被災地では電気が復旧したり、集団避難所では被災者を招待して花見を開催したりと、少しずつ復興の兆しが見えて来ています。
ただ、政府や東電の対応が後手後手にまわっていて、もどかしさも感じるようになってきました。
未曾有の震災なので仕様がないと、ガマンしていたのですが、全く改善される様子が見えません。
また、東北地方と茨城だけに集中していて、北海道や千葉や横浜の被害がほとんど報道されていないのも気になります。
そんな中で、液状化現象で多大な被害を被っている千葉で、ちょっと明るい話題がありました。
東京ディズニーランドが、震災後1ヶ月あまりで今日再開しました。
千葉にとっては復興のシンボルともいえる再開ですが、それだけに留まらずエンタテインメント業界の復興を代表しているようにも思えます。
震災の当日、ディズニーランドから帰宅できない人々のためにキャスト(従業員のことですね。)の献身的な対応は、さまざまなところで絶賛されています。
こういったケースの対応マニュアルなんか存在しなかったはずですが、見事な仕事ぶりだったようです。
1983年の4月15日に開業したディズニーランドです。
つまり、今日は28歳の誕生日だったわけです。
日本のテーマパーク業界の規範となる同園のがんばりに期待したいものです。
ということで、昨日から聴いているのが、佐渡裕率いるシエナ・ウィンド・オーケストラの「ディズニー・オン・ブラス(Disney On Brass)」です。
日本でも最高のブラスバンドであるシエナ・ウィンドですが、なんと言っても佐渡裕のパワーがスゴいですねー。
萎縮してしまっている今の日本に元気を与えてくれる、明るさがあります。
このアルバムは、ディズニーのスタンダード曲も演奏していますが、比較的新しい作品を取り上げているのが「売り」でしょう。
今やブラスバンドの定番になっている「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「Mr.インクレディブル」の迫力満点のプレイは、特筆すべきものです。
残念ながら、ディズニーの権利関係からか、動画サイトには全く見当たりません。
このCDは、たくさんのシエナ・ウィンドの作品の中でも、トップクラスのクオリティです。
是非、聴いてみて下さい。
で、「佐渡裕」でいろいろ検索していると、元気になれる曲を見つけました。
まず、ブラスバンドの定番になっている、Van McCoyの「African Symphony」です。
私も、以前に記事にしていますので、読んでいただければ嬉しいです。
画像は、コチラ。
Van McCoyのオリジナルは録音が古いですし、いろんなアマチュアの演奏も動画サイトにありますが、佐渡裕とシエナ・ウィンドのこの演奏は、世界中で最もエキサイティングなものでしょう。
ホルンとトロンボーンの迫力が、鳥肌ものです。
昨年末に記事にした「1万人の第9」の映像がありました。
その中から、ベートーヴェンの第9の「歓びの歌」をもとにした「Joyful, Joyful」を、平原綾香の歌で聴いて下さい。
映像は、コチラ。
演奏と歌とダンスの少年少女たちの心からの笑顔が、見る人すべてに元気を与えてくれます。
何度見ても、文句の付けようのない素晴らしさです。
佐渡さんのパワーをもらって、明るく前を向いて「頑張ろう、日本!」
Disney on Brass/佐渡&シエナ
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