花より男子二次小説ブログ『ONE HAPPY O’CLOCK』別館ブログ。
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花より男子二次小説(日本版ドラマ)ブログは『ONE HAPPY O’CLOCK」
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昨日妹の告別式は滞りなく終わりました。たくさんの皆様に見送られて妹は旅立って行きました。葬儀場に飾られたたくさんの写真はすべて笑顔で埋め尽くされていました。羨ましいほどに家族3人での写真。我が家にはないよ~姉の私が言うのもなんですが本当に仲のいい家族でした。中学校、高校の同窓生もたくさんお別れに足を運んでくれました。交友関係の広さに驚き、遠くから飛行機、高速を車で走らせ駆けつけてくれた友達、初めて会う方がゆりりんからお姉さんの話はよく伺ってましたと声をかけていただきました。うーん少しは褒めてくれてたのかな?時間が開くとそんな妹の友達の中に入り生前の妹の話で盛り上がりました。近くで妹も笑いながら聞いてくれてたと思います。コメントやLineでコメントをいたきき妹のブログを読んで頂いた皆様から温かい言葉を頂き私も元気を取り戻させて頂いてます。感謝の言葉しかありませんが、落ち着きましたら本館の更新を再開したいと思います。
先週から本館の方のブログ更新が滞りできていません。闘病中の妹にここ2週間ついていました。そして昨日の朝、妹は旅立って行きました。闘病中のことを綴っていたブログの最後の記事は感謝。きっとわかっていたんだろうな。私、あとどのくらいかな?ポツリと呟いた君に涙をこらえることができませんでした。気丈な妹。気弱な姉でごめんなさい。よく頑張ったね。最後まで前向きだった君は素敵でした。妹に生まれてくれてありがとう。妹でいてくれてありがとう。自慢の妹でした。感謝。ゆりりん 自分らしく生きる
本館でお知らせしたイベントいよいよ開幕です。テーマは『愛人』 我が家を含め9人の魅惑の関係がここに!イベントはいよいよ明日30日00:00より公開されます。 参加者リンク *アルファベット順アカシアさま(andante) asuhanaさま(明日咲く花) Gipskräuterさま(gypsophila room) 向日葵さま(je t´aime a la folie) こ茶子さま(君を愛するために) 蜜柑一房さま(天使の羽根) miumiuさま(おとなのおとぎばなし) オダワラアキさま(dólcevitaオダワラアキの二次小説置き場)♬7/30〜8/20までの毎週土曜日0:00公開 7/30 あきつく(7/23参加メンバー予告)8/6 総つく(7/30参加メンバー予告)8/13 司つく(8/6参加メンバー予告)8/20 類つく(8/13参加メンバー予告)すべてのCPに挑戦されたマスター様もいらっしゃいます。私も毛色を変えて~と思いましたが、それは決してCPを入れかえてのものではなく根本はつかつく。でも二人が愛人関係になるお話なんて~想像できないし書けない!でもテーマは愛人。参加表明はしましたが、どうしよう~というのが本音でありました。書き始めたらこれはこれでなかなかの秀作と思い始めています。もちろん今まで書かなかった設定。ドラマのその後という設定は完全無視で書き上げました。8/13 司つく公開に参加いたしますので是非足を運んでいただけたらとおもいます。いつものペースでは10話程度のお話を前後編でお届け予定となります。でも丁寧に書けば50話は超えてしまう大作になりえたかも。公開までもうしばらくお待ちください。
今回の地震ではたくさんのお見舞いメッセージをいただきました。ありがとうございます。震度7の地震が二度も起こるという事態。改めて自然災害の力というものを見せつけられた気がします。隣県で被害はなかったというものの身体に感じる揺れを感じるたびに不安を感じます。友達から送られてくる大丈夫の知らせとともに被害の画像。そして水道が電気が復旧したとの連絡。今日から九州内の高速バスも運転開始の情報も飛び込んできました。少しずつ見せる復旧の兆しがほっとした気持ちになります。まだまだ大変な思いをされてる方は多いと思います。、微力ながら何かできることから。そして・・・応援イラストのスライドショーを公開の許可を曼陀羅華サイト様から頂きこのブログにUpしました。このスライドショーはBGMが流れます。再生する場合は音量に注意してお楽しみください。
おはようございます。久々の本館ボツネタのお話をUP『愛を叫べ 9』 で頂いたふにゃろば様のコメントをもとに作成してみました。「何がしたい?」道明寺にしては珍しい人の意見に耳を傾ける態度。希望を言わせただけで却下ってこともあるから慎重にかまえてしまう。なら聞くなよと私に言わしめたことは一度や二度じゃない。この点に関しては道明寺をほぼ信用してない私。「そうだね、食後の運動なら卓球とかがいいかな? テニスだと、激しすぎてお腹が痛くなりそうだし。 あ、ゴルフの打ちっぱなしっていうのもいいかも。 弁護士のコンペでよくゴルフ大会が開かれるんだけど、 私、あんまりうまくないんだよね。 道明寺、教えてくれる?」教えてくれる?この一言が重要な意味をもつ。思いつく運動をいろいろ上げてその中から選ばせる。実は道明寺がゴルフを選ぶのは決まっている。