朝からカラスがやたらうるさく鳴いていた。
子育ての時期は、まだ下手な鳴き方をする子カラスとそれを応援している親カラスの声が交互に聞こえる。毎日聞いているとその鳴き声で成長ぶりがわかるのだ。でも今はそんな時期ではない。
しかし、今日の鳴き方は子カラスではなさそうで、途切れることなくずいぶんけたたましかった。「何なんやろ?」と思っていたらそのうちピタリと鳴き止んで静かになった。
神社に居たダンナが戻ってきて、一枚の写真を見せてくれた
首が挟まって動けなくなっていたカラス珍しくダンナが写真に納めていた。
ダンナは「この玉垣の上を止まり木のつもりで乗ったものの足を滑らせたんやないかなぁ」「このカラスの上の方の木に何羽かのカラスがおって、そいつらがガーガーとわめいとった」と。
そして、「熊手で持ち上げて逃がしてやったら飛んで行ったけど、しばらく近くの木の上でじっとしとったわ」「疲れすぎて飛ぶ元気もなかったんやろ」「ワシが見つけへんかったら死んどったかもしれん」とも。
仲間のカラスがガーガーと「助けたってくれ!」と叫んでいたというのが、なかなかの感動の話。
私は、いずれ【カラスの恩返し】をしてくれるのではないかと密かに期待している。
そんなことがあった日曜日の今日、昨日は雨でできなかった週一回の神社お参りをした。三つのお社を参拝してから、お地蔵様の前で読経するというルーティーン。
蒸し暑い中、境内を歩きながら今日の風景を写真に撮った。
社はお稲荷さん。白い花はヤマボウシ。花が咲きすぎて枝が折れてしまったらしい。
満開だったアジサイもどんどん色褪せて
アメリカフヨウ(芙蓉)大きいモノは直径20㎝近くになるらしい。昼間は大きく花を咲かせて夕方になると萎む。
私の手の平サイズだ
【日の丸】という名のムクゲの一種。
フツーのアジサイと古墳の名残りの岩々
ダンナはどの季節にも何らかの花が咲くように考えて植えているらしい。最近は「花を楽しみながら散歩させてもらっています」と近隣の人に声をかけられることが増えたと、ダンナはまんざらでもない様子。「挿し木にしたいから」とアジサイを持って帰った人は、お礼にと高級食パンを下さった。
遠慮しながら花泥棒されてるブロ友さんに好きなだけ持って帰ってもらいたいのだが、関東はあまりにも遠すぎる!
ダンナは、まだ新種のアジサイを取り寄せているようで、仮植え場所に咲いているこのアジサイは【ハイドランジア マジカルシリーズ】という名札が付いていた。どう変化するのか楽しみだ。
ダンナが神社で毎日作業をしているので、我々が時空を共にすることが少なくてありがたい。
1500坪(境内)に2人なので密にもならず、「ウィズコロナ」も「ウィズダンナ」もストレスが少なくて済んでいる。