ドライブの日 | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

姫路城行きから二日おいて幼なじみとドライブに行った。


テーマは「春を探す」チューリップ赤この日も晴れた晴れまずは近くですでに咲いている桜を見た桜


そして「どこへ行こう」ということになり、一度見てみたいと思っていた近江商人屋敷のお雛様を見に行くことにした。


五個荘町が琵琶湖の西側のどこかにあるものとおしゃべりしながら車を走らせていたものの車「この辺で五個荘町なんて見たことがなかったなあはてなマーク」とコンビニで停車。ナビでチェックしたら、なんと琵琶湖の東側にある東近江市だったあせる


滋賀県に住むこと60年と55年の二人がこんなことも知らなかったのだ叫び


Uターンして琵琶湖大橋を渡って東湖岸へ。


途中まずは腹ごしらえと隠れ家的な和食の店でランチ。ここは“拓郎ファン”の友人が一度連れて行ってくれたところだ。落ち着いた雰囲気の店なのでついつい長居をして気がついたら2時半!!


目的地に着いたらすでに3時半。開館時間はどの屋敷も4時半まで。悩んだ末、今回は一番大きい屋敷だけを見ることにした。


私は昔の家が大好きで、旅行へ行くと必ずその地方の武家や商人の「○○家」や「△△家」を探して見て周る。


今回見たのは明治の豪商のお屋敷なのだが、昭和の時代まで使用されていた道具も展示されていた。


次々と懐かしい道具(旧式電気コタツや毛糸編み機等々)を見つけてはノスタルジックな思いにひたっていた。


なかなか見ごたえがあるので、今回見られなかった他のお屋敷は来年の3月に訪れることにした。


その後、琵琶湖に映る夕日が絶景のスポットを目指して走ったのだが、あいにくの道路渋滞で間に合わなかった。それでもきれいな夕焼け色が山の稜線をくっきり際立たせてとてもきれいだった。


それから南に向かって湖周道路を走り、行列の出来るレストランでバイキングの夕食を楽しんだ。


彼女は幼稚園から中学校までの同級生。嫁ぎ先が同じ市だったので、子供の小さい頃はお互いの家を行き来していた。また、誕生日が一週間違いなので、毎年誕生日には電話で話したり、時には二人でレストランでお誕生日会をしたケーキ


彼女は去年6月に62歳のご主人をガンで亡くした。ガンと診断されてから2年だった。彼女の車は「還暦車」と名づけた赤い車。生前ご主人の還暦の時に買ったものだそうだ。


喋り続けのドライブ中、亡くなったご主人の話をいろいろ聴かせてもらった。


「主人が機嫌よくしていることが私にとって楽になることだったから、主人の嫌がることは一切しないようにしていた」「家族以外の人と泊りがけで旅行をしたことがない」「主人は外食が嫌いだから遅くなっても家で食事をした」「帰りが夜中の2時でも待っていて一緒に食事をした」等々…。


彼女の言葉に私の胸は痛んだ汗


「ようやったなあ。でも私にはできひんこと。それができたらウチのダンナとも平和に暮らせたんやろなあ。ダンナも私みたいな嫁サンもろてお気の毒ドクロ