教えての言葉をつけることで道明寺は気分よくゴルフを選択するはずだ。弁護士同士の仕事の付き合いでゴルフコンペの予定が1か月後に入ってるのは本当だ。ゴルフの経験もあんまりない私がいきなりコースデビューって言うのは無謀だって思う。誰かにお教えを請うつもりだったのだから道明寺に教えてもらえば一石二鳥と言うわけだ。でも・・・道明寺ってゴルフやってたっけ?「いいとも」なんとなく道明寺のにやりとした笑みに危険を感じた。それじゃと連れてこられたのはゴルフショップ。「お前はゴルフ道具はもってねぇよな?」打ちっぱなしって道具とか借りれるんじゃないの?「別に買わなくてもいいんだけど」「俺が買ってやるって言いってるんだから遠慮するな」遠慮じゃなくゴルフが一回きりで終わるかもしれない。まだ必要ない気がするだけで。いらないと言う私は完全無視で道明寺は次々と店員にゴルフクラブを一式を持ってこさせて私の目の前に並べてる。このパターって・・・20万円・・・って・・・一本でこんなにするの?展示されてる中にはセットで5万円っていうのもあるけど、あれじゃダメ?「女性用のウッドにアイアンにパターの基本セットを初心者向け最高級をそろえてくれ」ゴルフって女性用と男性用で違うんだと初めて知った。感心してる場合じゃない!20以上が10数本って100万は超える。初心者なら初心者のお手軽価格で十分。それこそゴルフセットは必要ない。今日は軽く打ちっぱなしの練習に行く程度だぞ!私の意見など聞くはずもなく勝手に道明寺は商談を始めちゃってる。「感覚を確かめるために試し打ちできるからやってみるか」店の奥にあつらえた部屋。その中にはゲームセンターにいるような感じだ。白い画面に反映されてる広々としたゴルフコースのラフの映像。左右には松林が広がるコース。斜め100H先にはバンカーまである。「アイアンを握って」私を立たせた後ろから道明寺が手が私の手の上に添えられてる。背中に感じる道明寺の胸板。伸びてきた腕はそのまますっぽりと私を包み込む。「足は肩幅に開く」被さるようにして、二人羽織のごとく一緒に握るクラブ。道明寺の手のひらの熱さと耳孔に吹き込まれる吐息。「もっと力を抜く」「柔らかく握って」握られてるのは私のはずなのに自分のすべてが道明寺の手中にあるようで心臓が落ち着かない。「腰が入ってないぞ」と言いながらウェストやヒップ、はては太腿のあたりまで撫で回すような道明寺の指使いは刺激が強すぎる。いつの間にか店員もいなくなってるし・・・・「それじゃスイングしてみるぞ」道明寺の腕の動きに合わせるようにアイアンを振り上げる。「スコッ」ゴルフボールの上をわずかにかすっただけの空振り。コロッとボールは前に数センチ転がっただけ。無理!集中できるはずがなかった。
今朝からFC2本館ブログにつながりません。ブログ管理画面にはつながるのですが何もできない状態です。今日の更新は微妙・・・数名の常連さんからもご連絡もいただいてますが、FC2サーバーもとに原因があるのかも?もうしばらく時間を空けて様子を見たいと思います。ブログを閉鎖してるわけではないので心配しないでくださいね。3月11日9時 復旧してます。
本日1月31日は何を隠そう(隠してないって・・・)坊ちゃんの誕生日。本館では甘~い誕生日を過ごすお話Up中。別館ではもちろんつくしの誕生日に続く大きな箱のお話です。「本当にこれでいくの?」「当たり前でしょ、司だってこの箱の中に入ってつくしを待ってたんだから」鬼教官の凄みで仁王立ちの滋が等身大の箱の側面をポンポンと叩く。あの時道明寺はしっかり服は着てたんだけどと言い返しそうなつくしを滋が諭す様な瞳で見つめる。「司の誕生日、しっかり御祝したいんでしょう?これなら絶対司は喜ぶから」両肩をガシッと掴まれた箱の中に押し込まれたつくし。本当にこのまま司を待ってるのかと思うと恥かしくてしょうがない。「ソロソロ司が帰ってくるわよね。じゃぁ、私は帰るから」聞こえた声とともにパタンと閉まるドアの音が聞こえた。人の気配の感じない静かな部屋。カチカチと異常なほどに時計の音だけが耳に聞こえてくる。えーと・・・道明寺が帰って来たらこの箱に気が付くはずだから・・・私はわーっと飛び出せバいいんだよね・・・。あーーーーっ!やっぱり無理!滋の選んだレースピラピラの淡いピンクのキャミソールとお揃いのショーツ。うすい下着の私の身体を赤いリボンがクルクルと結ばれちゃってる。ワンピだと思えばいいのよって!思えるわけないツーの。一人で箱の中にいる時間が長くなればなるほど恥かしさは極限に達してくる。やっぱり無理。せめて普通の服を着て箱の中に入りなおそう。・・・・・・・・・・・・!?箱の蓋を持ち上げたところで目の前にはクルクル頭がとび出した。「ぎゃーっ」「なにやってんだ?」叫ぶんだったら俺だろうの表情で司がつくしを見つめてる。慌てて箱の中に戻ってふたを閉めるつくし。「おい、出て来い」「この状況はちょっ恥かしくて出れない」照れくさそうなつくしの声に司の頭の中にまさかの淡い期待の妄想。まさか裸で俺を待ってたとか・・・。「司・・・」頭の中のつくしは長椅子に身体を横たえた甘い声で来てと司を誘う。「後ろ向いていてくれる?」すげーあまたっり声にウンと返事する司の声も追いつかない。「絶対見たらダメだからね」「ぜってー見ない」そう言って振りかった司の目の間には下着姿のつくし。それもリボン付き。「見ないって言ったのに」膝を抱えて胸を隠す様司の足元につくしが座り込んだ。