身体の3つのエネルギーとは? | AYURVEDIC KITCHEN

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フードコーディネーターのりんです。
食べる事で体調を整え、自己免疫力を高め、キレイに健康になる。
薬膳やアーユルヴェーダなどの東洋医学の知恵を活かし、
より生き生きとした毎日を送る為の
おいしいレシピやちょっとした生活のコツをご紹介できたらと思います。

根本の5元素からお話しすると、なかなか地道すぎて、
なかなかアーユルヴェーダと食の話にたどり着きませんね(笑)。

でも、とりあえず今回は体質パターンの説明です。
これで少しは、身近な話になってくるかと思うのですが・・。


●個人の体質 = 体の3つのエネルギー(ドーシャ)

アーユルヴェーダでは体のエネルギーを

・ヴァータ(風)
・ピッタ(火)
・カパ(水)

の3つに分けています。この体のエネルギーはサンスクリット語でドーシャといい、
直訳すると「不純なもの」「病素」などという意味になります。
しかし、アーユルヴェーダでいう、ドーシャというのは、単純に悪いものを意味しているのではなく、
身体を構成するエネルギーのことを意味していて、これによって個人の体質を分類しています。
なので、日本語にすると、適当な訳語がないので、
「体の中の3つのエネルギー」とでも、捉えてると良いかと思われます。
中医学でいうところの、「気」のようなものでしょうか。

前回お話しした、万物を構成する5元素でいうと、

・ヴァータ(風) は 「風」と「空」から成り、
・ピッタ(火) は 「火」と「水」から成り、
・カパ(水) は 「水」と「地」から成っています。

個人の体質は、これらのいずれか1~3つの複合体でいい表されます。
だいたいは、これら3つの中でより優勢な2つを合わせていい表されることが多いようです。
例えば、ヴァータと、ピッタのエネルギーが強く、カパのエネルギーが弱い人は、
「ヴァータ・ピッタ体質」
ピッタとカパのエネルギーが強い人は「ピッタ・カパ体質」と。

「ヴァータ・ピッタ体質」の人は、ヴァータとピッタのエネルギーが増大しやすい傾向にあり、
この2つが増大すると、3種のエネルギーバランスが崩れて病気になる。というものです。


● ヴァータ、ピッタ、カパの特徴とは?

それでは、それぞれのヴァータ、ピッタ、カパとは、
どんなエネルギーを差しているのかをお話ししたいと思います。

<ヴァータ>
体型・・痩せ型、華奢、乾燥体質
体質・・冷え性、睡眠は短く浅い
性格・・動きが軽快、早口。理解、記憶は早いが忘れやすい。流行に敏感だけれど長続きしない。不安に襲われやすく情緒不安定になりやすい。

<ピッタ>
体型・・運動好きで筋肉が適度に発達。柔軟性がある。
体質・・身体がほてりやすい。食欲旺盛で快便。消化力が高いが、体調を崩すと下痢しやすい。
性格・・知的で情熱的。リーダー的存在になりやすい。やや短気な所がある。

<カパ>
体型・・ぽっちゃり、色白。
体質・・よく眠る。鼻水や鼻づまりに悩まされやすい。
性格・・動作はゆっくり。精神状態は比較的安定していて、物事にあまり動じない。体力と持久力がある。


この体質チェックですが、
自分はなんだろう?と思った方は、
このページ のリンクから、体質チェックシートに飛んで、ぜひ試してみて下さいね。


で、これでいくと、私はヴァータピッタ体質なのです。
カパがほとんど0で、ヴァータ:ピッタが2:1という、
ヴァータがかなり優勢なヴァータピッタ体質。

でも、体型はどちらかというとピッタよりで、体質と性格はヴァータよりであり、
あと、寝るのが好きなのと、食べるのが好きで、気付くと太ってしまうので、
常にダイエットを念頭にしている立場としては、
カパを増やさない食生活をしたいなと思ったりして・・。
ということは、どういう食生活にすればいいんだろう?
というのは、いつもちょっと悩みどころであります・・(笑)。

それぞれの体質に合わせた食生活についても、
その内お話しして行きたいのですが、
アーユルヴェーダの話から始めてしまったら、
なんだか、とっても長くなりそうな予感がしてきました・・(アララ・・)


というわけで今日はここまで。
また、次回に・・・