「石葉」@湯河原(☆☆彡)
http://sekiyou.com/
湯河原の温泉宿にしてミシュラン二つ星。いつか来たいと思っていました。
これでもかというほどの坂を上った上の緑に包まれた清楚な宿。
子供も一緒に朝夜部屋食で、東京の一流店に比肩する和食をいただけます。
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上749
電話:0465-62-3808
14年7月20日の来訪。
小学校の臨海学校のため娘がいないこの日に、家内と二人で予約出来ましたが、部屋は部屋風呂無しと言う今までにない設定。よりにもよって、いろいろ他にもあって逆境でした!! でも、文句も言わず、家内は一緒に来てくれました。感謝感謝。
湯河原の温泉地も、車1台が入って行ける程度の分かれ道を結構登った場所にこちらがありました。
緑深い前面。登るように入って行くと車寄せはそうとは感じられないような玄関の前のスペースだけ。すぐにその場所が駐車場ですので、車をお店の方に預ける形となります。
和の大きな入り口には石葉と書かれた大きな白い暖簾。
老舗の旅館にしては意外に広くはない通路のような玄関です。こぢんまりとしていて、僕らには逆に落ち着かせてくれるほどかも。こちらで靴を脱いで畳と絨毯時期の廊下を、すぐに部屋へと通してくださいます。
部屋は「翠」。
玄関を入って左のプレイルームみたいな部屋を過ぎた突き当たり右曲がってすぐの場所。
木の扉をガラガラ開けると猫の額のような前室。
障子の向こうには10畳の和室です。
窓の外は小さな日本庭園のようで、その向こうは湯河原の山々の緑が見えます。
テレビは昔の何やら箱の上に。
前室から左の扉には古い感じの洗面所があり、その向こうにお手洗い。
そのスペースと和室の間は背の低い丸い感じの仕上げになっていて、頭をぶつけやすい。実際注意されていたのですが、1回ぶつけました。
前室の右側にはクローゼット。浴衣が置かれています。
梅の寒天寄せ。
お茶はガラスの器に冷たい明日葉茶。
浴室は翠の部屋にはないので、大浴場に入りに行くことになります。
部屋を過ぎて右に行った場所つき当たりに外に出る場所があります。草履をはいて外に出て、隣りの建物へと歓談を上がる。
数寄屋造りの施設なので、黒い瓦に銅製の真新しい雨樋が美しく並んでいるのが見えます。
昼間は手前が男風呂、奥が女風呂。夜中の24時で切り替えられ、休み無しに明日まで入れるのだそうです。
男風呂に入ると、すぐに脱衣場。他の場所とは違い、山の開かれた方向に向いているので素晴らしく明るく綺麗。壁はすべてガラス扉で解放されているところも多く、外気の清々しさを脱衣場で味わえます。
せり出すような場所にはゆったり座る椅子。冷たいお茶の入ったポットがおかれています。
浴室は大きくはないけど、白木の壁の作りに翠の石の床が美しく、掛け流しの温泉がコ型の浴槽に絶えず注がれていました。
外に出て少し降りた場所には露天風呂。階段は丸見えですが、露天風呂に入ると上の木や周囲の緑が覆い隠してくれます。
これは気持ちよいお風呂です。
夕食朝食ともに部屋食です。
夕食は18時からでお願いしました。湯河原の会場花火大会の日でしたので、そちらに行くことも検討したかったのですが、19時15分には出ないと間に合わないとの話。家内にも無理はさせたくなく、花火はあきらめました。
中伊豆ワイナリーオリジナルぶどうジュース 950円
片浦レモンサイダー 720円
「海辺の途中」 でもいただいたレモン入りのサイダー。
途中の飲み物はなんだったかな。
先付)虹豆 蒸鮑 白芋茎 枝豆餡
最初に乱れた波紋のような模様の黒塗りの円形のお盆。中央にチタンのような銀色のおちょこ。
家内には女将が3年間プラムで漬け込んだお酒。おおッと思うような味。家内は気に入ったのか、その後にソーダ割りでお願いしました。