薄い生地は肌にかくれて見ようによっては何にも来てない素肌を思い描かせる。ますますつくしがプレゼントだと強調する様に結ばれたリボンが司の目の前に置かれてる。このリボン解けばいいわけだ。クスっとしたこそばゆい笑みを浮かべながら司はそのリボンを解いた。「あっ・・・」解けたリボンから解放された安ど感からかつくしの唇からわずかに聞こえた声。それは甘く司の耳に届く。「早速味見だな?」そのまま伸ばした腕がしっかりとつくしを抱き上げた。「味見・・・って」「生ものは早めにお召し上がりくださいだろ?」「食べ物じゃないから」バタバタとばたつかせる手足が必死のつくしの抗いもなんなく抑え込んだ司に寝室に運ばれてベッドの上に転がされるつくし。「・・・・するの?」自分でこんな姿をして聞くことじゃないってわかってる。それなのに確認する様な言葉しか出てこない。今すぐってことじゃなかったんだけど・・・まだお昼だし・・・外は明るいし・・・全部丸見えで道明寺に見られちゃうのは恥ずかしい。「あたりまえだろう」ゆるりと司の指が動いてタイを緩めて距離をつめる整った顔立ち。熱く見つめる漆黒の瞳はつくしを欲して熱く欲望の色を滲ませて見つめてる。もう止められない・・・閉じた瞳が光を遮るように動いた道明寺の影を感じてその後、私と重なった。
今日12月28日はつくしちゃんお誕生日本館で誕生日のお話は昨日から公開してますが、司のつくしちゃんへのプレゼントはなに?ということでいろんなネタを提供させていただきました。そこで一つ番外編でショートをお届け♪「西田、準備は出来たか?」「本当にやるんですか?」「お前は俺の言ったとおりにすればいいだよ。しっかり箱にリボンをかけろよ」「大事な牧野へのプレゼントなんだからな」「道明寺っ」ご機嫌♪付きで司の部屋にやってきたつくしの足がピタリと止まる。つくしの目のまえでは脚立に乗った西田が大きな箱に赤いリボンで結び目を作ってるところだった。「お早いお越しで」コツンコツンと足音を立てて脚立から下りてきた西田は冷静そのもの。「道明寺は?」「すぐに戻られると思います」「この箱・・・」大きな箱を見あげるつくし。「司様からつくし様への誕生日プレゼントです」「この大きいのが?」「そうです」冷静を装う西田も実は必死で笑いをこらえてる。「道明寺・・・いったい私のプレゼントになにを買ったんでですか?」つくしの問いに黙ってなにも言わずに頭を下げる西田。下げたままの西田の肩が僅かに揺れてる。「開けて見られたらよろしいいかと・・・」「道明寺が来てからにします」西田が帰った後も律儀に待ち続けるつくし。時間だけが無情に過ぎる。ガタッガタガタ今・・・箱が動かなかった?ぎゃーーーーッヤッパリ動いてる。この箱の中生き物がいってる?この大きさだと犬とか猫はないっ・・・虎?ライオン?猛獣!?「てめっ、何時まで待たせる気だ!」箱を打ち破って出てきた司。その頭から立ち上る湯気が見える。「道明寺・・・?」道明寺は大きな赤い蝶ネクタイ付きで手にはワイングラス二つとシャンパンの瓶をもってる。「プレゼントって・・・」それだけは想像したくないと恐る恐る聞くつくし。「俺だよ。文句あるか!」司が満足そうに胸を張った。今年の別館の更新は今日が最後です。良いお年をお迎えください。
今日事務局から届いたお知らせ。何かしら規約にふれたようでそのメールでした。多分本館パスワード申請の返事がダメだったのかなと思うのです。数度パスワード送るとメーセージ表示できないと連絡もらってたのでこちらではお知らせできませんと返信していただけなのに。厳しい。もしかして非表示になるメーセージがいくらか超えたらメールが届く仕組みなのかしら?本館パスワードの申請は本館のみでお願いします。
このお話は 「5」の前の千葉君目線のお話になります。「ねぇ・・・恥ずかしって」開いたドアから出てきた二人。思ったより早かった。要した時間は10分とかかってない。ということは俺達がいて気まずい空気は流れないってこと・・・振り向いて思考が止った。なんでセーラー服?そりゃ、まあ・・・確かにまだ高校生に見える彼女。じつは成人だと知ってる俺は、どういう態度をとったらいいのか・・・相葉先輩の対応が気になった。つーか、この人ぜんぜん動じてない。代表らが進む道を開くように足を一歩横にずらしてみせた。「千葉 なにも悩むな」俺の横に来た相葉先輩は小さくそうつぶやく。悩むなって・・・確かに俺がセーラー服を悩んでも答えが出てくるわけない。彼女が高校生って設定、興味があるのは男なら多少は分る。でも代表たち高校時代から付きあってたんじゃなかったけ・・・過去に戻りたい?いや~今の方が絶対楽しいでしょ。「相葉、俺の車をここに持ってこい」銀色に輝くキーが弧を描いて相葉先輩の手の中に落ちる。「護衛は千葉一人でも十分だろう。それまで、そうだな・・・」代表が何かを探す様にあたりを見渡す。「そこにするか」視線の先には全国チェーン展開中のアイスクリーム屋。中には若い女性の客が見える。あそこに代表が行ったら・・・騒ぎにあるぞ。ダメです。俺が代表に言えるわけない。その前に俺が代表の眼中にない気がする。つくし様を引っ張ってアイスクリーム屋を目指す代表。メイド喫茶よりはましかと諦めた。出来たら俺が車を持ってきたかった。なぜか、損な役回りはいつも俺。代表等の後ろの席に座りメニューを眺めるふり。店に入った瞬間から集まる視線。きゃーとか、わーとか、誰だか分ってる反応。