- 著者: 菊地 秀行
- タイトル: 魔界医師メフィスト―怪屋敷
最初にこの作家の本を読もうとしたとき、かなりの苦痛を感じました。
ものすごく、こう、クセのある文体なんですよ。
今ではそのクセのとりこですが、慣れないうちはつらかったなあ・・・(遠い目)
読むのが苦痛なほどのクセ(食べ物で言うならゴーヤくらいのクセ。ちなみにゴーヤ大好物。ゴーヤくらいクセは強いが、ゴーヤのように健康的ではない。むしろかなり不健康)なのに歯を食いしばり自らを鼓舞してまで読み進めたのは、その物語の舞台と登場人物のつきぬけた魅力のためでした。
舞台・・・魔界都市「新宿」
登場人物・・・魔界医師メフィスト・せんべいやの主人・魔導師・etc
もうね、こうして並べただけでほのかに漂ってくるものがあるでしょう?
ほのかにってゆうか・・・激臭?
食べ物にたとえると・・って、もうやめときます。なんで食べ物にたとえる必要があるんだ。責任者でてこい。
魔界医師に見つめられると電柱も頬を染め、月は恥ずかしがります。
イロイロ言いたいことはありますが、もうこの事実だけで納得するしかないではないですか。