ぼくの方はブドウジュース。中伊豆ワイナリーオリジナルぶどうジュースです。
先付自体は緑の美しいもの。上に乗っているのは枝豆を裏ごしして出汁でのばした餡。
インゲンのようにも見える茹でたササゲと出汁の味わいが素晴らしい白芋茎、それに弾力が程よい6時間蒸したと言う伊豆の黒鮑。
この先付でこちらの料理が塩味が淡くとも素材を良く味わわせてくれます。
八寸)衣かつぎ一休納豆射込 棒寿司 はじかみ 山桃 車海老黄身酢 蛸唐揚げ胡瓜和え 梶の葉のせて
白い円形のお皿に厚手の桑の葉のような形をした梶の葉。京都しにかないこの葉をこちらでは5年前に植えてようやくこの大きさになったのだそうです。
右にはカマスの棒寿司。白胡麻を使った酢飯に表面を焼いたカマスがしっとり美味しい。
中央の衣かつぎには上に磨り下ろした緑色の柚子の皮をちょいと添え、中には黒い大徳寺納豆を射込んでありました。
左には蜜で煮込んだ小さな山桃。
車海老は出汁で煮たもので旨味がしっかり。黄身酢は酸味がそれほどでもなく黄身の旨味を感じる。
それにはじかみ。
ガラスの小皿には素揚げに近い蛸の足の唐揚げ。これが塩梅良く十分美味しいのですが、上には磨り下ろしたようなキュウリをかけてあって、キュウリの香りがさっぱりと味わわせてくれます。
鍋仕立)素麺 鱧落とし 酢橘
七夕なので素麺だそうです。
鱧は黒い皿の上に並べられて登場。傍らには酢橘。
目の前のコンロでお汁に火を入れ、骨切りしてある鱧を目の前で花開かせて御椀に注いでくれます。
鱧は骨切りが十分にされてほとんど骨を感じません。
そして、鱧の骨で取った出汁のお汁。実に味が深い。上に酢橘を搾って飲むと少量で驚くほどの変化。爽やかに美味しい。
お造り)季節の地魚 あしらい
一品目はカサゴ。白身がふぐに似ているかも。うれしかったのは添えられた肝。
つけるのはポン酢と土佐醤油に山葵。土佐醤油が美味しい。
それにざるの上に氷をあしらい、葉っぱと乗せて盛りつけた2種の刺身。
甘さが良いヤリイカと、赤身のメジマグロ。ミョウガと胡瓜の千切りが添えられ、上には生の芋茎。
焼き物)函南鮎炭火焼き 蓼酢
炭火のコンロの上に塩焼きにした鮎が一人2匹。笹の葉の上に置かれています。塩気がよく、すべてバリバリといただく。
蓼酢は自家製で、蓼に米を使って、最後に酢を加えているのだそう。酢の酸味がビシッとしていて、蓼の苦みが程よくきます。
凌ぎ)とうもろこし 蓴菜 湯葉の吸い物
甘いトウモロコシのすり流しです。湯葉を使っているためかクリーミーで冷製コーンスープのよう。ここにプリッとした秋田の蓴菜。この蓴菜に味はないので、甘いトウモロコシのスープに塩分が少ない分、ややアンバランスを感じてしまった。
冷鉢)うてな茄子 南京 トマト 冬瓜 陸蓮根 茗荷 振柚子
伊万里焼の器に。柚子の香る冷製の煮物。一つ一つが丁寧です。冬瓜に出汁が染みていてメチャクチャ美味しい!!
強肴)さや付きヤングコーン 相州牛ヒレ 実山椒
相州牛のヒレは補とよく脂がのっていて上品。焼いた後揚げているようです。面白い食感。
それに鞘ごと揚げてあるヤングコーン。やっぱり鞘はちょっと食べにくかったかな。
実山椒が振ってあり、手前には梅のソース。
止肴)生無花果 胡麻酢庵
皮付きの生の無花果。滑らかな胡麻の餡が良い。
御飯)白ご飯 塩雲丹 香の物 赤出汁
土鍋のようなお釜で炊いた白いご飯。これがもう美味しい。
塩雲丹でいただく。
香の物は昆布の佃煮と、胡麻を上手に使った胡瓜のスライスの浅漬け。
赤出汁はもずくで、山椒で引き締めてあります。
水菓子)平井西瓜 桃
皮付きの桃と甘さの足りない地元のスイカ。スイカは難しいね。
甘味)水牡丹 小豆餡 黄粉
ふるふるのわらび餅の中に滑らかなこしあん。表にはきな粉です。これは美味しい!!