気にしてないのは代表だけ。注文して受け取ったアイスをもって帰ってきた二人。「はい、千葉さん」「これでいいかな?」目の前にはオレンジシャーベットの入ったカップ。にこっと微笑むつくし様は高校生にしか見えない幼さを残す。俺のこと気にしてくれる優しさが好きです。って、代表の好きとは違いますから!俺の前に腰かけようとしたつくし様の身体が浮いた。「お前、どこに座るつもりだ。なんで千葉と3人でたべなきゃならない。アイスがまずくなる」隣の席に代表と向かって座らせられるつくし様。目の前にはセーラーの背中が・・・その向こうから睨み付ける強烈な視線。あわてて視線をテーブルに下げた。俺・・・代表に睨まれるのこれで何度目だ?「あのさ・・・なんで制服着てアイスなの?」「学生の時、庶民デート体験させるって言ってたろ?」「だからって、今さら私に制服を強要しないでよね」全て聞こえてくる会話。耳栓・・・ないしなぁ・・・「似合う」甘ったるく聞こえた声につくし様の声が止った。まわりの女の子が赤く顔を染める現象を引き起こしてる。俺達の間を通って席に着いた女子高生は友達の手を取り合って喜んでる。似合うって言われたのつくし様に向けてだよな?「俺さ、お前を困らせるの好きなんだよな」「え?」「怒った顔も、俺に食って掛かる声も、拗ねる態度も、照れてる表情も・・・それでも一番側で見ていたいのはお前の笑った顔だから」それって・・・全部ってことですよね。目の前のアイスがジュワッといっきに溶け出しそうだ。こんな照れくさいこと一気に言えるって男として尊敬。代表、どんな顔してるのか。勇気をもって首を上げる。男の俺がドキッとするほどの優しい眼差しがそこにはある。本気で彼女を愛してるんだと分かる表情。全身から溢れてる気がする。俺が赤くなってどうする。「着たみたいだな」店の外に横付けされた赤いスポーツカー。「行くぞ」代表の声に素直について行く彼女。その二人に付いて行く俺って・・・ホント邪魔だよな。「お前ら、もういらねぇ。付いてくるなよな」車に乗り込む代表の声。そして見送る俺達。警護いらないんだったらアイスクリーム食べる前に開放してほしかったよな。
今回は千葉君サイドというよりはつかつくメインですよね。だって更衣室に2人で籠っちゃってますからね。「つくし、しっかりカギかけとくのよ」聞こえて滋の声。お留守番をしてる子供を気にして声をかけるそれとは全く別物。「カチャッ」カチャ?私の後から入ってきた道明寺がドアのカギを右に回した。日頃他人の言うことなんて無視する道明寺がここだけ言うこと聞くな。「なんで、鍵かけんのよ」睨み付ける私に「逃げられたら困るからな」と余裕の笑みで道明寺はドアに背を持たせて立つ。カギ以前に逃げるドアはそこしかないんだから。「なんか、いろいろあるんだな」部屋に飾られてるコスチューム。メイド服だけじゃなくCAとか、看護師とか・・・セーラー服とか・・・道明寺の目が怪しく光った気がした。「早く着がえろよ」「道明寺がいるからでしょうが」「それ、本気で言ってるのか?」グッと近付いてきた精鍛な顔がなにを考えてるのかわかるにやけ方。エッチ!スケベ!変態!そんな言葉くらいじゃへこたれそうもない。「後ろ向いててよ」「俺のもの見て何が悪い。減るもんじゃねぇし」「黙っていた罰だ」もう!ここまで言いだしたら曲げないよな。ため息交じりにロッカーを開ける。ロッカーの扉に掛けられた鏡に映るのは私を見つめる道明寺の熱い眼差し。見守られてるような雰囲気が照れくさくてしょうがなくて鏡から視線を逸らした。あっ・・・背中に伸ばしたファスナが下がらない。どうにかしようともがけばもがくほどファスナーは頑なで私の思うとおりに動いてくれそうもなかった。「道明寺・・・」「なんだ?」振り返った私に道明寺がゆっくりと近づく。「あのさ・・・脱がしてくれないかな?」「えっ?」呆けた顔が期待してる顔に変わる。「脱がすんじゃなくて、ファスナーが壊れたみたいなの。助けて」「紛らわしい言いかたすんじゃねェよ。喜んで損した」損って言うなッ。道明寺の指先が肩に置かれて、もう片方の指先がファスナーを下ろしていく。「これ、壊れてるな」そう言った声が首筋に息を吹きかけられるように肌に触れた。ワザとじゃってないよね。唇から零れそうな声を出さない様に唇をかんで耐える。「早くしてよ」「ちょっと待てよ」ビリッヒャー「破れた」破れたって・・・はらりと足元に落ちたコスチューム。下着一枚の姿を思わず両腕で隠す。それより先に道明寺に抱き着かれた。「ギャー、ダメ、道明寺落ち着いて」「ここまで手伝わせて大人しくなれるか」「すぐ終わらせる」「すぐ終わらせるって・・・」ギャー!バカ!どこ触ってる!道明寺の唇がチュッと音を立てて首筋に吸い付いてる。「ここは冷静に、相葉さんたちも待ってるでしょう」「あいつらならほっとけ」「やだよ」ここで時間を食ったら何を想像されるか・・・もうあの二人がSPに付くだけで落着けなくなりそう。「今、我慢してくれたら、この後、道明寺の言うこと聞くから」「ホントだな」うんと必死で首を縦に振った。だからって・・・どうしてセーラー服?「あの頃はずいぶんとお預け食らわせられたしな」車のハンドルをもつ道明寺の助手席に座らされてしまってる私。横から伸びてきた腕は私を肩越しに抱いてセーラーのリボンの先を指先が弄んでる。なんだかその仕草がなぜか艶を彩って、焦る。微妙にドキドキしてる自分が許せないよ。もう!遊ぶな!
