- 1303号室/大石 圭
- ¥1,303
- Amazon.co.jp
あの部屋にいると、みんなみんな、死ぬんです。
この物語はある意味で、現時点での僕が考えうる
恐怖の集大成である。 ――大石圭
ホラー界の巨匠がおくる最恐!書き下ろし
その時―――臭いがした。
肉のような何かが腐って溶けて、
ドロドロになって崩れていく時のような……
胃の奥から吐き気が込み上げて来るような……
不吉で、不気味で、忌まわしい……
あの臭いだった。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
少々4つ寄りの3つ。
初めましての大石さん。
知らずに借りたんだけど『呪怨』の人なのか。
これとは違う1冊が気になって、
それとこれと2冊借りてきた。
すごく読みやすくて短時間であっという間に読んじゃう。
でも不気味で気持ち悪い。
「キャーッ!」というよりも「うわゎゎ…」って。
1303号室もだし、隣の親子もなんだか。
こんなことで怨まれても…。
「石ころ、雑草」の気持ちはわからなくもないし
親子関係・家庭環境に同情すべきところがあるのもわかるけど
何人もを取り殺すの…?!って。
それも恐さの一因ってことなのか。
自分とは無関係なところで対象になるって。
音響付きの映像で観たらさぞかし恐いだろうな。
でも映像にするにはきつすぎてできないか…。
もう1冊も読むのが楽しみだ。
表紙が恐すぎる。
初見のときはともかく、それ以降も油断したときにビクッと。