愛のタワー・オブ・ラヴ | …

i am so disapointed.

Negiccoファン歴約1年4ヶ月、しかもその態度はカジュアルでライトにして主に在宅という弱小きわまりない私が、 ベスト・アルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」の発売を前に、ほとんどリアルタイムで体験していない収録曲リリース時の状況などを調べながら、鑑賞し直していこうというような企画の第4回目である。

 

ほんの数時間前にはじめたのにもかかわらず、早くもコンセプトに微ブレが生じているような気もするのだが、構わずにすすめていく。

 

さて、今回は「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」の6曲目に収録された「愛のタワー・オブ・ラヴ」である。

 

2013年2月13日にリリースされたこのシングルは、オリコン最高23位を記録している。

 

作詞・作曲・プロデュースはNONA REEVESの西寺郷太であり、ここからシングルに著名なアーティストを起用するパターンがはじまったようである。

 

カップリングは、先日のツイッター投票でも「さよならMusic」に続く得票数を獲得した「パーティーについて。」であり、こちらはconnieさんによって書かれている。

 

当時、このシングルのリリースに際して出されたプレスリリースを、TOWER RECORDS ONLINEで読むことができる。

 

このシングルで西寺郷太をプロデューサーとして起用したのには、Negicco結成10周年となる2013年を“攻めの年”にするという意図があったようである。

 

connie氏はこのプレスリリースにおいて、Negiccoが「新潟発 J-POPアイドル」であることに変わりはないが、その魅力をアイドルファンだけではなく、より幅広い音楽リスナーにも届けたいという意味合いのコメントを寄せている。

 

これはまた、西寺郷太がお笑いコンビ、エレキコミックとラーメンズの片桐仁から成るユニット、危険日チャレンジガール!の「ニコらス!feat.Negicco」という曲をプロデュースしていたことから発展したものでもあるようだ。

 

そして、connieさんがNONA REEVESや西寺郷太の音楽を好きで、影響を受けてきたことも大きいということである。

 

同じくこのプレスリリースに寄せられたコメントによると、西寺郷太はconnie氏からプロデュースを依頼された当初から、「純粋にカッコイイ」「攻めた」曲にしたいと思っていたようである。

 

当時、西寺郷太は楽曲制作にあたり、信頼出来るチームに共作や編曲を任せることが多かったということなのだが、この曲においては、とても久しぶりに作詞・作曲・編曲・プログラミングなどのすべてを手がけたのだという。

 

私はこの曲をシングルのリリースから3年以上が経った昨年の3月3日夜、アルバム「Melody Palette」の1曲目として初めて聴いた。

 

クラブプレイにも耐えうるカッコいいサウンドと、どこか宇宙的とも思える雰囲気が印象的であった。

 

Negiccoにはメンバーが作詞にもかかわった「ネガティヴ・ガールズ!」という曲もあるが、かつては現在と比べてかなりネガティブ思考が強かったのだという。

 

それでも、苦難や困難に負けず、何度も立ち上り、挑んでいくという意味で、「Never Give Up Girls!」というフレーズも用いられている。「ナガティヴ・ガールズ!」の歌詞にもあるし、私が初めて購入したネギ型のペンライト、ネギライトにもそれはプリントされていた。

 

プレスリリースのコメントの中で西寺郷太も書いているように、この曲の歌詞には、そのようなメンバーの心理状態や姿勢をも反映されているようである。

 

 

 

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