ひゃー続きを書こうと思いながら本館がいっぱいいっぱいで~気がつけば8月が終わる・・・・お待たせしました。このお話の結末は・・・最後の被害者はつくしということでしめたいかな。出来ればこちらに☆マーク付けたいと願望だけはあります。「道明寺、なにやってんのよ!!」意識が遠くなる寸前で聞こえた声は天使の響き。遅いですよ~なんて贅沢は言えません。首が折れそうな力が代表の指先から抜け落ちる。って!まだ俺の身体には代表が馬乗りのまま。折角の策略で作らせたはずのオムライスはべチャッと床に落ちて楕円形のカタチは崩れてる。まるでそれは頭を割られて血が飛び散ってるように見えた。俺の運命?ああなるのかな?「千葉さんのせいじゃないでしょう。お客さんで来てくれたんだから。責める相手が違うよ」「ああ、そうだな根本的に間違ってたよ」ゆらりと蜃気楼のように立ち上がった代表がつくし様と対峙。「なによ」代表の何時もとは違う凄みのある様子につくし様の声がわずかに動揺を見せる。俺・・・目を開ける勇気ないです。「もともとはお前が悪いんだよな」「大体この猿女の口車にノッてしなくてもいいバイト始めたんだからな」「しなくてもいいって・・・バイトするのは何時ものことでしょう」代表の気に押されてつくし様も言葉を噛みそうだ。反論出来るだけまだ賞賛に値する。「だったら、なんで俺に内緒なんだよ」「それは・・・」今にも人一人殺しそうな殺気。冷酷、無慈悲の奴隷商人って見たことないけどこんなかな?人を人だと思わず動物のように扱う姿。整った容姿はそれを格段に冷ややかに見せる。内緒にした気持ちわかります。それはたぶん俺の方が数倍もあったんですから!代表は究極つくし様に自分以外の男と話をするな!見るな!触れるのは論外って態度ですからね。SPの俺達だって睨まれることたびたび。このお店でつくし様に「いらっしゃいませ」と言われて瞬間に俺の運命は決まったようなもんだよな。タダじゃ済まない。「千葉、後はお前たちが始末しろ」始末って・・・何を?お客はとうの昔にいなくなった。倒れたテーブルに倒れた椅子。もうこの時点で営業には微妙な支障。「こい」「ちょっと、ダメ」目の前を通り過ぎようとする代表の脚が見えた。その後を代表の二倍の歩数で歩く足がギュッと踏ん張った。「俺にまだたてつくのか?」たてつかないでください~心で必死に祈る。俺はまだ床に倒れたまま起き上がれずにいる。「あのね、いくらなんでもこのコスチュームで外を歩くのは恥かしんだから」「だったら、そんなもん着るな」確かにミニスカートに胸元がハートの形でひらひらのレースでふちを縫い取ってるメイド服。街を歩けば男の視線を集めるのにはなんの苦労もいらない。「更衣室はどこだ?」代表が滋さまが教えた奥の部屋に視線を移す。更衣室につくし様を引っ張る様にして二人で歩いて行った。「ちょっと、なんで道明寺がついてくるのよ!」「逃げられると困るからな」「ぎゃー」羽交い絞めにされた雰囲気で二人はドアの向こうに消えた。「すぐに出てくるかな?」「無理じゃないですか?」滋さまと桜子さまの会話。「つくし、しっかりカギかけとくのよ」注意というより声援に近い明るい声。「さぁ、ここは司の好きにさせて帰りましょ」そのまま店からみんな追い出された。「先輩・・・俺達外で待ってますか?」「千葉、お前にその勇気あるか?」ないです・・・。
今私が活動をお手伝いしてる団体が有ります。私はHP作成担当なのですけどね。宮崎天使ママの会 死産・流産・新生児死などで、大切な赤ちゃんをお空にかえすことになってしまったママたちの会です。実は私も長女を生むまで数度の流産を繰り返しました。その縁でお手伝いをさせてもらってます。今回この会で『天使のゆりかご』と言う活動を始めました。以下は8月5日の朝日新聞で取り上げられた記事です。ちっちゃな肌着やおくるみ、手作りのかご――。死産や流産などで命を落とした赤ちゃんには、市販のベビー服では大きく、専用の棺(ひつぎ)もほとんどない。「精いっぱい、天国への最後のお見送りをしてもらいたい」と、宮崎市のグループが手作り品の提供を始めた。 宮崎市の黒木啓子さん(46)は2006年10月、「宮崎天使ママの会」を立ち上げた。前年の3月、妊娠8カ月で娘を死産した黒木さん。当時、相談できる場は役所にも病院にもなかった。同じ経験がある女性3人で集まった。いま、30人ほどの会員で、電話やメールで相談を受けている。 なかには、亡くなった赤ちゃん用の服や棺が見つからないという悩みも寄せられる。黒木さん自身も、死産した際、病院側から薬の空き箱を差し出された。きちんと用意してくれる病院もあれば、100円ショップで箱を買ってきて、という病院もあるという。 ☆~☆~☆~☆~☆私たちは、ぜひ同じような活動をするグループが全国に増えてほしいと思っています。気持ちよく真似をしてほしい。。これが製作を担当してくれている友人たち、そして代表である私の願いです。教えられることはすべてオープンにしますのでぜひお問い合わせください。また、いま現在ご自身が子供さんを亡くされ、どうしても分けてほしいとお考えの方には出来る限りの対応をいたしますので、電話でお問い合わせいただければと思います。(宮崎天使ママの会ブログより)ぜひたくさんの方にこんな活動があることを知っていただき、賛同してもらえばと思いブログに記載させていただきました。
