親不知の抜歯 | アブエリータの備忘録

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Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

 

12月11日、かねてからの予定通り、親不知の抜歯をする日になった。

 

 

手術日が決まってから、コロナなど様々な感染を避けるために細心の注意を払って生活していた。また、歯に炎症など起こしてはならじとせっせと食後の歯磨きを怠らないようにしてきた。

 

 

免疫治療を受けている私は、点滴しながらの抜歯になるので、1泊2日の入院が決まっていた。

 

 

当日はコロナの抗原検査のために歯科外来へ8時45分に行くことになっていて、そんな時間に病院へたどり着けるだろうかということがこの入院に関しての一番の不安点だった。

 

 

入院前夜にはダンナより先に入浴して、10時にはベッドに入り、入眠剤半錠を服用して、6時半にアラームをセットして眠りに入った。翌朝目覚めたのは6時15分(いつもなら2度寝に入る時間)。

 

 

私は朝の身支度に時間がかかるのだ。ワンコの朝ご飯とトイレの世話で30分はかかる。

 

 

いつもの朝食と違って、この日は買っておいたサンドイッチとインスタントのコーンスープと野菜ジュース。たっぷり飲むミルクティーはパスした。頻繁にトイレに走らなくてもいいように。

 

 

朝食をとって、トイレに行って、シャワーを浴びて、軽く化粧をするだけなのだが、なぜかいつの間にか時間が経ってしまっている。

 

 

昨日のうちにしっかりと準備しておいた荷物を持ってダンナの車に乗ったのは8時。通勤時間帯のため道路は多少混んでいたが、病院には8時25分に到着。

 

 

もうそれだけでこの入院に関する不安は、8割方解消した。

 

 

≪入院1日目≫

 

病院に到着して受付機を通した後、歯科口腔外科外来へ。

 

8:45  抗原検査 (初めて鼻に綿棒の検査を受けた。結果を待つ間睡魔が押し寄せて眠ってしまった)

 

10:00 コロナ陰性の検査結果が出て、診察室で歯のクリーニング。抜歯する側の耳たぶに紫色のハンコを押された。

 

10:30 入院コーナーで必要書類の提出、病棟からのお迎えを待つ

 

11:00 病室へ案内され、下着1枚で手術着に着替える 熱や血圧などの測定

 

 

左側の扉はトイレ左下矢印

 

 

 

11:30 点滴開始(夜の8時まで続く点滴なので、片手がふさがって何をするにも不便)

 

 

 

12:00 昼食(すでにきざみ食!5分粥など何の味も無い。美味しかったのはゼリーだけ)朝から歯をクリーニングしてもらったのに、「お昼を食べてきちんと歯磨きしなさい」と言う指示。

 

 

 

12:40 薬剤師が来て、持参した薬やお薬手帳をチェック、そして今後使う薬の説明

 

13:00 点滴に抗生剤をプラスする。

 

14:00 看護師さんと10階の手術室へ移動。本格的な手術室だったのでちょっとビビる。

 

 

狭い手術台の上で心電図やバイタルなど身体にセットされて、顔には口の部分だけを開けた布をかぶせられた。手術室特有の機器のピッピッという音が鳴り続けている。

 

 

驚いたことに外来の先生方が全員手術室に居て、ベテラン医師が執刀。「消毒しますよ」「麻酔しますよ」「麻酔効いてるか確かめますよ」…「ちょっと気持ちわるいですよ」と力が入ってアッと言う間に抜歯完了。その後縫う糸が見えた。

 

 

終了後、3人の先生方が順番に「予定通り!」「予定通り!」「予定通り!」と声かけをしていた。

 

 

執刀医は「よく頑張ったね」と私の肩を叩いてねぎらってくれた。歯に麻酔をしてから10分も経っていなかったと思うが、びっくりするほどの早業だった。

 

 

止血ガーゼをしっかり噛みながら車いすに乗せられて看護師さんが病室まで送ってくれた。手術室の雰囲気だけでかなり緊張したが、血圧はそんなに上がらず140くらいだったそうだ。

 

 

15年前に同じ病院で白内障の手術を受けたが、あの時は血圧が180くらいまで上がった。あの手術は本当に怖かった。

 

 

14:30 病室で安静にする。痛みはあるものの意外に本に集中できた。

 

ピーター・トレメイン「修道女フィデルマシリーズ」の短編集の半分に切った後半を持参していた。ヒロインの観察力や洞察力にはつくづく感心させられる。

 

 

 

17:00 (執刀医ではないが)主治医である若い先生と看護師が病室に様子を見に来た。「夕食を食べた後は気を付けてしっかり歯を磨きなさい」という指示。

 

 

18:00 夕食右下矢印麻酔が切れかけてきて食欲は無いが、お粥を半分と卵焼きとめちゃくちゃ柔らかいつくねを食べた。右側のトレイのミカンや白菜はパス。

 

 

 

食後の歯磨きはこわごわで大変だった!まだ痛みもあるし出血もしているのに…。

 

 

19:30 本日の点滴は終了。明日の点滴に備えて針は腕に刺されたまま。しかし両手を使えるようになったので、パジャマに着替えてお休みモードに突入。テレビも無いしまた本を読む。

 

 

 

麻酔が切れてどんどん痛みが増していく。口を漱ぐと出血もするので、与えられたガーゼを畳んで傷口にあててしっかり噛むこと30分。

 

 

21:00 2回目の止血ガーゼの様子を看護師が見て「大丈夫そうですね」とのことなので、安心して寝る準備に入った。

 

 

21:30 早寝して休養を取った方ががいいとは思ったが、あまりに早朝に目が覚めるのも困る。半錠の入眠剤を服用して本を読み始めた。

 

 

入眠剤もすぐには効かなくて、本も面白くて意外に読み進んだ。たぶん22:30頃には眠ったようだ。

 

 

夜中に数回目が覚めてトイレにも行ったが、入眠剤のおかげですぐに眠りに戻れて、6時20分に目覚めた。

 

 

≪入院2日目≫に続く

 

 

入院生活について一気に記録しておくつもりだったが、集中力を欠いていて、今日はこれまで。