- モノレールねこ/加納 朋子
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時をこえて届くあの頃からの贈りもの
儚いけれど、揺るぎない―――
「家族」という絆
デブねこの赤い首輪にはさんだ手紙がつなぐ、
ぼくとタカキの友情。
…………… 「モノレールねこ」
夫を待つ時間に取り組んだ
白いパズルの中に、犬の気配が。
…………… 「パズルの中の犬」
家族をいっぺんに失った中学生の私と、
ダメ叔父さんの二人暮し。
…………… 「マイ・フーリッシュ・アンクル」
私と偽装結婚したミノさんは、
死んだ婚約者がまだそばにいると信じていた。
…………… 「シンデレラのお城」
ロクデナシのクソオヤジに苦しめられてきた俺に、
新しい家族ができた。
…………… 「ポトスの樹」
会社で、学校で、悩みを抱えた
家族の姿を見守るザリガニの俺。
…………… 「バルタン最期の日」
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
5つにかなり寄る4つ。
「これは好き」って言うものもあれば「まぁ、まぁ…」なものも。
でも特にハズレって言うのはなくて
全体的な印象としては「面白かった」。
元々涙腺が弱いのは自覚してるけど
1冊読み終えるまでに何回か涙。
特に好きだったのは
「マイ・フーリッシュ・アンクル」と「セイムタイム・ネクストイヤー」。
どっちもあまりにもわかりやすいタイトルだけど。
表題作は何となく物足りない感じもしてしまう。
あまりにもベタというか、わかりやすい展開で。
嫌いって訳じゃないけど、
この本に収録されてる話を好きな順に並べたら
間違いなく下から数えた方が早いぐらい。