「出せと、言われても今は無理」「根こそぎこの店ぶっ壊してもいいんだぞ」代表の目が本気モードで俺達にやれと今すぐにでも命令を出しそうな雰囲気で光る。無理ですって!せいぜいテーブルと椅子を壊す程度しかできません。「今ここにいないんだって、いないものは出せないでしょう」ドカッと丸テーブルの前の椅子に腰をすえた代表は納得してない表情であたりを見渡してる。レーダービームを発して壁の向こう側を見通してるような気合を感じる。もしかして特殊能力あり?「卵がナなくなっちゃって、つくしが外に買い物に行ってくれてるの」「そんなことに牧野をこき使ってるのか?」ここで男性の相手をしてるつくし様を見るより健全な気がします。まずは接待してるところに代表が見なくて良かった。見知らぬ男性のオムライスに名前とハートをケチャプでにっこりと書いてるつくし様を見られた日には、この店はゴジラの襲撃を受けた残骸になると思う。「ただいま」カランと音をたてて開くドア。「暑いのに荷物させてしまってすいません」「当たり前だろう、つくしちゃんに重いもの持たせられないよ」デレッとした顔で答える男。ぼさぼさの髪の毛にチエックのシャツ。背中には黒色のリュックを背負った男。見た目の冴えない男が彼女が目当てだと明らかな態度。両手には卵のパックがいくつもいったビニール袋を提げてる。もう・・・代表を見れない。「ちょうどご主人様に会っちゃっ・・・て・・・」明るく言いかけた声が店の一角を見つめて固まった。クルリと向きを変えて背中を向ける。「逃げんじゃねェよ」グサッ!確かに鋭利な槍が背中から胸に突き抜けたのが見えた。「誰がご主人様だ」「お前のご主人様は俺だろう」冷気が盛り上がってだんだんと距離を縮める。「なんでここにいるの」そう言ってチラリと俺達に向けられて視線。なんでしゃべったの!無言で責める視線。俺達のせいじゃありませんて!代表に知られたくないのは俺達が一番です!「見届けてやるよ」「えっ?」つくし様の声に思わずのっかって代表を見る。「この二人にオムライス食べさせたんだろう?俺も同じの」「同じって・・・」「ハートとか書いたってやつ。相葉や千葉に食べさせて俺に食べさせられない訳ねェよな」それ以上の迫力で脅さないでほしいと切に願う。「あのさ、滋ちゃんも作れるんだけど」「お前のはいらねェ」滋さまの顔も見ずに冷たくあしらう代表。「それじゃさ、つくしの作ったオムライスに私が書くハート」「私が作ったオムライスにつくしが書くハートだったらどっちがいい?」「どっちがいいって決まってるだろうがぁ。全部こいつに作らせろ」思案する時間は0,1秒もかかってない即答。「無理、だってうちの料理のシステムがそうなってるんだもん」「滋、お前本当に店を営業させ無くするぞ」「司さ、つくしを返さなきゃどうせ店をつぶすつもりでしょ」うわ~。にらみ合いの中になんとなく面白い雰囲気が織り込まれてる。不思議な感覚。不機嫌悪魔と悪戯天使のにらみ合い。「両方持って来い」「だから両方はダメだって」「一つは千葉に食わせるから文句ねェだろう」それって・・・どちらを食べても俺は代表の恨みをかうんじゃないんですか?断れるものなら断りたい。出来れば相葉先輩を指名してほしかった。先輩!笑ってないで助けてくださいよ!目の前に出された二つのオムライス。右がつくし様の作ったオムライスで左のオムライスが滋様が作った奴。俺の前に出てきたオムライスの上につくし様がケチャプを絞る手つきで構える。震えてた指先が決心したように力を入れるように動く。「ちょっと待ってください」何の試案もないのに思わず止めたのは本能。「おい」「はい」威圧感満載の声がこの短い言葉にどれだけの威力を持たせられるのだろう。心臓が凍る。「お前の卵を俺のと入れ替えろ」あっ・・・なるほど!即座に言われた通りにスプーンとフォークを使って卵を剥いで代表の入れ替える。「これなら文句ねェよね」「司、ずるくない?」滋さまの声が笑ってる。俺、本当に命が助かった。「つくし、こうなれば、徳大の熱いハート書いてやれば。そのケチャプ全部使い切っていいから」「全部つかったら何が何だか分かんなくなるわよ」慣れた手つきでつくし様が代表の卵に描くハート。その横には可愛い感じのイラスト。髪の毛のクルクル具合はどう見ても代表。「よし、私のハートを書く権限もつくしに譲っちゃう」この人は何を言い出すつもりなんだ!助かった命がまた危険なサメの泳ぐ海に投げ出された気分。「俺、何もいりませんから」ガツガツとすばやくオムライスをスプーンで突き刺してすばやく口に運んだ。数口で食べきる勢い。「お前、ほかの奴にもこんなの書いてたのか」怒りを鎮めるどころか火に油を注いだ様な熱の上昇。「千葉、お前・・・それ食べたんだよな?」「吐き出せ!」立ち上がった勢いのままに首を絞め上げられた。
