ドーシャ(体質)別の食事 | AYURVEDIC KITCHEN

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フードコーディネーターのりんです。
食べる事で体調を整え、自己免疫力を高め、キレイに健康になる。
薬膳やアーユルヴェーダなどの東洋医学の知恵を活かし、
より生き生きとした毎日を送る為の
おいしいレシピやちょっとした生活のコツをご紹介できたらと思います。

・・理論はともかく、ようやく、少しずつ毎日の食生活で実践できることのお話に入っていきたいと思います。

アーユルヴェーダにおける体質分けは、食生活においてとても大切です。
3つのドーシャのどれが増えやすいのかを知ることで、
そのドーシャが増えないような食生活をすれば良いのです。

では、それぞれの体質に合わせた食事や食生活についてお話ししていきます。


●それぞれのドーシャ(体質)に合った食べ物

<ヴァータ>
甘味、酸味、塩味の食物。
重く、温かく、湿り気のある食物。

*例えば・・・
牛乳、チーズ、ヨーグルト、肉、ごま、油、ナッツ、大豆、豆腐製品、黒糖、蜂蜜
水、茶、温かいトマトジュース、果物

*多く食べない方がよい食物・・・
生の食物、冷たい食物、冷凍食品、乾燥ナッツ、ドライフルーツ、辛味や刺激の強い食べ物、じゃがいも

<ピッタ>
甘味、苦味、渋味の食物。
軽く、湿り気のある食物。

*例えば・・・
生野菜、果物、穀類、豆、ミルク、牛乳、バター、無塩チーズ、オリーブオイル、黒糖、果物、水分

*多く食べない方がよい食物・・・
酸味、辛味、塩味が強い食べ物、肉類、揚げ物、ヨーグルト、アルコール類、ごま油、卵、卵製品、ナッツ類。味付けの濃い料理。

<カパ>
塩味、酸味、辛味
軽く、温かく、乾燥した食物。刺激のある食物。

*例えば・・・
温かい料理や食べ物、温野菜、スパイス、大豆、豆製品、葉野菜(ほうれん草、小松菜etc)、花野菜(ブロッコリー、菜の花etc)、低脂肪牛乳、アーモンドオイル、コーンオイル、よく熟した果物、熱いお茶、適度な量のワイン、水。

*多く食べない方がよい食物・・・
甘味、辛味、渋味の強い食物。乳製品、肉料理、油っぽい料理、ナッツ、ココナッツ類、冷たいもの、果物(特にバナナは避ける)、冷凍食品、砂糖類全般、味付けの濃い料理



※ ただし、甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味の6つの味は、毎回、それらの多少はあれ、6つとも取り入れるべきであり、甘味だけとか、塩味だけ・・と言ったように、どれか1つだけの味しかとらないという食事は避けるべき。



●それぞれのドーシャ(体質)に合った食べ方

<ヴァータ>
・規則正しい時間に、きちんと座ってゆったりとした気分で落ち着いて食べる。

<ピッタ>
・ついつい、量を多く食べてしまう傾向があるので、腹八分目を心掛ける。
・スパイス等の刺激の強い料理や、味付けの濃い料理を控える。お酒を控える。
・生野菜や生の果物を積極的にとる。

<カパ>
・油や砂糖の少ない料理を、出来るだけ少なめにとるようにする。
・朝食は温かいスープ程度にする。
・辛味の強いスパイスを料理に使う。
・温野菜を積極的にとる。
・アーマ・パーチャナと呼ばれる、プチ断食や小食を月に1回程度行うようにする。
※ アーマ・パーチャナについては、また後日ご説明致しますね。