食後にはほうじ茶。
21時には布団を敷いてくれました。布団というよりもベッドのマットのような厚みがあって、適当な柔らかさの寝心地。一方の掛け布団はふかふかの羽毛ではなく、やや薄めとかわっています。
待合室で少し家内と話している間に素早く布団は敷いてくれました。
夜のためには冷たいお水のポットと、小腹が空いたときのための温泉マーク入りの饅頭を置いてくれました。
歯磨きしてすぐに寝てしまう。
夜中に起きて昨晩の記録をポチポチ。
家内も起きてしまったので、一緒に寝直し、5時に再起床。
障子を閉めて真っ暗にしていたので、何時だかよくわかりませんでした。
もう一方のお風呂に入りに行きました。脱衣場には木のベンチシート。
内風呂から露天風呂までこちらも開放的な造りです。
ただ、周囲は木と緑に包まれているような構造です。
朝は7時半に連絡があり、布団をあげにきてくれます。朝食は8時でお願いしていました。
お目覚めのグレープフルーツ生絞りジュースから。
釜揚げシラスに大根おろし、おろし生姜を添えた温泉玉子、レシ製の茄子と青菜の煮浸し。香の物は奈良漬けとタクアン。これらはひと味違います♪
鰆の柚庵焼きに酢橘。
最後に筑前煮。
「十二庵」 の豆腐。国産大豆と湯河原の水で安心お手作り豆腐を作るお店。
薬味には刻んだ万能葱、海苔、ミョウガ、おろし生姜。
ご飯は昨日と同じ白いご飯、それに大きなアサリの味噌汁。
ご飯のお供には桜海老の煮物、木の芽を添えた牛しぐれ煮、紀州の梅干し。
お茶は目の前で入れてくれる香り良いほうじ茶。
最後にハチミツの香るヨーグルト。
食後のコーヒーと紅茶はポットでいただけました。
料理長は中田貞年氏。素晴らしい宿に素晴らしい料理です。
http://sekiyou.com/
湯河原の温泉宿にしてミシュラン二つ星。いつか来たいと思っていました。
これでもかというほどの坂を上った上の緑に包まれた清楚な宿。
子供も一緒に朝夜部屋食で、東京の一流店に比肩する和食をいただけます。
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上749
電話:0465-62-3808
14年7月20日の来訪。
小学校の臨海学校のため娘がいないこの日に、家内と二人で予約出来ましたが、部屋は部屋風呂無しと言う今までにない設定。よりにもよって、いろいろ他にもあって逆境でした!! でも、文句も言わず、家内は一緒に来てくれました。感謝感謝。
湯河原の温泉地も、車1台が入って行ける程度の分かれ道を結構登った場所にこちらがありました。
緑深い前面。登るように入って行くと車寄せはそうとは感じられないような玄関の前のスペースだけ。すぐにその場所が駐車場ですので、車をお店の方に預ける形となります。
和の大きな入り口には石葉と書かれた大きな白い暖簾。
老舗の旅館にしては意外に広くはない通路のような玄関です。こぢんまりとしていて、僕らには逆に落ち着かせてくれるほどかも。こちらで靴を脱いで畳と絨毯時期の廊下を、すぐに部屋へと通してくださいます。
部屋は「翠」。
玄関を入って左のプレイルームみたいな部屋を過ぎた突き当たり右曲がってすぐの場所。
木の扉をガラガラ開けると猫の額のような前室。
障子の向こうには10畳の和室です。
窓の外は小さな日本庭園のようで、その向こうは湯河原の山々の緑が見えます。
テレビは昔の何やら箱の上に。
前室から左の扉には古い感じの洗面所があり、その向こうにお手洗い。
そのスペースと和室の間は背の低い丸い感じの仕上げになっていて、頭をぶつけやすい。実際注意されていたのですが、1回ぶつけました。
前室の右側にはクローゼット。浴衣が置かれています。
梅の寒天寄せ。
お茶はガラスの器に冷たい明日葉茶。
浴室は翠の部屋にはないので、大浴場に入りに行くことになります。
部屋を過ぎて右に行った場所つき当たりに外に出る場所があります。草履をはいて外に出て、隣りの建物へと歓談を上がる。
数寄屋造りの施設なので、黒い瓦に銅製の真新しい雨樋が美しく並んでいるのが見えます。
昼間は手前が男風呂、奥が女風呂。夜中の24時で切り替えられ、休み無しに明日まで入れるのだそうです。
