「ルクソール 丸の内（Ristrante Luxor Marunouchi）」（☆彡）
http://www.luxor-r.com/luxor_j.html
白金台にあるマリオ・フリットリシェフがエレガントで情熱的なイタリアンを供するレストラン。
支店となるここは「イル・ギオットーネ丸の内」も入るTOKIAに。
子供もOKな優しい味わいと雰囲気の洗練されたイタリアンであることは間違いありません。
住所：千代田区丸の内２－７－３東京ビル２Ｆ
電話：０３－６２１２－６９００
定休：ＴＯＫＩＡに準ずる
営業：１１時半～１４時半／１７時半～２２時半（土日祝～１５時／～２１時半）
ガラス張りの奥にシェフの姿が映し出される変わった店構え。小さな入り口をくぐると、そこはドリンクのカウンター。イタリア人らしき給仕と日本人のスタッフにより出迎えられました。
コートを預け、ダイニングに通されます。
明るく広い空間。天井はおおよそ普通の２倍はあります。白い店内はなおさら明るく気持ちがよい。
オープンキッチンも良く見えますね。それ以外の壁はガラス張りのワインカーヴ。壮観ともいえましょう。
天井には木造帆船のマストの支柱のような一本の木材を使ったオブジェが吊り下げられています。お店の象徴のようでした。
座ったのはダイニング奥の窓際大きなガラス面で構成されたビルらしく、外の景色が良く見えます。一番よく見えるのは新幹線の線路ですけど。
明るいウッドのテーブルの上には一輪差しの花瓶。黄色いナプキンがしかれています。
０６年１２月３１日ランチの来訪。
１１時半の予約。
朝は１時間半仕事をし、その後に宇都宮に家内を迎えに行く。
その前にお土産の購入をするべく、「サダハル・アオキ」を目指した。この日の昼を悩んでいると「ランベリー」
の食事のときに姐さんにＴＯＫＩＡ
に行くことを勧められた。そうそう、ここに来たかった事を思い出しました。
３０日に電話すると大丈夫だと言うので決まりました。
飲み物はシシリアンオレンジジュース。
Special Course ４０００円
予約必要ありませんでしたが、予約は４０００円のコースからの受付なので、当然このコースに。
パンは白いナプキンにのせられて熱く香りの良いやさしいものが。パンだけ食べて実に味わい深い。つけるのはオリーブオイルにバルサミコ。香りの非常に強いオリーブオイルですね。配分の妙なのか、バルサミコの酸味は感じず、よい風味付けになっています。
前菜の盛り合わせ Assortment of Appetizers）
前菜は３種盛り合わせです。
左手前は牛すね肉を使ったサラダ。たっぷりのクスクスにニンジン、パプリカ、ブロッコリ、ヤングコーンとコーンと玉葱。野菜はシャクシャクとした食感を残す茹で具合。マスタードのソースでやや酸味があります。牛すね肉は煮込まれて柔らかく、仕上げにパルミジャーノをすりおろしていました。
マグロのグリル。マグロは表面を軽く焼いた仕上がりで香ばしさがあります。下はブロッコリのピュレで上はトマトのムースと粒のレッドペッパーにフェンネルです。
カプレーゼはイタリアンサラミをのせて。バジルはせん切りで少量にしており、一枚使うよりも食べやすいかも。塩胡椒にオリーブオイルで。
パスタ Pasta）ボロネーゼを和えたリガトーニ ペコリーノロマーノを添えて Rigatoni in “Bolognese”-Meat ragout sauce with Sliced Pecorino Romano Cheese
細切れにベーコンやシメジも見え隠れするミートラグーのリガットーニ。上にはせん切りにした絹さや、削りかけたペコリーノロマーノにコマ切れのパセリ。じっくり煮込まれたミートラグーは美味しいのだけれども、この店だから実現している味ではないかも。感想が辛すぎますでしょうか。使っているのも乾麺ですからね。ペコリーノロマーノも羊の乳のチーズと言う割には普通のパルミジャーノみたいにも思えました。
メイン Main Course）
魚か肉を選択。パイ包みだと聞いた肉のほうをすぐに選択しました。
パイ包み焼きは円形の白いグラタン皿に。
パイ皮を破った下には小振りのニンジン、小玉葱、ブロッコリ、カリフラワ、グリルした後に牛肉の煮込みが。玉葱をたっぷり使ったソースを入れてパイ皮で包んで焼いたよう。熱々で供されます。野菜はどれも火の通りが良く美味しいが、牛肉はややぱさつきがあるくらいに煮込まれているものも。
デザート盛り合わせ Assortoment of Desserts）
デザートは３種の盛り合わせです。
右はバニラ風味のパンナコッタ。トロトロで甘くバニラとリキュールの風味がします。ストロベリーのソースで。
真ん中は洋梨のジェラート。砕いたサクサクのクッキーをしいています。マンゴー、キウィ、フランボワーズにブルーベリーを添えています。
左はミルフィーユ。サクサクのパイ生地と苺とカスタードクリーム。平均的な美味しさ。
食後の飲み物はカプチーノで。色合いも薄く感じますが、苦味が感じられないほど優しい味でした。
余談ですが、子連れのお客が途中から入っていらっしゃる。これはうれしい。子供も連れてきて良いということですね。最終的にはお客は３組くらいになっていました。それでも少ないですけどね。休日、それも年末ですから。
総評は☆彡（一つ星半）です。普通に美味しい。素材と調理の主張が感じられたのはマグロだけで、このクラスのお店であると考えると寂しい気もしますが、お客に優しい感じがしました。