あやちゃんってこんな人シリーズ
の続きです。
このあたりから
かなりドヨドヨしていきます。
音大に入り、
師匠が見せてくれる
ヨーロッパのクラシック音楽の素晴らしさは
私にとって
はるか遠くに見える目標であり
自分の未熟さを責め続ける材料にもなっていました。
「一流の演奏とはこういう演奏だ」
を知るようになると、
耳が肥えてきて、
人の演奏を聞いても
批判ばかりしたくなったのです。
だけど、
わが身をふりかえると
自分の演奏もまだまだ未熟。
実は、
精神的にかなり参ってしまっていて
ピアノを弾けば涙が流れる。
街中で音楽を聞けば、
それがピアノの音でなくても吐き気を催す。
まるで自家中毒を起こしているかのようでした。
大学院2年になり、
いよいよ卒業まで1年しかなくなったとき
小学校から持ち続けていた
「ピアノが好きかどうかわからない」
という想いが
ついに大きな問題として自分の中に立ちはだかり
こんな気持ちのままでは
演奏活動も
教える仕事につくことも
できない!
やはり私には才能がなかったんだ。
中からあふれ出るような感情がないんだもの!
と、大学院卒業と同時にピアノを辞める決意をしました。
これまでたくさん目をかけて指導してくださった先生方
時間もお金も愛情もかけてずっと支えてきてくれた両親
あやちゃんはピアニストになるんでしょう?
という周りからの期待
ずっと頑張って続けてきた自分
それらを全部裏切る形になってしまう。
だけど、
それ以上に私の心がもう耐えられませんでした。
☆☆☆
この時期は
すべてが絶望の中にあったような
暗い気持ちの思い出ばかり印象に残っていましたが、
先日、心屋仁之助さんの10周年記念ライブに行ったのをきっかけに
10年以上ぶりに
嬉しかった、楽しかった
という記憶もよみがえってきました。
リンクをはっておきます。
心屋武道館ライブに行って思い出したこと。~その3~
http://ameblo.jp/rikutomomo/entry-12246282165.html
あやちゃんってこんな人シリーズの
つづきはこちら http://ameblo.jp/rikutomomo/entry-12248627902.html
心をひらくピアニスト
アニマル&ヒューマンコミュニケーター
心屋認定カウンセラー
あやちゃん