『トーマの心臓』 森博嗣 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

トーマの心臓 Lost heart for Thoma (ダヴィンチブックス)/森博嗣/萩尾望都(原作)
¥1,575
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ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。
ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。
良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、
同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。
最近不安定なユーリの心に、
トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。
そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。
驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ―。
愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を
森博嗣的世界観で描いた傑作。
萩尾望都の名作コミックを森博嗣が小説化。
描き下ろしイラスト多数収録。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


なるほど、これが森さんの見たトーマなんだな、と。


最初に舞台、それから原作。
これが3番目の『トーマの心臓』だったけど、
私の中にあったトーマとは随分印象が違った。


これが嫌いだとは言わないけど、
好きな順番に並べるとしたら3番目だ。


それがいいことなのか悪いことなのかは別として
読んでる間まるで原作の絵や場面が浮かばなかった。
舞台で観た役者さんの姿も全く浮かばない。


森さんは低温、っていうのはこれに限ったことじゃないけど
やっぱりこれも低温で「サラッと」してる感じ。


なんで日本人って設定にしたんだろうな。