「正直に話せば許してやる」許すの声がかすんで聞こえる。ネクタイを締め上げら息が出来ないような錯覚。ボキボキと鳴らしていた代表の止った指の動きの中に俺の命の炎が燃える。相葉先輩の声も聞こえない。なに固まっちゃってるんですか!元をただせば先輩が俺を引きづりこんだんじゃないですかぁぁぁぁ。胸倉をつかみたいのは代表じゃなくて俺の方です。「つくし様、また新しいバイトを始めたみたいですね」必死で笑おうとする頬はケロイド状に引きつってる。「俺が知ったら店をつぶすってどんなバイトだ?」代表・・・何処から聞いちゃったんですか?ケチャプでハートとか・・・確認するのが怖い。貧血おこして意識を失った方が楽だ。「飲食店・・・関・・・係・・・ウェートレスというか、メイドというか・・・」自分の声も聞こえなくなりそうな緊張感。「連れて行け」やっぱ、そうですよね・・・。今の時間なら昼時よりは空いてるかもしれない。男性客が一人もいなければ・・・儚い希望。リムジンが横付けされるメイド喫茶。それでだけで何事かと道行く人が足を止める。ドアが開いて登場するのはそれ以上に視線を集める代表だ。道明寺HD代表 道明寺司。お気に入りはメイド喫!週刊誌一面の題名まで浮かんできた。ここでこれ以上の注目度は上げたくない。店で暴れないでくださいと祈る。「ガチャン」ドアの開く音。「いらっしゃいませ♪ご主人様」つくし様の声が紛れてないことに安心して小さく息を漏らす。「俺が、いつお前らのご主人様になった」その場を一瞬で凍らせる冷気が一気に店の中に吹き込まれる。「代表、この店はそれが挨拶なんです」相葉先輩の遠慮がちな声には興味ない態度でずかずかと店の中に代表が足をすすめた。辺りを見渡す視線。きっとつくし様を探してるはず。「あれ~司来てくれたんだ」はしゃいだ声が右サイドから突然聞こえてきた。「し・・・げる・・・」一度飲み込みかけた声を絞り出す様な代表の声。「なんで、お前がここにいるんだ。牧野がいるんじゃねェのか?」「あら、ここ私の経営なの、ちょっとつくしを借りてるけど文句ないわよね」「勝手に俺のを使うんじゃねェよ」「つくしはものじゃないでしょ」「独占しすぎるとつくしに嫌われちゃうぞ」代表の鼻先数センチのところまで迫る滋さまの顔。その力に押されるように代表が一歩足を引いた。俺の足先を踏む手前5センチ。「千葉」「ハイ!」予想外に名前を呼ばれたことに動揺を隠せない。声が裏返りそうになった。「なんで、滋の店だって黙ってんだ」黙っていたって、代表聞かなかったじゃないですか!!!!言いたいことは飲み込んですいませんと謝る情けなさ。「牧野を出せ」気を取り直したように代表が叫んだ。
いない!まかれた!逃げられた!司様と違って何時もはこんな意地悪しないじゃないですか!つくし様!どこ行った!通勤者も途切れる時間帯。それでも人波が途切れることのない大都会。青い信号が赤に変わる寸前で横断歩道を突き抜けるように目に前からいなくなった。しまッたと追いかける俺の前を車が途切れることなく通りすぎていく。車の進む方向の信号が赤に変わったのを確認して横断歩道に飛びだしていた。右折する車がクラクションを鳴らしてもこの際無視だ。歩道を渡って右に曲がったところまでは目で追ってる。ここって・・・いわゆるオタクの街・・・玩具にキャラクターグッズが並ぶ店先。つくし様にこんな趣味あったか?それを知られるのが嫌だ逃げた?豆電球に縁取れたピンクの看板。アニメ系のキャラクターのかわいい顔は微笑を浮かべてる。メイド喫茶・・・「無理!帰る!」カランと鈴の音が響いて開く扉。そこから出てきたのはつくし様。その腕を中から伸びてきた腕が掴む。「こんなの聞いてない!」振りほどく素振りを見せて嫌がるつくし様。「失礼します」自分のするべき仕事を思い出した俺はその中に割って入る様に身体を横から入れ込んだ。えっ?大河原滋・・・「相葉さん・・・」詰まった声は俺を意識して呟く。状況が呑み込めず焦ってるうちに店の中に俺もつくし様も連れこまれてしまった。「相葉ちゃん、君も同罪だよ」俺の目の前30㎝に迫るご令嬢。相葉ちゃんって・・・年上に言うか!同罪って・・・俺はまだ何もやってないですけど・・・「つくしのこんな恰好を相葉ちゃんが見たって知ったら司暴れるだろうな・・・丈の短めのワンピース仕様の黒のメイド服。ひらひらハート方のエプロン付き。「こんなの着なきゃいけないなんて聞いてないから」膝上20センチのスカートの裾を引っ張っても伸びるはずがない。ウッ・・・確かにヤバイ。もう二度と瞳に映さない様に視線を天井に向けた。でも・・・普通気がつかないですか?外の看板もどう見ても普通の喫茶店とは違います。服を着る前に渡された時点で気がつくでしょう!「つくし、バイト探してたんだよね?」「居酒屋、司が暴れて止めさせられたんでしょう?」「別に道明寺は暴れてないから・・・夜は止めろって言われだけだし」「昼間の時間だけでいいんだよ。ここなら居酒屋のバイトの二倍は出せるから」なんか・・・大財閥の令嬢が時給の話をしてるのは新鮮。って、感心してる場合じゃなかった。「でも・・・」「何言ってるんですか、これは趣味と実益を兼ねたバイトですよ」「この前の仮装パティ―もたのしかったじゃないですか」横からそう説得にかかったのは三条桜子。この二人が引きこんだのならつくし様が逃げ切れるすべはないと俺は悟った。「それじゃ相葉ちゃんを使って練習」えっ?俺?「にっこりと笑顔で、ご主人様おかえりなさい。ですよ」明るくにっこりとスカートの裾を指先がつまんであげて品を作る桜子様。それをつくし様にされた日には俺は殺される。「いい、相葉ちゃん、割引チケット1年分上げるから協力するのよ」一年分どころか1か月分も入りませんって!司様が知ったら数分後には営業できなくなってると思いますから。俺一人に胸に秘めとくには事が多きすぎる。ここは頼りになるはずの俺の相棒千葉と秘密を分かち合おう。許せ!千葉!
