あなたとPop With You! | …

i am so disapointed.

Negiccoのベスト・アルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」のリリースを前に、ここに収録される過去の曲を聴き直して、当時のほとんどをリアルタイムで知らない弱小ファンの私が感想や基本的な情報などを書いていくという、ただそれだけの企画の第3弾である。

 

ところで午前中からずっとブログばかり書いていてこの人は一体何をしている人なのだろう、よっぽど暇なのだろうかという感想もあるかもしれないが、いわゆる普通の会社員であり、今日は休日なのでまったくの問題ナッシングな訳である。

 

さて、T-Palette Records移籍後初のシングル「恋のEXPRESS TRAIN」のリリース後、翌年、2012年1月には初期の代表曲である「圧倒的なスタイル」がフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」のエンディング・テーマ曲に選ばれたり、2月22日にはT-Palette Records移籍前の曲をまとめたものに新曲「Party On the PLANET」を追加したベスト・アルバム「Negicco 2003〜2012 -BEST-」がリリースされるということがあったようである。このアルバムは、オリコン最高49位を記録したようだ。

 

当時、テレビも観ていなく、アイドル界隈からも遠ざかっていた私は、Negiccoの存在をまったく知らないままであった。

 

そして、6月20日には約7ヶ月半ぶりのシングル、「あなたとPop With You!」がリリースされた。当時のTOWER RECORDS ONLINEの記事では、「夏にふさわしいPOP なメロディーに少しだけ大人のエッセンスを織り交ぜたサマーチューン」と紹介されている。カップリングはこちらも夏ソングの「トキメクMERMAID」で、作詞・作曲は2曲共、connieさんが手がけている。オリコン最高位は、41位であった。

 

とにかくこの曲については好きすぎてこれまで何度も、つい昨日も書いたばかりなのだが、やはり今日も書いてみようと思う。

 

まず、昨年3月3日にアイドルと中年ファンをテーマにした書籍を読み、それまで一度も聴いたことがなかったNegiccoに少しだけ興味を持った。Apple Musicを検索してみると、1つ前のアルバムである「Melody Palette」があったので、何か別のことをしながら何となく流していたのである。

 

そして、「お、これはかなり良いんじゃないだろうか」と思ったのが、そのアルバムの2曲目に収録されていた「あなたとPop With You!」であった。その時に曲目を確認したことを、何となく覚えている。

 

なぜそんなに気に入ったのかというと、それは私がそれまでに数多くのポピュラー音楽を聴き続けることによってつくり上げられた好み、それからちょうどその頃、日本のシティ・ポップや渋谷系と呼ばれるタイプの音楽などを聴き直していたこととも関係があるかもしれない。

 

その後、Negiccoの曲を他にも色々聴いたり、動画を観たりするうちにどんどん好きになり、サンストリート亀戸での「矛盾、はじめました。」リリースイベントで現場デビューすることになった。

 

その時のリハーサルで、この曲が歌われた。つまり、私が初めて生で体験したNegiccoのパフォーマンスは、「あなたとPop With You!」だったのである。

 

とても良い曲だということを再認識すると同時に、リハーサルということでややテンションが平熱気味だったことが、それまでアイドルグループに抱いていたイメージとは異なり、それがよく印象に残っている。

 

その後、Negiccoのイベントやライブには何度か足を運んだが、この曲がパフォーマンスされることは無かった。

 

その後、仕事が忙しくなったというか、意図的に忙しくしたため、Negiccoの現場には行かなくなった。

 

そして、この春、とても悲しい出来事が起こり、時間的な余裕ができた時に、Negiccoのライブが東京であることを知った。気分転換に久しぶりに行ってみようと思い、チケットを取った。

 

大阪公演のレポートを読むと、Negiccoと関りがあり、少し前に解散したEspeciaの曲をカバーしたということであった。

 

私はEspeciaの「きらめきシーサイド」という曲が、とても好きであった。仕事場で夏を感じさせる曲のプレイリストを流していたが、1曲目にはNegicco「あなたとPop With You!」を選んだ。次がEspecia「きらめきシーサイド」、そして、RYUTist「日曜日のサマートレイン」、lyrical school「サマーファンデーション」、フィロソフィーのダンス「告白はサマー」と続いていく。

 

そして、東京のライブでは「あなたとPop With You!」をやってくれないものかと思ったが、最近のセットリストからは完全に外されていたので、おそらく無理なのだろうな、とも思っていた。そのようなことを、ブログに書いた。

 

そして、Zepp DiverCityのライブの日が訪れた。久しぶりに体験するNegiccoのライブはやはり最高であり、特に今回は初めてTシャツやタオルを買ったので、気分もより一層盛り上がっていた。

 

途中で、ルーレットコーナーのようなものがあった。最近ではもうライブでやらなくなってしまった曲名がルーレットになっていて、止まったところの曲をやるという企画のようだ。その中に「あなたとPop With You!」があり、なるほどこの曲はいまやそういう扱いなのだな、良い曲だし大好きなのにな、と思った。と同時に、つまり今日ここで聴ける可能性があるということでもあった。

 

しかも、選択肢のうちのいくつかはもうすでに他の会場でやったので、もう「Party On the PLANET」か「あなたとPop With You!」かの2択でしかないのだという。

 

何とか「あなたとPop With You!」で止まってくれと祈るような思いであったが、無情にも選ばれたのは「Party On the PLANET」の方であった。もちろん残念ではあったのだが、すぐに気持ちを切り替えて、これは今後の楽しみに取っておこうと考えた。そして、「Party On the PLANET」もやはりとても楽しかった。

 

そして、曲が終わった瞬間、なんとあのイントロの1音が流れ、「あなたとPop With You!」がはじまった。せっかくなのでもう1曲やっちゃいます、というような、もはやメンバーの誰だったかすら覚えていないMCの後、最高のパフォーマンスが繰り広げられた。

 

この曲を待ち焦がれた者にとって、何という完璧な演出、そして、リハーサルではない本編でのライブ初体験であろう。

 

アンコール時のMCによると、「あなたとPop With You!」をやると決まったのは、大阪公演よりも後だったらしい。私の強い思いが伝わったのだろうというのは、もちろん思い過ごしである。

 

もちろんあれから何度もこの曲を聴いているのだが、イントロの1音が流れる度に、あの瞬間の感動がいつも甦ってくる。

 

その後、「あなたとPop With You!」は、Negiccoがデビュー当時から出演している地元のお祭り、「古町どんどん」のステージや、他のイベントでもセットリストに入っていたということである。

 

とにかく私にとって完璧なサマー・ソングなのだが、最近はコーラス部分の「Oh! Yeah!」「All right」のところで、ボーカルの後ろで聞こえる自由なかけ声のようなものがとても好きである。

 

つい昨日も書いたので本当にくどいのだが、「アーバンチュール」は「都会的」を意味する「アーバン」と「恋の冒険」を意味する「アバンチュール」の造語だと思われるが、この曲の気分を象徴するようなワードだと思う。

 

そして、やはり昨日も書いたのだが、「ヨーン・マルニ」は新潟の海岸線を走る国道402号のことである。多くの聖地巡礼系Negiccoファン同様、私も昨年、新潟に行った時には国道402号まで行って、「ヨーン・マルニの風」を感じているとはしゃいだものである。

 

 

 

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