、1月で5℃から7℃、夏は19℃から21℃です。
ボルドー地方
ボルドー地方のワイン産地は大西洋に注ぐジロンド河とその上流であるドルドーニュ川、ガロンヌ川に沿って分布しています。気候的には大西洋の海の影響を強く受ける海洋性気候になっています。このあたりの地図はワイン本でお馴染みでしょうから次へ。
メドック地区
AOC Medoc & AOC Haut Medoc 拡大図
AOCに関する詳細は こちらへどうぞ
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