男風呂に入ると、すぐに脱衣場。他の場所とは違い、山の開かれた方向に向いているので素晴らしく明るく綺麗。壁はすべてガラス扉で解放されているところも多く、外気の清々しさを脱衣場で味わえます。
せり出すような場所にはゆったり座る椅子。冷たいお茶の入ったポットがおかれています。
浴室は大きくはないけど、白木の壁の作りに翠の石の床が美しく、掛け流しの温泉がコ型の浴槽に絶えず注がれていました。
外に出て少し降りた場所には露天風呂。階段は丸見えですが、露天風呂に入ると上の木や周囲の緑が覆い隠してくれます。
これは気持ちよいお風呂です。
夕食朝食ともに部屋食です。
夕食は18時からでお願いしました。湯河原の会場花火大会の日でしたので、そちらに行くことも検討したかったのですが、19時15分には出ないと間に合わないとの話。家内にも無理はさせたくなく、花火はあきらめました。
中伊豆ワイナリーオリジナルぶどうジュース 950円
片浦レモンサイダー 720円
「海辺の途中」 でもいただいたレモン入りのサイダー。
途中の飲み物はなんだったかな。
先付)虹豆 蒸鮑 白芋茎 枝豆餡
最初に乱れた波紋のような模様の黒塗りの円形のお盆。中央にチタンのような銀色のおちょこ。
家内には女将が3年間プラムで漬け込んだお酒。おおッと思うような味。家内は気に入ったのか、その後にソーダ割りでお願いしました。
ぼくの方はブドウジュース。中伊豆ワイナリーオリジナルぶどうジュースです。
先付自体は緑の美しいもの。上に乗っているのは枝豆を裏ごしして出汁でのばした餡。
インゲンのようにも見える茹でたササゲと出汁の味わいが素晴らしい白芋茎、それに弾力が程よい6時間蒸したと言う伊豆の黒鮑。
この先付でこちらの料理が塩味が淡くとも素材を良く味わわせてくれます。
八寸)衣かつぎ一休納豆射込 棒寿司 はじかみ 山桃 車海老黄身酢 蛸唐揚げ胡瓜和え 梶の葉のせて
白い円形のお皿に厚手の桑の葉のような形をした梶の葉。京都しにかないこの葉をこちらでは5年前に植えてようやくこの大きさになったのだそうです。
右にはカマスの棒寿司。白胡麻を使った酢飯に表面を焼いたカマスがしっとり美味しい。
中央の衣かつぎには上に磨り下ろした緑色の柚子の皮をちょいと添え、中には黒い大徳寺納豆を射込んでありました。
左には蜜で煮込んだ小さな山桃。
車海老は出汁で煮たもので旨味がしっかり。黄身酢は酸味がそれほどでもなく黄身の旨味を感じる。
それにはじかみ。
ガラスの小皿には素揚げに近い蛸の足の唐揚げ。これが塩梅良く十分美味しいのですが、上には磨り下ろしたようなキュウリをかけてあって、キュウリの香りがさっぱりと味わわせてくれます。
鍋仕立)素麺 鱧落とし 酢橘
七夕なので素麺だそうです。
鱧は黒い皿の上に並べられて登場。傍らには酢橘。
目の前のコンロでお汁に火を入れ、骨切りしてある鱧を目の前で花開かせて御椀に注いでくれます。
鱧は骨切りが十分にされてほとんど骨を感じません。
そして、鱧の骨で取った出汁のお汁。実に味が深い。上に酢橘を搾って飲むと少量で驚くほどの変化。爽やかに美味しい。
お造り)季節の地魚 あしらい
一品目はカサゴ。白身がふぐに似ているかも。うれしかったのは添えられた肝。
つけるのはポン酢と土佐醤油に山葵。土佐醤油が美味しい。
それにざるの上に氷をあしらい、葉っぱと乗せて盛りつけた2種の刺身。
甘さが良いヤリイカと、赤身のメジマグロ。ミョウガと胡瓜の千切りが添えられ、上には生の芋茎。
焼き物)函南鮎炭火焼き 蓼酢
炭火のコンロの上に塩焼きにした鮎が一人2匹。笹の葉の上に置かれています。塩気がよく、すべてバリバリといただく。
蓼酢は自家製で、蓼に米を使って、最後に酢を加えているのだそう。酢の酸味がビシッとしていて、蓼の苦みが程よくきます。
凌ぎ)とうもろこし 蓴菜 湯葉の吸い物
甘いトウモロコシのすり流しです。湯葉を使っているためかクリーミーで冷製コーンスープのよう。ここにプリッとした秋田の蓴菜。この蓴菜に味はないので、甘いトウモロコシのスープに塩分が少ない分、ややアンバランスを感じてしまった。
冷鉢)うてな茄子 南京 トマト 冬瓜 陸蓮根 茗荷 振柚子
伊万里焼の器に。柚子の香る冷製の煮物。一つ一つが丁寧です。冬瓜に出汁が染みていてメチャクチャ美味しい!!
