「奥入瀬渓流ホテル」@奥入瀬(☆☆)
www.oirase-keiryuu.jp


 星野グループの傘下となっている奥入瀬渓流散策の拠点となる素敵なホテル。
 巨匠岡本太郎氏の3つの作品に5つの浴場。
 すごしやすい部屋からの眺めはカーテンのいらない渓流と山の風景です。
 
住所:青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話:0570-073-022 / 0176-74-1111
 
 5月4日の来訪。つゆ焼きそばを食べた黒石から奥入瀬を目指す。途中、十和田湖畔の方を遠回りし、奥入瀬の上流から下るようにして、下流にあるこのホテルに行きました。
 
 奥入瀬でもすでに下流域にあります。
 東館と西館がありますが、メインのエントランスとフロントは東館の方。
 白い壁とダークウッドに塗られた木材を組み合わせた巨大なログハウスのような前面。
 石壁の向こうには左右に広がる部屋の列が並び、その向こうには緑の山と青い空。気持ち良い場所です。
 フロントの天井は高く、照明をいくつもつけたシャンデリア的なものが並んでいます。

 右手にずらりとフロントのカウンター、左にはロビーのテーブルと椅子が並んでいます。

 奥の方はこのホテルの象徴である巨匠岡本太郎の巨大暖炉がある「森の神話」 というラウンジ。
 
 13時半過ぎという早い到着であったため、チェックインの15時には時間がある。フロントと相談し、荷物を預け、奥入瀬にバスで行こうと考えたが、バスを待つ間に思い直して、「森の神話」 でのんびりし、チェックインしてから自分で車で奥入瀬を目指すことにしました。
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 ちなみに売店は西館側に行く方向に大きなものがあります。トレッキング用の服なども揃っているのが良いですね。ユニフォームも施設名入りで用意されているから、モンベルと提携しているのかな?
 
 さて、「森の神話」 でお茶する間にチェックインを早めてくれることとなりました。嬉しい対応です。ありがとうございました。
 
1泊2食付~青森のりんご魅力を味わうビュッフェ~ 50500円
 公式サイトから直接申し込みです。

 部屋は3026号室。モダンツインルーム(禁煙)です。
 東館3階のエレベーターを降りて右側の途中、川側でした。
 銀色の鍵で扉を開けて中に。オートロックではないので、閉め忘れると開けっ放しです。入る時と出る時は注意が必要。
 玄関で靴を脱ぎ、上がった先はすぐにリビング兼寝室へと繋がっています。

 そこはツインベッドが窓に向かって並んでいる素敵な部屋。

 ベッドの枕元には壁と同じダークウッドの荷物を乗せるような仕切りのようになっていて、中央にコンセントがあるのはとても嬉しい。

 窓の前には3人が座れて寝そべれるソファ。足マッサージ機も何故か置いてありました。
 
 小さなテーブルの上には奥入瀬渓流ホテルのもてなしまんじゅう。
 窓の外は奥入瀬の渓流と山の緑が広がっているだけです。カーテン開けていても大丈夫♪
 「星のや」とちがって液晶テレビが置いてあるので嬉しいのですが、ベッドやソファからも見えるように左右に画面を向けられるものだと良いのに。

 トイレは玄関の脇。

 洗面とお風呂もその奥にありますが、お風呂は狭いし閉鎖的なので、事情がない限り入る気はちょっと起きないかな。やはり計4つある大浴場に足が向きます。段差もあって、つまづくのは解消が必要。

 館内は作務衣でOK。
 
 インターネットは無線で便利。
 

 西館へは売店前の通路を歩いていきます。途中東の風呂の一つがあるラウンジスペース。

 暗く、ダウンライトでムードあるスペース。こちらにリラクゼーションの設備がありましたが、我が家は利用する習慣がないので素通り。
 
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 西館に入ると、アクティビティーデスクのあるスペースにまず入ります。
 22時までスタッフがいらっしゃって、奥入瀬の相談なども丁寧に応じてくださいました。とても助かりました。


 西館2階のロビーは河神という名のラウンジになっています。
 こちらにも岡本太郎氏制作の銀色の巨大暖炉が天井からぶら下がっています。高さ10メートル、重さ7トンのアルミ合金製。
 左右の天井の木製の造作が美しく、印象は明るい。

 フリードリンクがうれしい。
 一番手前にあるリフレッシュウォーターはレモン、ライム、きゅうり、ミントの水。
 クッキーなどのお茶菓子も無料。
 

 西館の外観はレンガ色のリゾートホテルらしい外観。アクティビティーの小型バスの発着はこちらからになります。
 
 奥入瀬渓流散策にはお勧め散策コースが設定されています。
 悠遊渓流シャトルバスが1時間に1本運行し、ホテル、三乱の流れ、石ケ戸、阿修羅の流れ、雲井の滝まで行って帰ってきます。
 ここは車で来ていたので、自分一人で車で散策をしてみることにしました。

