- 自殺同盟軍/鈴木 剛介
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喜びも、悲しみも死とともにある
死にたいことに理由なんてない。
ただ、死にたいだけだ。
問題は、その死を、どう有効活用するかにある。
中学生の頃から、映画などで人が殺されるシーンを見るたびに、
「あー、ちきしょう、いいなあ、うらやましいなあ」と
漠然と思っていた―――
「なあ、ケイスケ、人間、ほっといてもいつかは死ぬんだ。
わざわざ自分から死ぬことはないんじゃないか。
生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは友人に頼まれて、
老人介護施設で働き始める。
そこで出会った運命の女「ちなっつぁん」(37)、
彼女もまた死を望んでいた。
そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=
『自殺同盟軍』を結成する。
集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女、
『自殺同盟軍』は6名で活動を開始する―――。
生きる理由はあるのか!?
注目の新鋭、長編第二作
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
どうにも中途半端に思えちゃって残念。
死を望むことにしても、生への希望・執着にしても。
共感と言えるほどの気持ちも起こらず、
グッと来た!ってほどの感情の動きも無く。
「生きる」とは何ぞや、って考えさせられた!ということも無く。
ただただ淡々と読んじゃった。
タイミングの問題か、それとも相性の問題か。