強肴)さや付きヤングコーン 相州牛ヒレ 実山椒
相州牛のヒレは補とよく脂がのっていて上品。焼いた後揚げているようです。面白い食感。
それに鞘ごと揚げてあるヤングコーン。やっぱり鞘はちょっと食べにくかったかな。
実山椒が振ってあり、手前には梅のソース。
止肴)生無花果 胡麻酢庵
皮付きの生の無花果。滑らかな胡麻の餡が良い。
御飯)白ご飯 塩雲丹 香の物 赤出汁
土鍋のようなお釜で炊いた白いご飯。これがもう美味しい。
塩雲丹でいただく。
香の物は昆布の佃煮と、胡麻を上手に使った胡瓜のスライスの浅漬け。
赤出汁はもずくで、山椒で引き締めてあります。
水菓子)平井西瓜 桃
皮付きの桃と甘さの足りない地元のスイカ。スイカは難しいね。
甘味)水牡丹 小豆餡 黄粉
ふるふるのわらび餅の中に滑らかなこしあん。表にはきな粉です。これは美味しい!!
食後にはほうじ茶。
21時には布団を敷いてくれました。布団というよりもベッドのマットのような厚みがあって、適当な柔らかさの寝心地。一方の掛け布団はふかふかの羽毛ではなく、やや薄めとかわっています。
待合室で少し家内と話している間に素早く布団は敷いてくれました。
夜のためには冷たいお水のポットと、小腹が空いたときのための温泉マーク入りの饅頭を置いてくれました。
歯磨きしてすぐに寝てしまう。
夜中に起きて昨晩の記録をポチポチ。
家内も起きてしまったので、一緒に寝直し、5時に再起床。
障子を閉めて真っ暗にしていたので、何時だかよくわかりませんでした。
もう一方のお風呂に入りに行きました。脱衣場には木のベンチシート。
内風呂から露天風呂までこちらも開放的な造りです。
ただ、周囲は木と緑に包まれているような構造です。
朝は7時半に連絡があり、布団をあげにきてくれます。朝食は8時でお願いしていました。
お目覚めのグレープフルーツ生絞りジュースから。
釜揚げシラスに大根おろし、おろし生姜を添えた温泉玉子、レシ製の茄子と青菜の煮浸し。香の物は奈良漬けとタクアン。これらはひと味違います♪
鰆の柚庵焼きに酢橘。
最後に筑前煮。
「十二庵」 の豆腐。国産大豆と湯河原の水で安心お手作り豆腐を作るお店。
薬味には刻んだ万能葱、海苔、ミョウガ、おろし生姜。
ご飯は昨日と同じ白いご飯、それに大きなアサリの味噌汁。
ご飯のお供には桜海老の煮物、木の芽を添えた牛しぐれ煮、紀州の梅干し。
お茶は目の前で入れてくれる香り良いほうじ茶。
最後にハチミツの香るヨーグルト。
食後のコーヒーと紅茶はポットでいただけました。
料理長は中田貞年氏。素晴らしい宿に素晴らしい料理です。