 新緑の奥入瀬は確かに綺麗です♪ 苔ブームも来ているのでしょうか? テレビでやっていました。

 バスで行かない十和田湖近くの滝から阿修羅の流れをはじめ、車と歩きを駆使して結構見て回りました。
 
西の湯

 16時半前には帰ってきて、西の湯へ。

 時間で2カ所の湯が入れ替わるようです。
 どちらも西の湯は露天ではなく、大きな内風呂。
 展望風呂ということで大きな窓に面しています。
 混んでいるし、写真撮影不可なので、中は写真を撮っていません。公式ホームページに中の写真がありますね。
 
「青森りんごキッチン」 @青森(☆彡)
 夕食はこちらで。
 17時で一番最初の入場です♪
 
森の学校

 19時と21時に森の教室のイベント。19時の会に参加しました。
 スクリーンが置かれ、最初に星空や空や八甲田山のタイムラプス動画が映されていました。
 青森県十和田市出身の写真家である岩木登さんが話してくれます。
 この時期は昼から大変混み合うだろうと予想される。今は冬枯れが終わって緑が深まる時期。今はまだ下流域の方が緑が濃い。十和田湖は雲海が出やすい。十和田湖は1200年前に噴火している最大のカルデラ湖である。 十和田湖の水も青くなくなったが、この5年は回復基調だと。…などの話を伺いました。
 ちなみに岩木さん情報では、奥入瀬渓流はあと5年で一般車通行不能になるそうです。自然保護のため実験的にするのだとか。

八重九重の湯
 この宿には4つの大浴場の他にもう一つの浴場が用意されています。それがこちら。
 1時間置きに西館から送迎バスが出ています。毎時0分に出て、45分に風呂側を出るそう。だいたい5分のところにあります。

 木造の入り口でスリッパを履き換え、廊下と階段を通り、九重の滝の脇の露天風呂に。
 56度の源泉から引っ張ってきているそうで、タンクなどではないそう。
 星空も見えるお風呂。かすかに硫黄の匂いがします。
 りんごが浮かんでいます。
 洗い場はないので湯船につかるだけ。
 時間によって混浴や男女別に分かれていますが、入浴着をはくので、あまり関係ないかも。
 

 帰ってきて、外も少しうろつくと、謎の銅像。
 後で知ったけど、これも巨匠岡本太郎の作品。

渓流モーニングカフェ
http://www.oirase-keiryuu.jp/activity/detail.php?id=13&m=

 朝5時出発。4時50分に西館2階アクティビティデスクに集合。
 1時間で帰ってきます。
 悠遊渓流シャトルの朝一便限定で実施する「渓流モーニングカフェ」。
 観光客でにぎわう前の奥入瀬渓流を眺めながら、カフェタイムをという趣旨。

 アテンドは秋元夢美香さん。朝からなかなか声は出せませんでしたが、彼女の明るい声に気持ち良い朝を迎えられました。ありがとうございました。

 バスは雲井の滝で降りました。そこから10分歩いて白銀の流れまで行きました。

 白銀の流れにあるテーブル2卓のところでコーヒーを。耐熱カップなので冷たいのかと思ったら熱々。
 戻ってくるバスは5時40分。
 これほど柔らかい黄緑は例年GW後になるのだが、今年は早いとおっしゃられていました。
 
 この後は一人で出歩く。早朝が奥入瀬は空いていて、良いのだそうです♪

 石ケ戸休憩所に車を停めて、昨日見逃したのが唯一石ケ戸の瀬。

 さみだれの流れまで歩く。

 そのあとに奥入瀬バイパスに入り、奥入瀬トンネルを越えた先の登坂車線途中にある大帆内牧場の看板を入り、山道をクマの置物のあるところまで走る。
 そこから歩いて2、3分。

 三つ叉のブナの木で、ブナの木としては日本最大。
 
東の湯

 戻ってきて部屋に行き、東の湯へ。男女が入れ替わっていました。
 プールのような大きな浴槽に高い天井の浴室。
 外にも紅葉などの新緑が眺められる石造りの露天風呂でした。
 ただし、大浴場には部屋からのタオル持ち込み制のため、着替える場所の床が濡れています。ゴルフ場のようにバスタオルは浴場の入口脇にあるとうれしい。宿泊もしていないのに勝手に入る人の予防のためでしょうがね~。
 
 この後は八甲田に行くためにはやばやとチェックアウトさせていただく。
 奥入瀬散策の拠点として、本当に良いホテルでした。
 

奥入瀬渓流ホテル旅館 / 八甲田山)
夜総合点★★★★ 4.0
昼総合点★★★★ 4.0