本館で道明寺専属のSP。葉っぱコンビの千葉君と相葉君の番外編です♪某所でちょっとした妄想劇が始まりまして、その流れから作ったショートです。「千葉、先に食事行って来い」ここのランチおいしいぞと相葉先輩は俺に割引チケットまで渡してくれた。昼間の護衛の空いた時間で交代で食事に行くことが多い俺達。渡されたチケットに印字された文字はメイドドリーム。その横には単純な線で描かれたエプロンをした女の子のキャラクタが描かれてる。何時もの定食屋とは違った感じだと思いながらも場所を確認してからスラックスのポケットにチケットを押し込んだ。ビル街の歩道を歩きながらメイドドリームの看板を探す。嘘だろう・・・入り口の前にはピンクの看板にメイド喫茶の文字。相葉先輩ってこんなとこで食事とるのか?俺には無理。背中を向けようとしたところで扉が開いて「帰りなさいませご主人様」音符のついた明るい声が俺をとられた。「あっ・・・間違い」そんな俺の声は無視したように店の中に引っ張り込まれる。昼休みのスーツ姿の男性もちらほら。俺に興味を示す客は誰もいない。「初めてですか?」奥のテーブルに案内された俺はすでに断るタイミングを失ってる。こうなれば昼飯食って帰る。店の色調は赤と白。天井にはミラーボール。正面には20センチくらいの高さの小さな舞台。ここでご飯を食えるのか?俺?若い数人の女の子はアニメやメイドの恰好で接待。サブカルチャーの世界は俺には未知数。一時間500円のワンオーダーとか説明されて渡されたメニュー。「メニューが決まったらおよびくださいませ。ご主人様♪にゅあん」彼女の顔の前で高さ違いで拳を作った両手。ネコの真似って・・・どう反応していいのかわからない。俺の隣りのテーブルの男は同じように手招きでネコになって「にゃん」と返してた。「オムライスでお願いします」注文してすぐに運ばれてきたオムライス。「お待たせしました」その声に聞き覚えがある。ドクンと心臓が跳ねあがった。「千葉・・・さん?」固まった表情を浮かべたのはつくし様。おーーーーーッその後は飲み込むようにオムライスを口の中に詰め込んでその場を逃げ出した。「先輩!」持ち場に戻って相葉先輩の胸倉を締めあげたい気分だ。「びっくりしたろ?」びっくりしたなんてものじゃない。「代表は知ってるんですか?」「知ってたらあの店つぶれてるぞ」「俺、オムライスを頼んだらつくし様がケチャップで卵にハートですよ」「俺はご主人様って何度か言われた」ポンと相葉先輩の手のひらが俺の肩を叩く。「先輩、共犯にしたでしょう」「俺一人の胸に秘めるのは辛すぎるとは思わないか?」「俺とお前は運命共同体だろう?」それ!代表とつくし様のセリフでしょう。俺達の関係はただの同僚、先輩と後輩だけです。「その話、詳しく話せ」ボキボキと指を鳴らす音が背中から響く。冷ややかな空気の流れは足元を白く覆う。代表・・・先輩も俺も身体が固まった動けなくなった。
ここ数日同じ内容のメールが送られてきます。お客様のアカウントは何らかの取引に利用されている恐れがありますので、お手数ですが、システムにログインして、異常がないかご確認いただきますようお願いします。 :http://secure.square-enix.com/ ~~~~~~~~~~ 株式会社スクウェア·エニックス もしなんらかのお知らせメールならこんな単純な感じじゃないでしょう。その前にアカウント登録してないし・・・フィッシング詐欺の様な・・・念のため調べてみたらスクエアエニックスの公式サイトによると、「弊社サイトのスクウェア・エニックス アカウント管理システム(https://secure.square-enix.com/account/ )を偽装したページに誘導して会員情報を盗用する」とのことで、スクエアエニックスを語るフィッシング詐欺メールが広がっているとのことです。会員じゃないから良かったけど・・・(^_^;)本当に登録してたら取られちゃいますよね?詐欺じゃないかと思ってもアドレスクリックしたくなるんですよね。なりませんか?もしクリックしてウイルスとか、もらったらどうしようと心配しながらクリックしちゃました。ID、パスワードを入れる場面にはドラクエⅩの文字。一昔前はドラクエはまっちゃってましたから、もしかして何か登録した?的なこと思っちゃいました。もし同じようなメールが来たら即削除して下さいね。そして私はPCのウイルスチェックを念のため開始しました。